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2006年2月27日 (月)

エチオピアで井戸を掘る

「エチオピアで井戸を掘る」(諸石和生著、草思社)を読みました。

1982年から86年までエチオピアに青年海外協力隊として派遣され、地下水開発(井戸堀り)をしていた著者のノンフィクションです。派遣先の地下水開発公社の職員と一緒になって様々な困難(足りない資機材、厳しい自然環境や衛生状況)に直面しつつ井戸を掘削していく、援助の最前線の様子が描かれています。

私は、情けないことながら協力隊やプロジェクトオフィスへの勤務といったフィールドレベルでの経験がほとんどありません。この本では現場との乖離が著しい日本大使館の書記官や、短期の日程でしか現場を訪れないために適切なカウンターパートの選定もできない日本からの調査団の姿が描かれていますが、きっとこうした愚を自分も犯しているに違いありません。

「現場に神宿る」ということを再認識するとともに、現場のニーズと同時にODAの外交的・政治的な要求も満たす援助システムはどのようなものであるべきか、考えさせられた本でした。

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