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2006年3月

2006年3月30日 (木)

シンゲッティー

自分の馬は休養中で出走せず、今年の出資馬も決めてしまったので、出資会員としては手持ち無沙汰な日々を送っていますが、ユニオンの会員専用ページに募集馬の近況写真がアップされましたので印象でも書いてみます。

自分の出資馬を除いた中で「おっ」と思ったのはP41のシンゲッティー(父デザートストーリー、母セリーズエレガンテ)です。募集時の写真や昨年秋の写真ではゴツゴツと骨ばっていて、あまりバランスもよくない印象がありましたが、今回の写真では筋肉がついてきたのか体の線が丸くなり、もともと皮膚が薄いこともあって走りそうに見えます。

担当スタッフは「ほんと良い体に成長しています。ただ大きいだけじゃなく、バランスも良いですし」とコメントしているそうですが、どの程度活躍しますでしょうか。

ちなみにシンゲッティー(モーリタニアの街)という名前は父からの連想だそうですが、なかなかいい名前ですね。砂漠地域の世界遺産はいろいろありますが、モーリタニアとは渋い。

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2006年3月29日 (水)

スト終わる

フランスの初期雇用制度(CPE)に反対する組合の36時間ストが終わりました。地下鉄、バスや空港の管制もストをするということで自分の通勤やら日本からの出張者の受け入れやら、どうなることかと思いましたが、地下鉄は通常の半分程度が運休した程度で済み、フライトも無事着いたようで大きな混乱はありませんでした。

しかし、日本の通勤電車がストで半分になったらものすごいことになると思うのですが(想像したくありません)、パリの場合、「普段より混んでるな」ぐらいにしかならないのは不思議というほかありません。みんな休んでしまうのだろうか・・・。

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2006年3月27日 (月)

ドバイ国際競走

ハーツクライがやってくれましたね。クラシックディスタンスでのG1勝利は実に嬉しいニュースです。

ルメール騎手によれば「今のこの馬なら世界のどこに行っても勝負になる」、橋口調教師も「ぜひ、キングジョージに行きたい」とのこと。

ドバイのG1はいかにレベルが高いといっても欧州馬にとってはまだシーズン入り前の1戦。本当の勝負は初夏のキングジョージ、秋の凱旋門賞です。ハーツクライならやってくれそうで、今年の欧州戦線は例年以上に楽しみになってきました。

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2006年3月26日 (日)

言語の重要性

シラク大統領がEU首脳会議に出席中、出席者のフランス人の一人が英語を話したことに衝撃を受けて議場から出てしまったというニュースがありました。

これだけ読むとフランスはエキセントリックな国という印象を受けますが、背景には、フランス語は20世紀初頭まで欧州外交の場の共通語であったこと(英文の条約が正本として認められるようになったのは1919年のヴェルサイユ条約が最初)、フランスはフランス語の普及を通じて自国の影響力を拡大しようとする大方針を有していることがあります。このため、フランスの公務員は国際会議の場でフランス語を話すことを定めた法律があるほどです(こちらの記事のP.17「国際会議と英語VS仏語)。

当たり前のことですが言葉は重要です。国際会議に出席するたび、滔々と英語、フランス語で自説を展開している英語圏、フランス語圏の出席者をみると日本人であることのディスアドバンテージを感じます。もっとも、語学に関するお前の精進が足りないのだ、と言われてしまえばそれまでなのですが。

しかしこれだけ世界がボーダーレスになると、普段外国語に触れる環境にない人でも突然国際会議に出席する機会も増えてきます。国連など国際機関に対する日本の分担金見直しの議論がおきていますが、「分担金は今のままで良い。そのかわり日本語を公用語にするか、それが無理であれば分担金の一部は日本語の同時通訳、文書の翻訳費用にあててほしい」として、交渉などの場で語学によるディスアドバンテージをミニマムにするのも一案なのではないかと思います。

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2006年3月25日 (土)

ジャック・カニャ

サンジェルマンデプレの近くにジャック・カニャという星付きのレストランがあります。

パリに来てなんでもかんでもうまいうまいと食べてますが、ここの料理を食べたあとは、しばらく何を食べてもかすんでしまうほど、料理が素晴らしいレストランです。厨房には日本人のシェフもおり、先日知人が行った際には色々と料理の解説をしてくれたそうですので私のようにフランス語が苦手な人でも窮屈な思いをすることはありません。

お値段的になんども行けるわけではありませんが、私の蒙を啓いてくれたレストランとして、もう一度行ってみたい場所です。

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2006年3月23日 (木)

ジャカルタMRT

ジャカルタの地下鉄(一部高架)への借款が、インドネシア側が日本へのタイド(ひもつき)という条件に難色を示し見送られることになったそうです。(河北新報のこちらの記事

タイド性円借款(STEPと呼ばれます)の条件は金利0.4%、返済期間は40年(うち据え置き10年)と通常のアンタイドの借款に比べて有利なものになっており、条件だけみれば世界でも例をみない「お借り得」な融資です(詳細はこちら)。

ジャカルタのMRT(大量高速輸送システム)の整備は10年以上も前から言われている重要な課題でそれに支援できないというのは残念ですが、日本の支援のかわりにどのような資金ソースを活用するのか、興味のあるところです。

ちなみにジャカルタというと特にお祈りのある金曜午後の渋滞がひどく、以前タクシーに乗っている途中でオシッコにいきたくなって死にそうになりました。

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2006年3月22日 (水)

募集馬の選定プロセス

ラフィアンの社長が岡田繁幸氏から息子さんの岡田紘和氏にかわったというお知らせが届きました。

会員としては繁幸氏が今後のクラブ運営、とくに募集馬の選定にかかわっていくのかが気になるところですが、その点についてはお知らせでは触れられていません。

ラフィアンの魅力は、繁幸氏の相馬眼と募集馬選定の努力にあります。スタッフが日高で生まれた子馬の写真を1500枚以上とりにいき、そこからよさそうな馬をピックアップ、実際に繁幸氏が現場でみてお眼鏡にかなったものだけが募集馬に入れられるという仕組みです。さらに国内、海外のセリ市にも出かけてよい馬を探してくるわけですから、これにかかる取引コストは膨大です。そのコストも含めても「ラフィアンの馬は安い」と言われているわけですから、会員としては大変ありがたいことです。

また、ラフィアンは上記の選定プロセスを明らかにした上で、募集カタログやビデオ、展示会でもどういう観点でチェックして募集馬にラインアップされたかを説明しています。「セリでどうしてもほしいと思った。競っていたら高くなってしまった」、「生産者がどうしてもセリに出すというので、その場で全額払うからといって売ってもらった」等のエピソードを聞くのは出資の際に大変参考になります。その馬を繁幸氏が評価し、また他の人の評価も高いことがわかるからです。

他方、ユニオンの場合、その募集馬がなぜラインアップされているのかについては、あまり明らかではありません。選定委員会が設置されており、ここで募集馬の選定を行っているということですが、ここで行われているスクリーニングの基準や各馬のどういう点が優れていて募集馬に入ったのかを明らかにすれば、「売れ残りをクラブに出している」などといわれることもなくなると思うのですが。ユニオンは基本的には各牧場で生産した馬をラインアップするという点でラフィアンのような募集馬を集める取引コストは払っていないわけですから、選定委員会の基準・内容の公開については、出資者が安心して出資できるようにするためにより一層重要なのではないでしょうか。

いずれにしましても、ラフィアンには社長が変わっても上記の選定プロセスによる質の高い募集馬のラインアップとその経緯の解説をお願いしたいと思います。

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2006年3月21日 (火)

農村給水

20日付けの毎日新聞に日本が協力したモロッコの農村給水プロジェクトに関する記事が掲載されていました。

村には小さな小学校がある。水がくる前は日中の水運びは子供たちの仕事だった。往復5時間かかることもあり、そのために学校は休みがちとなった。学校を訪れると、狭い教室は約20人の子供たちでいっぱいだった。もう休む子はいないという。ドーニャちゃん(11)は「前は水くみに時間がかかって大変だった。でも、水がきてからは顔や手を洗うようになり衛生的になった。村全体もきれいになった」と話した。

モロッコには2回行っただけですが、いずれも乾季でしたので街を離れると茶色い土地が広がっていました。日本は降水量が多いですし上水道が整備されていますのでつい水のありがたさを忘れてしまいますが、上記のような記事を読むと水がないということがいかに大変かということがわかります。

サヘル地域のある国では、保健分野の協力隊員が子ども達に食事の前には手を洗うように言っても、家で子ども達が水で手を洗うと親から「水がもったいない」と言って怒られるのでなかなか手洗いが普及しないという話を聞きました。これなど、衛生観念がないというよりいかに水が貴重かの裏返しで、半砂漠地域での水の確保は喫緊の課題です。

最近フランスのVolvicはUnicefと協賛して「Volvic1リットルごとに10リットルの飲み水を途上国に」というキャンペーンをやっています。Volvicのような有名企業がこうしたキャンペーンを行うと資金的にも市民の関心を高める点でも大変効果的と思われ、日本でもこうした動きが出てくればいいですね。Volvicは日本でも人気ですし、どうでしょう > キリンビバレッジ様。

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2006年3月19日 (日)

グロリーゲイン近況写真

0002 サンベルナールに続き、グロリーゲイン(父タマモクロス、母マキハタグロリー)の近況写真です。

タマモクロス産駒らしく細身で、仕上がりが早そうです。兄姉の成績をみてもダートでいいという感じはしませんので、このまま順調に調教を積んで夏・秋の芝のレースがあるうちにデビューしてほしいものです。

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2006年3月18日 (土)

ドーピング【アメリカ賞】

先日ヴァンセンヌ競馬場で行われたアメリカ賞の勝ち馬がドーピング検査の結果、失格になったそうです。詳細に調査した結果、レース前に投与したビタミン剤(ビタミンC)に禁止薬物が含まれていたそうで、故意でないことは認められたものの、失格という結論にかわりはなく、関係者は当該ビタミン剤の製造会社に賠償請求を出しているそうです。

ただのビタミン剤のはずが禁止薬物だったとなれば関係者の無念は察するにあまりあります。これに関連して検索したところ、もともとドーピングとは当初は競走馬や競争犬で問題になっていたそうです。

ちなみに私は高校時代、コーヒーを飲むと持久力が増すということをNHKのさるテレビ番組でみて1500m走の前にコーヒーを飲んでいましたが、当時の基準では立派なドーピングでした。最近では、カフェインは禁止薬物からは除外されたそうで、今ならドーピングにはならない由です。

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2006年3月17日 (金)

サンベルナールの近況写真

0004ユニオンからサンベルナール(父バブルガムフェロー、母フィアクリス)の近況写真が届きました。

全体としてどっしりとしてきた印象ですが無駄な脂肪はついておらず、順調に調教を積みながら成長している様子がうかがえます。毛艶もいいですね。募集時の印象とはかなりかわってきており、期待しています。

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2006年3月16日 (木)

シトロエンC3プルリエル

Top_p01 あまり車に関心があるほうではないのですが、街でシトロエンC3プルリエルをみかけるとつい目で追ってしまいます。

まだ寒いですが、天気の良い日に屋根をあけたり、あるいは完全にオープンカー状態にして走っているのをみると実に気持ち良さそうです。4人乗りというところもいいです。

不思議なのは、どうやってオープンカー状態にするのかです。街で駐車しているのをしげしげと眺めるのですが、どのような仕組みでスタイル変更が可能になっているのかよくわかりません。

一度乗ってみたいのですが、さすがにC3プルリエルのタクシーは走っていないですし、レンタカーするか、誰かもっている人と知り合いになるしかなさそうです。ちなみに値段は日本で買うと300万円ということらしいので、自分で持つという選択肢はありません。オープンカーという柄でもないですし。

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2006年3月14日 (火)

汚職条項

日曜日の日本経済新聞に、「日本の援助、「汚職禁止」にトルコ猛反発」という記事がありました。

この記事中にある汚職条項とは、1996年にOECD DACハイレベル会合で採択された援助関連文書への汚職防止条項の導入にかかる勧告に従って入れられているものだと思います(こちらの「ODA事業の適正な実施の確保」の項参照)。

DACの勧告ですから、日本のみならず他国も同様の条項を入れているはずなのですが、日本がトルコに対して礼を失しているとトルコ議会で捉えられてしまったのは残念です。他の国はどうしているのでしょう。

ちなみに各国の汚職の状況をウォッチしているNGO、Transparency Internationalでは毎年「腐敗認識指数」というものを発表しています。これの2005年版によれば世界で汚職がもっとも少ないと認識されているのはアイスランド、もっとも深刻なのはバングラデシュとチャド、日本21位、トルコ65位だそうです。

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2006年3月13日 (月)

ダイワパッション勝つ

Pp09マイネルヴルメリオの姉、ダイワパッション(父フォーティナイナー)がフェアリーSに続きフィリーズレヴューも制して重賞2連勝で桜花賞の最有力馬にまでなってきました。兄姉馬の活躍は素直にうれしいものです。どこかのクラブと違い、ラフィアンでは兄弟に重賞勝ち馬がいる馬に出資するチャンスはそうあることではありません。

06020415_1上が姉、ダイワパッション。下がマイネルヴルメリオ。馬体が似ていればなお期待が高まろうというものですが、どうでしょう。父も性も仕上がり状態も違うにしては、似ているような、似ていないような。

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2006年3月12日 (日)

育成場の違い

ユニオンの場合、各牧場・入厩予定先に応じて様々な育成場で行われます。

これらを比較してみると、馬の育成には様々なスタイルがあるということがうかがえます。例えばグロリーゲイン(マキハタグロリーの04)が育成をしている賀張共同育成センターでは、ダク2000m、キャンター3200mが基本メニューのようで、休養中の古馬もこれと同じメニューで調整することが多いようです。

他方、岡田牧場の馬が使用する目名共同トレセンでは、ダク、キャンターのほか週に1度キャンター600m×8本のレペティションを取り入れています。何m×何本というのは、人間のトレーニング表のようですが、同様のレペティション効果を期待してのものでしょう。14、5年前、ラフィアンのBRFでも真歌の坂路が900mだったころは、900m×3本というメニューで調教していました。

サンベルナール(フィアクリスの04)は吉澤ステーブルで調教されおり、僚馬とともにBTCの坂路でキャンターを基本に、週1度は速いペース(1F16秒)での調教を行っています。今後、徐々に週1度のスピード調教のペースを上げていくわけですが、いわばトレセン型の調教スタイルでしょうか。

こうしたトレーニングメニューの違いの背景には、個々の育成場のこれまでの経験や理論的なバックグラウンドがあるはずで、ユニオンの会報の育成場訪問のコーナーなどでこうした考え方を知るというのも一口出資会員の楽しみであったりします。

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2006年3月11日 (土)

情報セキュリティ

読売新聞に「私物パソコン私用禁止 各省庁、情報流出対策急ぐ」という記事がありました。

政府は、平成12年に情報セキュリティポリシーに関するガイドラインを制定しています。当時、このガイドラインの策定を受けて同僚の「こんな面倒なもの作って」という怨嗟の声を浴びながら所属組織のポリシー策定に関わったものとしては、「えーっ、やってなかったのですか」という思いです。

まあ、当時やっていたおかげで今のところ問題になっていないので、いいんですけど。

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2006年3月10日 (金)

metro, boulot, dodo

ブラピとアンジェリーナ・ジョリーがうちの近所(といってもかなり遠いですが)に住んでいるらしいです。こういうところは、さすがパリという感じです。生活レベルは全然違いますけど。

ここにいると、「この前、誰々をどこどこでみかけた」という話をよく聞きますが、私は不思議と出会ったことがありません。

北里柴三郎は、ベルリン留学後1年たっても下宿と大学の研究室の間の道しか知らなかったらしいですが、言われてみると私も職場と家を往復しているだけです(こういうのをフランス語では、metro, boulot, dodo(メトロに乗って仕事して寝るだけ)といいます)。これでは、セレブを見かける機会もないはずです。

世界のトップスターが住みたいと思うところなのだから、もっとパリを楽しんだほうがいいのでしょうけど、貧乏性というかなんというか。人間そんなに急に変われません。

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2006年3月 9日 (木)

グロリーゲイン

ユニオンのマキハタグロリーの04(父タマモクロス)の名前が「グロリーゲイン」に決まったようです。

この馬は姉がグロリーレイ、グロリーアイ、叔父がグロリークロスですから、このファミリーにとってグロリーはほとんど冠号みたいなものですね。

そう思ってグロリーを馬名検索すると、グロリーシャルマンとか、グロリーナムラとか、グロリーサクラ(サンエイサンキューの母)とか、結構いますね。グロリー一家。18頭いて5頭勝ちあがり。勝ち上がり率28%。って全然意味ないですね。

ちなみに私が応募した名前は、またしても落選でした。

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2006年3月 8日 (水)

その時歴史が動いた(北里柴三郎)

先日、「その時歴史が動いた 伝染病から日本を守れ!~細菌学者 北里柴三郎の闘い~」を見ました。あまりに面白かったので、再放送も見てしまいました。

興味深かったのは、留学先のドイツで成功し、恩師のコッホ博士や他大学の誘いを断って日本に帰国、伝染病対策に奔走するところです。当時の日本でブレインドレインの問題が発生しなかったのはなぜなのでしょうか。

また、コレラの流行を抑えるため、上下水道の整備の必要性を100年以上も前に熱心に説き、最終的に政府を動かしたという点は、まさに今のミレニアム開発目標の推進と同じで、こういう先達が100年前に日本にいたことは感動を覚えます。

さらに、香港からの外務公電で「ペスト発生」の報が伝わった際に、国内の対策を速やかにとった当時の日本政府の対応も大変印象深かったです。開国30年あまりで既に海外からの情報を適切に分析し、対処する官僚組織がきちんと出来上がっていたというのは、今の途上国のガバナンスやキャパシティビルディングの問題に照らしてみると驚異的なことのように思えます。

いやあ、ひさびさにいいものをみました。再放送があったらまた見てしまいそうです。

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2006年3月 7日 (火)

水族館先進国

朝日新聞に「お掃除ロボ、巨大水槽を泳ぐ」という記事が載っていました。すごいですね。

ある方から聞いたのですが、日本の水族館技術は世界のトップクラスだそうです。

フランスには「欧州最大規模」という触れ込みのNAUSICCAという水族館(海洋博物館)があるのですが、すみません、率直に申し上げて、日本でこの規模の水族館なら各地方に一つはあるのではないかと思いました。

2006nice_059 また、モナコにも「地球の歩き方」で三ツ星がついている水族館があるのですが、規模はさほど大きくなかったです(ただし、展示方法は凝っていて、なかなか面白かったです)。

ということで、実は日本は水族館好きの人にはたまらない国のようです。

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2006年3月 6日 (月)

BRF生産馬について

10年程前になりますが、ある人から「ラフィアンで走る馬をもつには、自家生産馬を外して選んだほうがよい」というアドバイスをもらったことがあります。

これは、自家生産馬は選定対象の母数が限られている一方、他の牧場からの購入馬についてはスタッフが日高中を走ってチェックする1500頭以上の馬から選定されることを考えれば、十分頷ける考え方です。

他方、生産牧場としてのビッグレッドファームもこの10年間で相当変化してきているように思います。馬の生産にとって放牧地の広さ、従業員の質、牝系が重要ということですが、ビッグレッドファームはコスモビューファームやビッグレッドファーム明和を購入するなど規模が拡大されており、会報でも広い放牧地の確保に努力していること、スタッフが揃ってきたこと、当歳から手をかけて育てていること、国内外で繁殖牝馬を購入していること等が触れられています。

そこで過去5年間のラフィアン所属馬の勝ち上がり率と、このうちBRF生産馬、CVF生産馬の勝ち上がり率をnetkeibaのデータベースで調べてみました。添付のファイル「brf.xls」をダウンロード がその結果なのですが、これをみると、

  • 現3歳、現4歳では、ラフィアン全体の数字をBRF、CVF生産馬の数字を上回っている。
  • 特に3歳世代では、全体の出足が遅い中でBRF生産馬が好調。
  • CVF生産馬は現6歳世代以降、勝ち上がり率が7割を超えており、コンスタントな成績を残している。

ことがわかります。

現3歳、4歳の成績がよいのは、種牡馬マイネルラヴの影響が大きいのかと思いましたが、その他の種牡馬の産駒も順当に勝っており、ラヴが決定的な要因ということではないようです。

こうしたことから考えると、冒頭のアドバイスはもはやあてはまらず、これからは生産牧場としてステップアップしてきたBRF、CVFの生産馬からチョイスすることが成功の近道なのかもしれません。

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2006年3月 4日 (土)

マイネルスケルツィ

評判馬のマイネルスケルツィが黄菊賞を勝って2勝目を挙げましたね。

マイネルスケルツィは、4代母がフェアリーブリッジという世界の名牝系の出で、ヌレイエフ、サドラーズウェルズらが並ぶブラックタイプは圧巻です。こういう牝系は母、祖母あたりから走る馬が出ていなくてもボコッと走る馬を出す、ということをどこかで読んだのですが、スケルツィもそうした馬なのでしょうか。

今年の募集馬で同様の印象をもったのはクリスチャンネームの04(マイネルパトリック)です。曾祖母リプロカラーの系統からはカラースピン、その子オペラハウスらが出ていて、マイネルスケルツィほどではありませんが、太字だらけのブラックタイプです。近況もよいようですし、出資馬ではありませんが活躍を期待しています。

こうして比べてみると、我が出資馬マイネルレモリーノのブラックタイプは、ストームキャットやアンブライドルズソングといった父が配合されている血統表に比べて地味だなあ・・・。

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2006年3月 3日 (金)

週刊現代への外務省の反論

外務省のHPに「わが国のインドネシア向け津波被災支援について(一部報道における事実誤認)」とこれに関連する「一部報道に関する抗議」が掲載されています。日本国際協力システム(JICS)のHPにも同様の内容があります。

報道に対して省のホームページ上で反論するのは、長良川河口堰に関する朝日新聞と国土交通省の公開書簡が有名ですが(思わず読み入ってしまいます)、外務省がODA関連でこのような反論をHP上でするのはこれまでなかったように思います。

もともとの「週刊現代」の記事を読んでいないのですが、上記HPの内容をみていると資金使途が不明であることや架空契約、実際の機材が届いていないといった点が記事では指摘されているようです。

一般論ですが、援助資金の資金使途管理や契約内容については、証憑書類を必ず取り寄せ、相手国の監査機関による監査を受けるなど、このあたりは相当しっかりやっているはずです。入札等の手続き面のdue processも同様です。なので、外務省も「事実誤認」として堂々と反論しているものとみました。

長良川河口堰の書簡のやりとりは長く続きましたが、週刊現代側からの反論はどのようなものになるのでしょうか。

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2006年3月 2日 (木)

スペイン国境の馬

2005_029 3月に入りましたが、パリは今日も日中雪がちらつくなど、まだ寒い日が続いています。もっとも今週末からは少し気温もあがるそうで、早く春が訪れてほしいものです。部屋の中に閉じこもっているのはそろそろ飽きました。

写真は昨年の夏、ラ・リューヌ鉄道に乗ってフランスとスペイン国境の山に登ったときのものです。なぜか山頂にたくさん馬が放牧されていて、観光客に愛想を振りまいていました。

ポニーといっていいほどの小さい馬でしたが、ピレネーの別の山に行ったときもやはり放牧されていて、どういう用途で飼育されているのか、誰か知っている方がおられたらぜひ教えてください。

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2006年3月 1日 (水)

スリにご注意

世間ではパリコレらしいですが、わずかにテュイルリー公園の特設テントを眺める程度で、華やかさとは無縁の日々を送っております。

さてパリといえば地下鉄のスリが有名で、ホームにいると日本語でスリに注意するようアナウンスが流れるほどです。「まさか自分に限って」と私も思っていたのですが、最近身近な知り合いの被害が相次いでおり、いつかは自分の番と思うようになってきました。

手口は、グイグイ押してきて「なんだなんだ」と思っているうちにポケットに手を突っ込んでくるというスリとも呼べない荒っぽいものから、コートを着ているのにズボンのポッケからいつの間にかなくなっているという高度なものまで様々です。さらに複数の被害者の人から「その日は、すごく疲れてたんだよね・・・」と聞くと、犯人は人の表情までみているのかと驚きます。

春休みで日本の人の姿も多くなってきたような気がしますが、皆様お気をつけ下さい。

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