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2006年3月26日 (日)

言語の重要性

シラク大統領がEU首脳会議に出席中、出席者のフランス人の一人が英語を話したことに衝撃を受けて議場から出てしまったというニュースがありました。

これだけ読むとフランスはエキセントリックな国という印象を受けますが、背景には、フランス語は20世紀初頭まで欧州外交の場の共通語であったこと(英文の条約が正本として認められるようになったのは1919年のヴェルサイユ条約が最初)、フランスはフランス語の普及を通じて自国の影響力を拡大しようとする大方針を有していることがあります。このため、フランスの公務員は国際会議の場でフランス語を話すことを定めた法律があるほどです(こちらの記事のP.17「国際会議と英語VS仏語)。

当たり前のことですが言葉は重要です。国際会議に出席するたび、滔々と英語、フランス語で自説を展開している英語圏、フランス語圏の出席者をみると日本人であることのディスアドバンテージを感じます。もっとも、語学に関するお前の精進が足りないのだ、と言われてしまえばそれまでなのですが。

しかしこれだけ世界がボーダーレスになると、普段外国語に触れる環境にない人でも突然国際会議に出席する機会も増えてきます。国連など国際機関に対する日本の分担金見直しの議論がおきていますが、「分担金は今のままで良い。そのかわり日本語を公用語にするか、それが無理であれば分担金の一部は日本語の同時通訳、文書の翻訳費用にあててほしい」として、交渉などの場で語学によるディスアドバンテージをミニマムにするのも一案なのではないかと思います。

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