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2006年4月21日 (金)

大宗を占める

よくみかける誤字に「太宗を占める」というのがあります(正しくは「大宗を占める」)。googleで検索すると正しい用法が約24,600件であるのに対して誤用は約11,100件と結構な数です。

太宗を辞書で広辞苑でひくと「中国の王朝で、その勲功や得行が太祖に次ぐ皇帝を称する廟号。」とあり、これを占める、というのは意味が通りません。が、MS-IMEの変換では「大宗」はでてこず、かわりに「太宗」がでてくるので、上記のような間違いが生じることになります。

つまらないことなのですが、これを見つけるたびに歴史の教科書に出てきた中国の皇帝の肖像画が頭に浮かんできて困ります。と同時に、「難しそうな表現を使おうとして馬脚を現している」という滑稽さも感じられる、味わい深い誤字です。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

何のことはなく単に、概ね(おおむね)や大層(たいそう)の変換ミスでしょうね。

投稿: 誤植 | 2011年5月10日 (火) 07時49分

大宗さん、はじめまして。
コメント頂きありがとうございました。

大宗が地名や人名だとは知りませんでした。
調べたら確かにそういうお名前の方はいらっしゃるのですね。

興味深いお話を教えていただきありがとうございました。

投稿: participant | 2011年2月19日 (土) 19時06分

始めまして,ここにたどり着きました。
(大宗)少ないですよね。
不思議に思い探してみました。
出所はやはり寺かもしれません。
私の地方は平家伝説のある山奥。
そこに(村の歴史)では大宗と言う地名があり
同じ名前の寺も存在。幕府の支配を受けるようになった300年ほど前から、寺の名前は変わりました。
大宗姓を名乗る家は、それまでは村を統治していたようですが。残らず焼き払われたと言う話です。
子孫は残りましたがなぜか、子孫繁栄はなく
少数民です。男の子が出来ても長男が結婚をしないか
もしくは子孫を残せない若さで他界しています。
そのため次男があとを継ぐ、今の時代も続いています。
県外に出た、大宗でも同じような状況で続いています。頭は良く、暮らしぶりは良いのですが子孫が増えない
不思議な家系です。
私の知る限り同じ出所みたいです。
又、近年の村町統合で地名から消えました。

投稿: 大宗 | 2011年2月13日 (日) 15時19分

Goさん、こんにちは。プロフィールをみて…というか、お名前を拝見してもしや、と思いました。Go Go Inseadが終了してしまってさびしく思っておりましたが、別のを立ち上げておられたのですね。

確かに、似たような時期に「大宗」のエントリが入ってますね!これにはびっくり。同じ文章をみてそう思った可能性は高いような。

Keep GOing!、これからちょくちょく寄らせて頂きます。今後とも宜しくお願いします。

投稿: participant | 2008年12月16日 (火) 23時22分

自分のコメントが一番上に来たことで、コメントの順番を全く逆に読んでいて、やり取りを理解できていなかったことに今気づきましたが、載せたのはウェブ上にある「大辞林 第二版」で、これだけだと正しいか分からないだけなのかもしれませんね。

投稿: GO | 2008年12月16日 (火) 03時19分

最近書かれた本の記事に引かれて、久しぶりに寄ってみました。

「大宗」が正しいので良いと思います。

ちなみに、同じようなタイミングで、全く同じような記事を書かれていることに驚きました。

もしかすると、同じ書類を読んで、同じ様に感じたのかもしれません。
(プロフィールを見て頂ければ、僕が誰だか分かって頂けると思います。)

たいそう 【大宗】
(1)物事のおおもと。根本。
(2)ある方面における権威者。
「日本画の―」「歌壇の―」

たいそう【太宗】
中国などで、太祖に次いで功績があった帝王の廟号(びようごう)。唐の李世民、元のオゴタイ汗、清の皇太極(ホンタイジ)などに贈られた。第二代皇帝の場合が多い。

投稿: GO | 2008年12月16日 (火) 03時10分

こんにちは。

確かに、国語辞典ではどれを見ても「おおもとの意」とは説明していませんね。これでは多くの人が疑問を抱くのも無理もありません。この意味での「太宗」は、今や完全に白書用語化している感があります。

なお、大漢和辞典(大修館書店)を引くと「太宗」と「大宗」では色々違いがあるものの、“事物の始め。原始”という意味は共通で、共に漢代の思想書『淮南子(えなんじ)』から用例が引かれています。ですから、「太宗を占める」が正しく「大宗を占める」は間違いと言ったら、それは嘘になると思います。

それはともかく、「太宗」であれ「大宗」であれ、こんな難解な言葉を使わずとも、もっと平明で誰にも解りやすい表現はいくらでもあるだろうに‥という気はしますね ( ^^

投稿: むじんくん | 2008年11月27日 (木) 11時14分

むじんくんさん、こんにちは。
漢字源でも「太」の字で熟語を調べてみたら「太宗」のところで中国の皇帝の意の他に、「=大宗」との記載が…。おお、なんてこった。

広辞苑では太宗=大宗との記載はなかったこと、また、実はまさに「なんとか白書」を出している役所で働いていた時に当時の上司から「太宗は間違い。正しくは大宗」と指導されたことから、長年そのように思いこんでいました。

もともとのエントリは2006年の4月ですが、2年半もの長きにあたり間違ったことを書いていたとはお恥ずかしい限りです。

ご指摘いただき、誠にありがとうございました。

投稿: participant | 2008年11月26日 (水) 23時58分

participantさん、こんにちは。
あれれ、漢和辞典で熟語を調べる時は先頭の字で引かないと‥ ( ^^;

「太宗」を引くと、“事物のおおもと”(新字源)などの説明が載っているはずです。したがって、「太宗を占める」は“基幹を成す”という意味になると思われます。国の環境白書やエネルギー白書などにも使われていますよ。

漢字源に掲載があるかどうか分かりませんが、一応調べてみてください。

投稿: むじんくん | 2008年11月25日 (火) 11時15分

むじんくんさん、こんにちは。
あ、あれ、私間違っていますか?だとしたら汗顔の至りなのですが。
あわてて漢和辞典(漢字源)を調べてみると「宗」の解説で「まとまった品物・物件などを数えることば。「一宗(一件)」「大宗(量の多い物件)」」とあるので、やはり正確には「大宗を占める」だと思うのですが…。
いずれにせよ、私に勉強が必要なのは間違いないので、頑張ります…。

投稿: participant | 2008年11月24日 (月) 21時59分


「難しそうな表現を使おうとして馬脚を現している」という滑稽さも感じられる、味わい深い誤字です。

え、滑稽な誤字ですと!? ・・・・・
そんな意地悪をおっしゃらずに、もう少し勉強してくださいな(笑

投稿: むじんくん | 2008年11月24日 (月) 15時50分

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