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2006年5月13日 (土)

世界遺産と地域開発

3月27日付けの記事ですからかなり前になりますが、毎日新聞の特集で「世界遺産からのSOS:危機遺産登録のおそれ ケルン大聖堂に続き、エルベ川も」というのを読みました。

読んでの感想は、「厳しいなあ」。エルベ川のケースはドレスデン市街を中心にエルベ川流域20kmが世界遺産に登録されているのですが、市街から3km離れたところに橋をかけることがまかりならない、とされています。

さらに厳しいのがバルトブルグ城のケースで、城から7km離れたところに風力発電を設置することが世界遺産の登録を取り消される可能性があると指摘されてます。

記事にはユネスコの姿勢について、「先進国で乱開発が止められなければ、発展途上国での開発防止も無理との発想」とあります。途上国の場合、歴史的建造物等を世界遺産登録することによって観光開発及びそれを通じた所得の向上を図りたいという思惑があります。そのためには、遺跡の修復・保全のみならず、道路や橋、電気など周辺にインフラを整備する必要がありますが、ドイツと同じ基準が当てはめられれば、そうした周辺インフラ整備は難しくなります。

人類が次の世代に残すべき世界遺産の保全と、その周辺に今生きている人・これから生まれる人の厚生の向上とのバランスをどうとっていくのか。ケースバイケースで検討していくほかないと思いますが、最終的には地域住民の意向を第一に考えつつ折り合いをつけていくのだろうと思います。

ちなみにエルベ川と同様、セーヌ川の両岸も世界遺産登録されています。セーヌ川河岸にはご存知エッフェル塔があるわけですが、もし当時世界遺産制度があったならエッフェル塔の建設により「危機遺産リスト掲載」もしくは「登録取り消し」は必至ですね。

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