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2006年6月

2006年6月30日 (金)

入門マイクロファイナンス

Photo マイクロファイナンスに関する日本語の本は、聞くところによれば3冊程度しか出ていないそうです。論文はもっとたくさんあるのでしょうが、意外なほど少ないですね。

「入門マイクロファイナンス-世界を貧困から救う、新しいビジネスモデル」(フェルダー直子著、森友環莉訳、ダイヤモンド社、1800円)は、そういう意味で貴重な本です。

内容は、外資系金融機関でアナリストや営業マネージャーをしていた筆者(現在はコンサルタント)がマイクロファイナンスというものに興味を持ち、そこから資料を集めて研究しはじめた経緯に沿って書かれているところもあり、マイクロファイナンスを全く知らない人でもすんなりと読めるようになっています。図解もわかりやすく、実際にマイクロファイナンス機関を訪れた際のレポートでは、マイクロファイナンス機関の窓口業務の模様や審査がどのようにして行われているのかが書かれており、具体的なイメージをもつことができます。

本書の新しいところは、もともとNGOや公的機関の支援を受けていたマイクロファイナンス機関が金融機関として成長し、実際に「投資」としてマイクロファイナンス機関に投資を行うファンドが出来つつある動きを紹介している点です。既に、一般の投資家が購入可能なマイクロファイナンス投資商品も9つあるそうです。

あえて注文をつけるとすれば、融資に焦点があたっており、マイクロファイナンス機関が提供している貯蓄、保険サービスなどの金融サービスの記述が少ない点、なぜかつて公的金融機関が行った低利優遇融資が失敗したのに対してマイクロファイナンスは成功したのかについての分析が少ない点などがあるのですが、入門書としては十分その役割を果たしていると思います。

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2006年6月28日 (水)

欧州投資銀行

EUの援助といえば無償(グラント)が中心ですが、有償資金協力を担う機関として欧州投資銀行(European Investment Bank 略称EIB)があります。

EIBは、欧州の統合を促す投資に融資をすることを目的とした銀行で、本来は欧州域内の業務が主体ですが、EUから指示(マンデート)を与えられた場合は域外への融資も行います。

特に欧州の対岸である地中海地域(中東・北アフリカ)、アフリカ地域においては近年マンデートに基づき、インフラ整備や民間セクター支援の分野で活動を活発化させています。欧州では、EIBをワシントンにある世銀に対抗できるような欧州の一大開発銀行にすべしとの意見も出されており、グラント主体であったEUの援助がEIBを活用することによってどのように変化していくのか興味深いところです。

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ユニオン2006年度募集馬

ラフィアンに続き、ユニオンのカタログも到着しました。

パッとみて目に付いたのは、牝馬ではタニノダーリン(父フジキセキ)、フューチャブリッジ(父アグネスデジタル)、牡馬ではフェイヴァーワン(父ラムタラ)、シンウインド(父タイキシャトル)の4頭です。

なかでもフェイヴァーワンは、新川調教師が「この馬でダービーを狙う」とおっしゃっているらしいですが、左前が外向気味にみえるのが気になるものの、皮膚が薄くバランスがとれている点がいいですね。父ラムタラの産駒成績がいまひとつなのは承知していますが、キングジョージ、凱旋門賞をじかに観戦した縁のある馬ですので一度は産駒をもってみたいと思っています。

またタニノダーリンは活躍馬の母、リーディング上位の父、黒光りするバランスのとれた馬体と良い点が揃っていて大変惹かれますね。

他方、出資するためには現役陣、とくに2歳勢の活躍が不可欠ですが、先陣を切って先週デビューした評判馬マイネルクルーガーはどうしたことか15着・・・。なかなかうまく行きませんね。初めてのレースでとまどったこともあると思いますので次に期待です。

【追記】
DVDもあわせてみると、マークリマニッシュ(父タイキシャトル)、カムコーダー(シンボリクリスエス)も見栄えがしますね。この2頭は比較的高い価格がつけられているのもなるほどという感じです。

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2006年6月27日 (火)

幸せを絵に描いたような

Ichikawasans_mariage_042 週末、結婚式に出席するために南仏に行ってきました。

式が行われた教会は新郎が生まれ育った村にあるのですが、小高い丘の上にある見晴らしのいい村で、村のあちこちに花が飾られ、とてもきれいなところでした。その村の教会から出てきて花びらをみんなからかけられる花嫁、花婿は本当に幸せそうでした。

Ichikawasans_mariage_082 結婚披露パーティは場所を移して浜辺のレストラン。夕日を背に波の音を聞きながらのオープンスペースの食事はすばらしく、「幸せを絵に描いたような」とはまさにこのことを言うのだなと感じ入りました。いつまでもお幸せに。

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2006年6月24日 (土)

ジェイドロバリー産駒はヤワか?

ラフィアンのゲイリーアジェンダの05の「配合と特徴」にこうあります。

父ジェイドロバリーはミスタープロスペクター系の筋肉を持ち、ダートコースを中心に一時期圧倒的な力を持っていました。短所を挙げるなら丈夫さに欠けている点で、故障なく走り続ける馬は少なかったように思います。

ジェイドロバリー産駒は丈夫ではない、というのがラフィアンの認識のようで、過去のジェイドロバリー産駒の募集馬でも同じことが繰り返しかかれています。

そこで、主な種牡馬の1頭あたりの平均出走数を調べてみました(データソースはnetkeiba)。

  出走頭数 出走回数 1頭あたり出走数
サンデーサイレンス 1,342 19,775 14.7
スターオブコジーン 219 2,895 13.2
アフリート 545 6,965 12.8
ブライアンズタイム 821 10,414 12.7
フォーティナイナー 350 4,227 12.1
エンドスウィープ 173 1,938 11.2
ジェイドロバリー 718 7,969 11.1
コマンダーインチーフ 597 6,625 11.1
サクラバクシンオー 527 5,835 11.1
ティンバーカントリー 360 3,692 10.3
アジュディケーティング 372 3,749 10.1
ダンスインザダーク 638 6,193 9.7
トウカイテイオー 339 3,287 9.7
オペラハウス 340 3,249 9.6
フジキセキ 652 6,211 9.5
バブルガムフェロー 394 3,492 8.9
フサイチコンコルド 306 2,645 8.6
エルコンドルパサー 271 1,964 7.2
スペシャルウィーク 281 2,025 7.2

これをみるとジェイドロバリー産駒の平均出走回数は11.1回で、殊更に回数が少ないわけではありません。もっとも競走馬がレースに出られなくなるのは故障のほかに能力不足や未勝利戦のあるうちに勝ちあがれなかったという理由もありますから、この値が丈夫さの指標として完全に適切なわけではありませんが、この数字からは故障がちということは心配しなくてもいいように思われます。

サンデーサイレンスは1頭あたりの平均出走回数でも1位。未勝利引退が少ないこともあるのでしょうが、丈夫ということも言えそうです。2位はスターオブコジーン。ラフィアンでスターオブコジーン産駒が活躍しているのはBRFの調教に耐える丈夫さもあるのかもしれませんね。

ちなみにエルコンドルパサーやスペシャルウィークの数値が低くなっていますが、これはまだ種牡馬生活が短く引退を迎えていない馬が多いためで、この値はこれからもっと伸びてくると思われます。

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2006年6月23日 (金)

マイクロフランチャイズ

先日、マイクロファイナンスを手がけるNGOのセミナーに参加したところ、そこに出席していたコンサルタントの方から「マイクロフランチャイズ」の話を聞きました。

マイクロファイナンスというのは、銀行などの金融サービスにアクセスのない貧困層をターゲットに少額の融資や貯蓄、保険などの金融サービスを提供するもので、貧困層がこの資金を元手に農具や漁網などを購入したり起業することを通じて経済的に自立することが期待されています。

他方、一言に起業といっても、それには大変なリスクを伴います。アメリカでは一般に起業して5年後に残っているのは2割程度らしいのですが、経営ノウハウが既に確立しているフランチャイズ(コンビニとかマックとかああいうのですね)の場合ですと8割が5年後も存続しているそうです。

これに着目して、途上国の貧困層がマイクロファイナンス資金を元手に起業する際に、少ない資金でもできる「マイクロフランチャイズ」を活用することによって起業のリスクを減らすという動きが出つつあるそうです。具体例としては、村に薬局を開くノウハウをまとめてフランチャイズにすることにより、各村に薬局ができ、薬局を開いた人も失敗することなく少ない元手で店を続けているといったものがあります。

大変有望な試みのように思え、今後の展開を注目したいと思います。なお、マイクロフランチャイズではありませんが、日本の企業による途上国のフランチャイズでは、コロちゃんのコロッケ屋さんの興味深い取り組みがありますね。

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2006年6月22日 (木)

マイネル第21期生

ようやくうちにもラフィアンの2006年度のカタログが来ました。

ブライアンズタイム、チーフベアハート、スターオブコジーンが王道と分かっていても、また最近はBRF生産馬、とくにCVF生産馬の成績がいいというデータがあっても、それ以外の馬に目が行ってしまうのはどうしたことでしょうか。まあ、あまり頭が良くないということなのでしょう。そもそも、野元記者のコラムによればJRAの競走馬でペイするのは8頭に1頭というゲームを10年以上も続けていること自体が頭が良くない証拠です。ええ、ええ、わかっていますとも。わかっててもやめられないのだから馬っていうのは怖いなあ。

カタログをめくって気になった馬は以下のとおりです。

ゲイリーアジェンダの05(父ジェイドロバリー)
マイネミモーゼの05(父アグネスタキオン)
グッバイチアズの05(父アドマイヤボス)

ゲイリーアジェンダの05は、種牡馬の長打率でジェイドロバリーの数字を調べた際に、勝率が高く、1億稼ぐ大物こそ少ないものの5000万以上稼ぐ馬は10%以上いるというデータを見つけて以降気になっていたのですが、写真は馬体に張りがあり皮膚がいかにも薄そうでいいのではないかと思いました。

ミモーゼは活躍馬の母に好調な種牡馬生活をスタートさせた父、バランスのとれた馬体と3拍子揃っていて、この馬は人気になるでしょうね。

グッバイチアズは父アドマイヤボスというのが気になりますが、姿形は一番サンデーサイレンス系らしいですね。なんとなくマイネルガストを連想させます。

ちなみに注目していたカタカナの05は父によく似ていますが、1月生まれの割りに体が小さそうなのがなんとも残念です。折角Lalunのクロスがあるのに。Lalunのクロス(もしくはサドリーフ、サドベンド)という観点から言えば、募集馬とは直接関係ないのですが、キオイドリームの05の兄弟を見てください。ミルリーフ系の母の子どもで活躍したのは、オペラハウス産駒の2頭だけじゃないですか。こうやってアネクドート的にしかいえないのが残念なのですが、この配合にはきっとなんかあると思うのですけどねえ。

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2006年6月21日 (水)

パリの地下鉄を歩く

昨日、地下鉄1号線に乗っていたところ、コンコルドとシャンゼリゼ・クレマンソーの中間あたりで急停車。思わず転びそうになるぐらいの急制動でしたが、なんでもフランクランルーズベルト駅で事故があったとかでしばらく停車するとのアナウンスが流れました。

10分ぐらい車内の照明が半分消えた状態で停車していましたが、しばらく動けないということで、結局、線路を歩いてシャンゼリゼ・クレマンソーの駅まで歩くことになりました。

先頭車両の扉を運転手さんが空け(パリの地下鉄はワンマン運転です)、そこに脚立のようなはしごをかけて一人ずつおります。地下鉄の車両と壁の隙間はないようであんがいあるもので、人一人が歩いていけるぐらいのスペースはありました(万が一、地下鉄のトンネルに迷い込んでしまったときに前から列車がきても大丈夫です)。

日本で地下鉄の乗客が線路を駅まで歩いたとなれば結構なニュースになりそうですが、乗客がぶつくさいいつつもたいした出来事でもないような感じで三々五々ホームに上って何事もなかったように出口に向かっていくのが印象的でした。

それにしても、地下鉄の場合、集電レール(?)があるはずなのですが、それを踏まないようにとか、そいういう注意事項はあったのでしょうか。多分、私が聞き取れなかったのだと思いますが、やはり言葉ができないというのは不便なものです・・・というか場合によっては命に関わりますね。

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2006年6月20日 (火)

経済学的思考のセンス

412101824901_1しばらく前、経済学的思考のセンス(大竹文雄著、中央公論新社)を買って読んでみました。

大変面白く、かつ読みやすい本です。読み終わる頃には誰しも「インセンティヴ」と「因果関係」に着目して世の中のいろんな事柄を解釈するようになっていることと思います。以前、良い馬を提供するインセンティヴという記事をエントリしましたが、これはこの本に触発されてユニオンのカタログをみながら考えたことをまとめてみたものです。

なお、本書の後半は同じ著者の「日本の不平等」(日本経済新聞社)のダイジェストになっている点もポイントが高いです。日本の不平等は、確か東洋経済の2005年のベスト経済書の上位に入っていたかと思いますが、様々なデータを踏まえて日本の格差の現状がどうなのかを論じた内容の濃い本で、新聞や国会の論戦で繰り返し言われる「格差社会」の現状を知りたい方にお勧めです。

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2006年6月18日 (日)

サオヒメ復帰戦

18日(日)、福島8R 500万下 牝馬限定ダート1700mにサオヒメが出走します。

蹄骨を骨折し、休養を挟んでの出走になりますが、仕上がりの早いタイプらしく調教開始からそう時間を経ずにレースに復帰することになりました。競走馬の骨折は多くの場合疲労骨折と聞いたことがありますが、その観点からは負荷を長期間かけることなくレースに復帰できたのは何よりです。

常識的には復帰戦は不利なのですが、メンバーをみても降級馬がこの馬しかいませんので、52kgの斤量とあいまっていいレースをしてくれるのではないかとひそかに期待しています。

【レース後追記】
ハイペースの流れを先行、4コーナーで先頭に立つも後続に飲み込まれ6着でした。後方にいた14番人気と13番人気の2頭で決まり馬連24万円という大波乱の結果の一因になりました。敗因はハイペースに巻き込まれたことと、休み明けで息がもたなかったことでしょう。次は頑張って欲しいものです。

それにしても今日の新馬戦はクラブ馬が活躍していましたね。期待のマイネルカーロは京都で2着、福島ではユニオンのクーヴェルチュール(父ブラックホーク)とマイネヴェロナ(父スペシャルウィーク)が1、2着。クーヴェルチュールとマイネヴェロナはいずれも皮膚の薄そうな大変きれいな馬ですが、こういう馬はやはり走るということでしょうか。

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2006年6月17日 (土)

若い力

マイネルポロネーズが引退してしまい、通常なら寂寥感が漂うところなのですが、幸い今年は2歳馬達が順調で期待感で一杯です。

まずラフィアンから。

既に入厩しているマイネルクルーガー(父Montjeu)は、同厩のマイネルカーロ(父マイネルラブ、母ビンゴハナコ)の影に隠れてしまっていますが、順調に時計を出しておりこのまま無事にデビューできそうです。気がかりなのは併せ馬で先着していないことですが、これは調教相手のマイネルカーロがよほど強いのだと思いたいところです。カーロは今週デビューですが、ぜひあっさり勝って欲しいものです。

ダイワパッションの弟、マイネルヴルメリオ(父バブルガムフェロー)はやや出遅れた感がありましたが、ここにきて調教が進んできて動きも上昇中のようです。母系から血統的な奥行きのある馬だけにこのまま上昇していってほしいと思います。

続いてユニオン。

サンベルナール(父バブルガムフェロー)も順調に調教が進み、来週以降に入厩が予定されています。この馬の偉いところは、休養期間がなくても着実にステップアップしているところです。カタログの生産者からの一言に「当牧場のモットーは「丈夫な馬を作る」です」とありましたが、まさにそのとおりの調教過程です。丈夫なのは素晴らしいです。

グロリーゲイン(父タマモクロス)は、キャンター3200mが主体メニューの賀張共同育成センターなのでユニオンの情報では具体的な調教進度がわかりにくいのですが、この馬もここまで順調に来ているようです。以前にも書きましたが、芝向きだと思うので2月生まれのメリットを生かして早めのデビューを目指して欲しいと思います。

いずれもここまで調教を休まないで順調にこれていることが何よりで、このまま行ってくれればいい仕事をしてくれるのではないかと期待しています。

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2006年6月16日 (金)

銀河ヒッチハイカーズガイド

78m 映画「銀河ヒッチハイカーズガイド」(The Hitchhiker's Guide to the Galaxy)を見ました。

地球が宇宙の高速道路の建設予定地にあったため破壊されてしまう寸前に、宇宙人に助けられたあるイギリス人が、その宇宙人とともに銀河ヒッチハイカーズガイドを読みながら宇宙大統領と「人生、宇宙そして全てのものの謎に対する答え」を探す旅をする、というお話です。

というわけのわからないあらすじどおり、ストーリーは奇想天外で、見終わる頃にはすっかり日常を忘れていました。英語が難しく、言葉が分かればもっと楽しめたのにと思うと残念です。「42」には笑ったなあ。

あと、地球が破壊されるとき、驚き嘆く人類に「驚くにはあたらない。強制執行のスケジュールはアルファケンタウリにある地方計画事務所に50年間公示されていた」と宇宙人が言うシーンがいかにもシニカルで印象的でした。

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2006年6月14日 (水)

ビール党のためのレストラン

フランスといえばワインですが、各種のビールも生産しています。

凱旋門に近いGraindorgeはビール党のためのレストランです。ワインも揃えてありますが、メインはフランスとベルギーの様々な銘柄のビールです。ビールの種類によってはワインのようにコルクで栓がしてあるものもあり、お勧めを聞くと「まず最初にはじめるならこれ、この次はこれ・・・」という具合に教えてくれます。

料理は、ビールにあうように選んでいるということですが、美味しかったです。そろそろパリも暑くなってきました。凱旋門に近いこともあり、ビールを飲みたくなったらいかがでしょうか。

Graindorge
15, rue de l'Arc de Triomphe - Paris 75017
電話 : 01 47 54 00 28 - Fax : 01 47 54 00 28
最寄のメトロ : Charles de Gaulle - Etoile

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2006年6月13日 (火)

新規巻き返し

再び参議院ODA特別委員会の議事録から。

○国務大臣(麻生太郎君) 基本的には、今言われましたように、一般財源を伸ばしていくと。民主党の意見としては、どんどんODAを伸ばすための予算を増やせという御意見なんだという具合に理解をするべきなんですか。
○黒岩宇洋君 私の個人的な意見。
○国務大臣(麻生太郎君) あなたの個人的御意見。ああそうですか。
 みんなそういう御意見ばかりだったら、また世論もまた違ったものになってくるんだと思いますけれども、なかなか黒岩先生のような方も余り大勢いらっしゃるわけではありません。
○黒岩宇洋君 増やしましょうよ。

イギリスの前回の総選挙では、全ての政党がODAの対GNI比0.7%の達成を公約に掲げたと聞きました。日本でもこれまでの減少傾向から一転して未来が開けるような公約を掲げて頂けないものでしょうか。

イギリス、フランス、ドイツの欧州各国はそれぞれODAの対GNI比0.7%の達成することを国際公約としています。これらの国がこの公約を達成すれば、日本のODAは先進各国の中で5位に転落するおそれがあります(日本は現在アメリカに次いで2位ですが、現時点でもかなり迫られています)。

このうちイギリス、フランスの2カ国は国連の常任理事国であるにもかかわらず、これだけの努力をしています。国連の常任理事国入りを目指し、かつ憲法によって軍事的手段の選択を主体的に放棄している日本にとって外交の重要手段とされるODAが他国に劣後するというのはなんとも歯がゆい思いをします。まして、これから10年後、中国やインドが新たなドナーとして台頭してきたときにはまさに日本の援助はdwarf(矮小化)されてしまいます。

もちろん、量的な側面だけでなく質の面での改善も必要ですが、それを公約に盛り込むのは簡単です。例えば、OECDの対日援助審査勧告のうち、適切と思われる勧告に対応するような諸施策を箇条書きにすれば国際的な議論を踏まえた立派な公約の出来上がり、となると思うのですが、いかがなものでしょうか。

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2006年6月11日 (日)

種牡馬の長打率

日経新聞の野元記者のコラムにこんな一節がありました。

生産地では、一時期、影の薄かったオペラハウスが再び人気上昇中という。02年には種付け料230万円だったが、今は50万円に落ちている。結果を後追いする形で種牡馬の人気が上下するのは、実はかなり恥ずかしい話である。オペラハウスはサドラーズウェルズ系でスピード優先の日本競馬にはもとより不向き。ポテンシャルは高いので大物は出るが、「三振9回で本塁打1本」というイメージ。多くの生産者は巨額の負債を抱え、生産継続の可否という厳しい設問を突きつけられている。「種付け料が安い」と、偶発的に結果を出した打率の低い種牡馬に飛びついても、傷口を広げる人の方が多かろう。

三振9回で本塁打1本とはあんまりではなかろうかと思い、データ上ではどうなっているかを調べてみました。

いつものようにnetkeibaのデータベースを使い、これまで産駒の出走頭数が300頭を越える主だった種牡馬の勝ち馬率、出走頭数に占める獲得賞金1億円以上の馬の比率、同じく5000万円以上の馬の比率を出してみました。出走頭数が300頭を越える馬に限ったのは、出走頭数が少ない種牡馬は供用間もない種牡馬(スペシャルウイークやアグネスタキオンなど)の場合が多く、こうした種牡馬の産駒の獲得賞金はまだ少ないからです。なお、種付料はこちらの種付料価格表を参照させて頂きました。

まず勝ち馬率順に並べるとこんな感じです。

種牡馬名 勝馬率 1億円以上 5千万以上 種付料
サンデーサイレンス 65.3% 14.2% 27.3%
フォーティーナイナー 55.9% 4.9% 15.5% 450
アフリート 54.0% 3.5% 12.3% 270
ブライアンズタイム 51.8% 7.5% 17.6% 550
サクラバクシンオー 49.8% 2.7% 12.5% 400
ジェイドロバリー 48.7% 2.4% 10.2%
フジキセキ 44.0% 3.9% 10.4% 500
メジロライアン 39.0% 2.3% 7.0% 40
ティンバーカントリー 37.4% 2.5% 7.5% 120
ダンスインザダーク 35.4% 3.1% 7.7% 500
バブルガムフェロー 34.9% 1.8% 7.4% 150
トウカイテイオー 34.2% 2.9% 7.4% 50
コマンダーインチーフ 34.0% 3.0% 8.6% 250
ラムタラ 33.0% 1.9% 5.9% 30
サッカーボーイ 31.7% 3.5% 10.2% 40
オペラハウス 29.2% 5.0% 9.4% 50
フサイチコンコルド 29.2% 1.3% 4.9% 150
エリシオ 27.5% 0.6% 5.9%

これをみるとお世辞にも打率が高いとは言えないようです。エリシオにも迫る勢いとは予想外でした。

他方、1億円以上の獲得賞金がある馬の確率でみてみますと、こういうふうになります。

種牡馬名 勝馬率 1億円以上 5千万以上 種付料
サンデーサイレンス 65.3% 14.2% 27.3%
ブライアンズタイム 51.8% 7.5% 17.6% 550
オペラハウス 29.2% 5.0% 9.4% 50
フォーティナイナー 55.9% 4.9% 15.5% 450
フジキセキ 44.0% 3.9% 10.4% 500
サッカーボーイ 31.7% 3.5% 10.2% 40
アフリート 54.0% 3.5% 12.3% 270
ダンスインザダーク 35.4% 3.1% 7.7% 500
コマンダーインチーフ 34.0% 3.0% 8.6% 250
トウカイテイオー 34.2% 2.9% 7.4% 50
サクラバクシンオー 49.8% 2.7% 12.5% 400
ティンバーカントリー 37.4% 2.5% 7.5% 120
ジェイドロバリー 48.7% 2.4% 10.2%
メジロライアン 39.0% 2.3% 7.0% 40
ラムタラ 33.0% 1.9% 5.9% 30
バブルガムフェロー 34.9% 1.8% 7.4% 150
フサイチコンコルド 29.2% 1.3% 4.9% 150
エリシオ 27.5% 0.6% 5.9%

このように並べ替えてみると、サンデーサイレンス、ブライアンズタイムについで3位になります。三振9回でホームラン1本という表現が妥当かどうかわかりませんが、確かに長打力はあります。しかも、他の種牡馬との種付料を比較してみてください。

『「種付け料が安い」と、偶発的に結果を出した打率の低い種牡馬に飛びついても』と野元記者は書かれていますが、オペラハウス産駒の出走産駒は339頭、これだけの数が走っていての数字です。野元記者の書き方ではいかにも生産者が浅はかなように読めますが、価格と長打率を組み合わせて考えれば、決して非合理的な選択ではないのではないでしょうか。

あとは需要側のニーズ次第。とりあえず堅実に2頭に1頭は勝ちあがるがしかし高価なフォーティナイナーやアフリートの子どもを買うか、それとも20頭に1頭は1億円ホースが出る夢を追って安価なオペラハウスの子どもを買うか。それぞれにニーズがありそうなものですが・・・。

ちなみに5000万以上獲得賞金があった産駒の割合で並べ替えてみると以下の通りになります。

種牡馬名 勝馬率 1億円以上 5千万以上 種付料
サンデーサイレンス 65.3% 14.2% 27.3%
ブライアンズタイム 51.8% 7.5% 17.6% 550
フォーティナイナー 55.9% 4.9% 15.5% 450
サクラバクシンオー 49.8% 2.7% 12.5% 400
アフリート 54.0% 3.5% 12.3% 270
フジキセキ 44.0% 3.9% 10.4% 500
ジェイドロバリー 48.7% 2.4% 10.2%
サッカーボーイ 31.7% 3.5% 10.2% 40
オペラハウス 29.2% 5.0% 9.4% 50
コマンダーインチーフ 34.0% 3.0% 8.6% 250
ダンスインザダーク 35.4% 3.1% 7.7% 500
ティンバーカントリー 37.4% 2.5% 7.5% 120
バブルガムフェロー 34.9% 1.8% 7.4% 150
トウカイテイオー 34.2% 2.9% 7.4% 50
メジロライアン 39.0% 2.3% 7.0% 40
ラムタラ 33.0% 1.9% 5.9% 30
エリシオ 27.5% 0.6% 5.9%
フサイチコンコルド 29.2% 1.3% 4.9% 150

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2006年6月10日 (土)

途上国の人は怠惰か?

参議院ODA特別委員会の議事録に以下の答弁がありました。

○国務大臣(麻生太郎君) 多分、勤勉だと我々はみんなそう信じているんですけれども、今自分の子供に毎朝二キロ歩いて水くんで持ってこいって言って、まずうちの息子やりません。娘も絶対やらぬと思いますね。そんなことは、まず今の子供にそういう勤労を要求しても、まずする子供は今日本にはおらぬと思います。しかし、現実そういうことをやった上で学校に行っているインドの子供とかパキスタンの子供というのは一杯おりますんで、そういう意味では、私は勤労というものに関する考え方というのは、少し我々余りのぼせていると間違えるんで、そんなに勤勉でも勤労でもないんじゃないか、我々程度に勤労な人はほかにいますと、まずそう思っております。

途上国を相手に仕事していると、たまにカウンターパートの対応を悪し様に言う人に出会います。確かにそういうこともあるだろうと思いますし、私自身、「どうしてレスポンスが悪いのだろう」と思うこともなきにしもあらずです。

しかし、よくよくカウンターパートの事情がわかってみると、内部の調整に時間がかかっている、上の方の決裁がおりないなど、レスポンスが悪い場合にもそれなりの理由があるケースがあります。日本人の勤勉性は世界にも良く知られている美徳ですが、それが日本人だけのものであると思い込んでしまうと見えるものも見えなくなってしまうことがあるということに、この答弁を読んで改めて気をつけなければならないと思いました。

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2006年6月 8日 (木)

お疲れ様ポロネーズ

06040177 マイネルポロネーズ(父ダイスインザダーク)が引退することになりました。

3歳春には新緑賞(500万下)を勝ち、ダービー出走をかけて青葉賞にも出走(8着)、その後も美浦特別(1000万下)を勝つなど、近年の私の出資馬では出色の活躍をしてくれた馬でした。

古馬になり、さあこれから本格化という時期に喉なりになってしまい、手術をするも復帰後の成績は振るわず、引退はやむなしといったところですが、最近のポートレートの写真でみる馬体はバランスも毛艶もよく、喉さえよければ、とつい思ってしまいます。

幸い引退後は白井の競馬学校で乗馬になるとのこと。これは競馬学校実習生による模擬レースにも出る可能性があるということでしょうか。実馬にはあったことがないので、もし出るようであればぜひ観戦に行きたいものです。

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2006年6月 7日 (水)

源泉徴収

いやはや。

一口法人の会員への利益配当に対して20%の源泉徴収がなされる、という話を耳にしました。(詳細は馬球1964さんのこちらのエントリをご参照)

クラブからの配当金については、例えばラフィアンでは、会員規約の第10条第3項で以下のように記述されています。

クラブは、法人から支払いがあったときは、当該会員への分配金(法人からクラブへ支払われた金額から消費税分を控除した金額を総口数で除して得た金額に出資口数を乗じて得た金額)を各月毎に会員指定口座に翌月末迄に振込の方法により支払います。

ここには消費税の記述はあっても源泉徴収の記述はなく、これまで配当に対して源泉課税はされていませんでした。

他方、一口出資の仕組みは、どのクラブも匿名組合契約方式をとっています。匿名組合型ファンドの税務については、isologueさんのこちらのページに分かりやすく書いてありますが、投資家(出資会員)への分配に対する源泉課税について「匿名組合の場合、日本の居住者については、匿名組合員が10名以上いる場合には、利益の分配の20%が源泉徴収の対象となる」と書いてあります。うーむ。

一口馬主掲示板には、右課税がなされた場合、ラフな試算で総額1600万円の馬の損益ポイントは獲得賞金が7000万円という書き込みがありましたが、そんな馬、何頭もいません。競馬が好きでやっている一口出資ですが、さすがにこれでは長い間続けていくのが難しくなってしまいます。

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2006年6月 6日 (火)

掃除をする魚

2ヶ月ほど前、転勤になった知人から金魚を譲ってもらいました。

せっかく飼うのだから、と水槽や水草、ろ過装置、蛍光灯といろいろ揃え、環境の変化に伴う金魚の体力の低下(おぐされ病にかかってしまいました)も乗り越えてようやく軌道に乗ったかなと思いきや、今度は水槽があれよあれよという間に茶色い水垢で覆われてしまいました。

水槽がきたなくみえるだけならともかく、水草の葉にも茶色い水垢がはびこる始末なので、こりゃいかんと思って調べたところ、水槽の水垢を食べてくれる魚がいるとのこと。

早速、近所のペットショップにいって「水槽の掃除をしてくれる魚を下さい」とたどたどしいフランス語で言ったところ、3cmほどのニゴイのような魚をくれました。1匹2ユーロ70サンチーム(約390円)。

で、この魚を水槽に入れたところ、「すごい」の一言。ものすごい勢いで水垢を食べ、24時間で水槽の水垢をほぼとってしまいました。ピカピカです。その掃除屋振りにかなり感動しました。

しかし、わずか1日で水垢を食べつくしてしまったこの魚はこれから何を食べていくのでしょうか・・・。

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2006年6月 4日 (日)

日本のODAは世界の貧困を救えるか

先週東京で開催された国際シンポジウム「日本のODAは世界の貧困を救えるか?」を、OurPlanet-TVのインターネット配信でみました。日本の市民団体と世界の援助関係者が一同に会してレベルの高い議論がなされており、大変勉強になりました。

みていて印象的だったのは、各参加者ともODAができることについて控えめで、その上でODAでなにが可能かについて議論していたことです。

DACのマニング議長はODAは開発途上国のbad policyを代替することはできないし、開発を促進する上ではODAだけでなく先進国の政策の一貫性が重要であること、またODA以外の資金フローの重要性を冒頭で述べていました。

同様にフランス開発庁(AFD)のジャッケチーフエコノミストは、ODAの触媒としての役割を語り、ODAだけではない市民団体、企業からの「全てのドナー」と開発途上国の政府、地方自治体、市民団体、企業等「全ての受け手」のパートナーシップが重要であると発言していましたし、DACのレスコウ事務局長ははっきりと日本のODAだけでは世界の貧困は救えないとしていました。

日本の場合、金額が大きいこともあってODAで開発問題は解決可能のようなイメージが強いように思いますが、実際には開発途上国への資金フロー全体や途上国をとりまく環境からみると二国間ODAの影響力は限られています。

開発効果を促進するためには、他国ドナーのODAとの協調(パリ宣言の実施)やNGOとの連携、そしてなにより開発途上国自身の政府のガバナンスの向上とそれを支えチェックする市民社会の涵養が重要という考え方は、「二国間ODAでできることは限られている」という認識から出発しているのではないかと感じました。

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2006年6月 3日 (土)

マイネルクルーガーの成長曲線

マイネルクルーガーがデビューに向けて順調なようです。

マイネルクルーガー 父モンジュー/母ブレックファストベイ 栗東・宮徹厩舎
栗東で調整中。坂路とウッドコースを中心に乗り込まれています。順調にペースアップ。31日(水)には徐々に加速して4ハロンを55.7秒、ラスト1ハロンを13.1秒で駆け抜けました。Mカーロの勢いには及ばないものの、完成度の差も影響しているのでしょう。京都開催の2週目以降にデビューする予定。

一般に我が国ではサドラーズウェルズ系は「重い」「晩成」というイメージが定着していますが、欧州では毎年3歳クラシック戦線に多数の有力馬を送り込んでおり、その多くが2歳のうちにデビューしていて、仕上がりが遅いという印象はありません。モンジューも2歳のうちに2戦2勝しており、大爆発しているその産駒たちもモティヴェーター(レーシングポストトロフィー勝ち)、ハリケーンラン(デビュー戦勝ち)、Montareら代表産駒が2歳戦で勝ちあがり、早くからその才能を発揮しています。

こうした先輩たちにあやかってマイネルクルーガーもデビューから数戦のうちに勝ちあがり、3歳にかけてさらに成長してクラシックの○外枠に入るようになってくれることを夢見ているのですが、どうなりますでしょうか。

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2006年6月 1日 (木)

世銀のブログ

先日来、世銀のブログを読んでいます。

http://psdblog.worldbank.org/(民間セクター開発)
http://pgpblog.worldbank.org/(貧困と成長)

各種ペーパーやイベントの紹介が主たる内容ですが、こうした情報をクリッピングしてくれるだけでも大変有用です。

本当はリンク先のペーパーなども時間を作って読めればいいのですが、それができない場合でも(というか、出来ない場合がほとんどなのですが)概要がブログの記事としてまとめられていることもあってありがたく読んでいます。この分野に関心のある方はぜひ。

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