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2006年7月12日 (水)

フランサフリック

Francafricqueフランサフリック-アフリカを食いものにするフランス(フランソワ=グザヴィエ・ヴェルシャヴ著 緑風出版 3360円)を読んでいます。

フランスのNGO代表が書いた本で、フランスのアフリカ利権の裏側を書いています。冒頭のルワンダ虐殺時のフランス政府の対応から始まり、フランスのアフリカ外交が外務省とエリゼ宮の二重構造になっていることやフランスのODAがフランスの選挙と連動していること(選挙の前に援助額が増える:アフリカ諸国からフランスに還流していると著者は指摘している)など、興味深い記述が多くあります。

ただし、この本で扱われているのは90年代前半までの話で、少なくとも援助に関する限りその後かなり透明性が向上し、最近ではフランスの外務省や開発庁(AFD)のホームページでもかなりの情報がとれるようになりました。この本で書かれているような状況が今現在も続いているとは思えないのですが・・・。

なお、訳者は訳注を多くつけて背景を説明する努力をしてくれていますが、仏語圏アフリカの予備知識が少ない日本人(私)にはかなり読みにくい本です。

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