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2006年7月18日 (火)

グローバリゼーションを擁護する

Globalization「グローバリゼーションを擁護する」(ジャガデシュ・バグワティ著、鈴木主税・桃井緑美子訳、日本経済新聞社、2300円)を週末に読了。

帯に「第一級の国際経済学者がグローバリゼーションをめぐる根拠なき批判を一刀両断」とありますが、確かに低賃金労働や多国籍企業、文化侵略、環境破壊などの問題についてのよくある誤解をばっさばっさと切り捨てていく筆致は痛快です。

他方、筆者はグローバリゼーションは基本的にはよいものであるとしつつ、適切なガバナンスが必要であるとして、世銀やIMF、WTOのあり方、コンディショナリティの問題、グローバリゼーションを進めるペースの問題にもアドレスしており、私にはこちらの方も興味深かったです。できればこちらの方の記述をもう少し深くしてほしかったとも思いますが、それは筆者の他の著作を読めということでしょう。

国際経済や貿易論を勉強したことのある人には物足りないかもしれませんが、そうでない人には、国際経済学の第一人者であるバグワティの主張が平易な文章でまとめられており、お勧めです。

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