« 有効な援助 | トップページ | ワインを買いに »

2006年8月15日 (火)

メジアンでみるクラブの差

平均というのは便利な数字ですが、当然のことながら、必ずしも「真ん中」を示しているわけではありません。極端な話、あるクラブに10頭の馬がいたとして、1頭が10億円を稼ぎ、他の馬達はみんな獲得賞金が0であっても、このクラブの1頭あたり平均獲得賞金は1億円ということになります。

これを補うために、メジアン(中央値)を使うことがあります。ご承知のとおり、これはデータを昇順もしくは降順に並べた場合に真ん中にくる値のことです。

このメジアンを使って各クラブの獲得賞金をみてみると以下の通りとなります(以前使ったデータを活用。すなわち、netkeibaのデータベースを用いて各クラブとも4歳以上の成績を検索したもの。ただし、サンデーサラブレッドクラブについてはその前身である日本ダイナースの成績を加えました。単位は万円)。

      全体     牡馬     牝馬
   平均 median  平均 median  平均 median
ラフィアン 2,136 784 2,377 861 1,486 559
大樹 3,335 731 4,826 1,225 1,626 510
サンデー 2,319 588 3,213 798 1,646 500
社台 2,580 450 3,685 510 1,791 390
シルク 1,321 130 1,734 259 930 50
ユニオン 1,134 77 1,352 142 983 59
シチー 853 0 1,035 0 408 0
TFC 888 0 1,109 0 743 0

これをみてみると、平均賞金では大樹やサンデー社台が上位に来ていますが、メジアンの値ではラフィアンの健闘が目立ちます。半数の馬が784万以上稼いでいるという数字は、ラフィアンの勝ち上がり率が50%を越えていることと整合的です。

他方において、下位のクラブではメジアンの値が0となっています(!)。これは半数以上の馬が獲得賞金がない(掲示板に載ることがない)、ということを意味しています。

これまで各クラブの比較は、勝利数によって決まる馬主ランキングを参照することが多かったように思いますが、平均賞金にメジアンを加えてみてみると、予想以上に各クラブで差があることがわかります。

|

« 有効な援助 | トップページ | ワインを買いに »

ラフィアン」カテゴリの記事

ユニオン」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: メジアンでみるクラブの差:

« 有効な援助 | トップページ | ワインを買いに »