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2006年8月 4日 (金)

「牝馬のユニオン」を検証する

ユニオンでは牝馬が多く募集されます。その背景として、(1)牡馬は個人馬主に売却しやすいので、牝馬が募集馬の中心となる、(2)牧場が良血の牝馬を将来の繁殖用としてキープする、といった理由が考えられます。

(2)の場合、売れ残った牡馬よりも、優秀な牝馬がクラブに回されると仮定を置くことが出来ます。となると、ユニオンでは牝馬が狙い目なのでしょうか?

この仮定をデータで検証してみました(データソースはnetkeiba。4歳以上、馬主ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン、中央のみで検索)。

結果は以下の通り。

  Union全体     牡     牝  牝/牡
頭数 %・万円 頭数 %・万円
1億円以上 5 1.7% 6 1.4% 83.0%
5000万以上 28 9.3% 26 6.0% 64.3%
1000万以上 92 30.6% 91 20.9% 68.4%
全体頭数・平均賞金 301 1352 435 983 72.7%
06年平均募集価格   1,330   1,058 79.5%

これをみると、競走馬全体では牝馬は牡馬の5~6割の平均獲得賞金を得ていないのに対して、ユニオンでは72.7%という数字が出ています。即ち、ユニオン内の相対的な比較では、ユニオンの牝馬は平均よりも頑張っていると解釈できそうです。

では、やはりユニオンは牝馬を買うのが有利なのでしょうか?

そこでユニオンにおける牡・牝の価格差をみてみます。
今年の募集馬の平均価格をみると牡馬が1330万円、牝馬が1058万円、牝/牡の比率は79.6%です。これは平均獲得賞金の比率72.7%を上回っており、この数字だけの比較では牝馬は牡馬に比べて割高ということになります。

となると、牝馬が頑張っているユニオンであっても、やはり牡馬に出資したほうが有利ということになりそうです。あくまで平均値の話ではありますが。

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