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2006年8月 1日 (火)

牝馬はどの程度不利なのか

種牡馬別の牡牝の差をエントリしたところ、競走馬全体の牡牝の差はどの程度あるのだろうか?というご質問がありました。

そこでnetkeibaでデータを検索してExcelに貼り付けて調べたところ結果は以下の通り。

現4歳馬     牡     牝 牝/牡
頭数 % 頭数 %
1億円以上 30 1.6% 6 0.5% 28.2%
5000万以上 99 5.4% 37 2.8% 52.6%
1000万以上 717 38.8% 322 24.5% 63.3%
全体頭数 1,848 1,312  
平均獲得賞金 1,448 859 59.3%

現5歳馬     牡     牝 牝/牡
頭数 % 頭数 %
1億円以上 58 3.1% 16 1.3% 40.5%
5000万以上 209 11.3% 60 4.8% 42.1%
1000万以上 760 41.1% 348 27.6% 67.2%
全体 1,652 1,259  
平均獲得賞金 2,214 1,173 53.0%

現6歳馬     牡     牝 牝/牡
頭数 % 頭数 %
1億円以上 87 4.7% 24 2.0% 43.1%
5000万以上 241 13.0% 86 7.3% 55.8%
1000万以上 698 37.8% 368 31.1% 82.4%
全体頭数 1,558 1,182  
平均獲得賞金 2,647 1,503 56.8%

この表から読み取れることは、

  • 平均獲得賞金をみると、牝馬は牡馬の5割~6割程度
  • 獲得賞金別にみると、1000万以上稼ぐ馬の出現確率では牡馬の6割~8割程度だが、5000万以上、1億以上稼ぐ馬の出現確率は2割~5割と上に行けば行くほど牡馬と差がつく(大物が出にくい)。
  • 既に結果が概ね出ていると思われる現6歳世代では、1000万以上獲得した馬は概ね3頭に1頭、ペイラインを超えていると思われる5000万以上で14頭に1頭、1億以上は50頭に1頭の割合。

期待獲得賞金額が平均で牡馬の半分程度、高額な中央の預託料(月額70万)は牡馬も牝馬も同様にかかることを考えれば、同じお金を使うなら牡馬を買いたくなるのも道理というものです。最近の日経野元記者の記事のなかで、牝馬の落札値は牡馬の3割~5割という記載がありましたが、平均獲得賞金の比率よりも落札値の比率は更に低いという事実が牝馬に対する馬主達のシビアな考え方を物語っています。

現状、牝馬のセックスアローワンスは2kgですが、もっと差をつけてもいいのではないでしょうか。賞金全体のパイは変わらなくても牝馬により多くチャンスを与えることで、牝馬の購買需要を増やせば、生産牧場のリスクを軽減することにつながると思うのですが。

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