交通事故の傾向と対策
仏渡航中に自動車運転免許が失効してしまっていたので、免許を取得しに運転試験場に行ってきました。失効してから既に6ヶ月過ぎていたので2時間の講習を受けてきたのですが、その際配布された「平成18年度版安全運転マップ」の内容が興味深いものでした。
「安全運転マップ」によると、事故の原因の内訳は以下の通り。
【事故の原因】
わき見運転 71.7%
ハンドルブレーキ操作 2.5%
信号無視 2.5%
一時停止違反 2.6%
歩行者妨害 2.3%
交差点安全進行 2.1%
優先通行妨害 1.8%
徐行違反 1.2%
右左折違反 0.6%
歩行者の違反 0.3%
当事者不明(逃げ) 3.7%
その他 3.5%
すごい。全交通事故の約7割がわき見運転が原因だというのです。あとの原因は軒並み10%未満。わき見運転さえ気をつければ、人身事故の7割は解消されるのです。
ところが、その「事故の原因」の下に書いてある「ハンドルをにぎったら必ず守ろう安全運転5則」にはこう書いてあります。
1.安全速度を必ず守る
2.カーブの手前でスピードを落とす
3.交差点では必ず安全を確かめる
4.一時停止で横断歩行者の安全を守る
5.飲酒運転は絶対にしない
いずれも常識的なことですが、ちょっと待ってください。わき見運転が事故原因の7割であったらならば、安全運転5則の第一は、まず「わき見運転をしない」であるべきなのに、わき見運転への言及はありません。せっかく原因がつきとめられているのに、もったいないことです。原因の分析に意味がありません。
あと不思議に思ったのは、事故の原因に「飲酒運転」が含まれていないこと。統計の取り方に「飲酒運転」が含まれていないという可能性がありますが、もし飲酒運転が「その他3.5%」に含まれるのだとすれば、最近のマスコミの飲酒運転に関する報道振りは加熱しすぎ、という気がします。
確かに福岡の事件は衝撃的で、飲酒運転は撲滅すべきですが、交通事故全体をなくすという観点からは、わき見運転をなくすキャンペーンを張ることが同様に(あるいはより一層)重要なのではないかと思います。そういえば、最近起きた保育園児童がなくなった事故の原因も音楽機器の操作に気を取られたわき見運転でしたね。
自動車メーカーも、わき見運転をさせない車作り(オーディオの操作はハンドル部分に集中させる、携帯のハンズフリー機能を標準装備化する、カーナビの表示画面の位置を工夫する、など)によって事故防止にもっと大きく貢献できるのではないかと思いました。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 台風の名前(2014.07.22)
- 三国志を読む(2014.07.15)
- 台風情報(2014.07.13)
- 過去最大級と騒いだが・・・予想下回った台風(2014.07.12)
- ある一日(2014.01.24)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント