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2006年10月25日 (水)

特別募集はなぜ売れるのか

先日行われたHBAオータムセールでユニオンオーナーズクラブがアグネスタキオン産駒とナリタトップロード産駒を落札しています。おそらく、これから特別募集にかけられるのではないかと思いますが、どんな馬なのか、今年は牡馬の募集が少なかっただけに楽しみなところです。

さて、この特別募集ですが、なぜか通常の募集よりも売れ行きがいいという傾向にあります。ユニオンの会員歴は浅いのですが、毎年すぐに満口になっています。これはなぜなのでしょうか。

先日もご紹介した「行動経済学 経済は「感情」で動いている」に選択肢の多さと人の満足度に関する記述があります。通常、選択肢が多いほど人の満足度は大きいと考えられていますが、実際に6個のジャムを陳列して試食してもらった場合と24個のジャムを陳列して試食してもらった場合ではどちらが売れ行きが良いか、という実験をした際、前者では30%のお客さんがジャムを買ったのに対して、後者ではわずか3%のお客さんしか購入しなかった、という結果が出たそうです。

(この結果について、実験をした)イェンガーは、自分が把握するのが可能な範囲内で選択をすることが選択者にとっては望ましく、過剰な選択肢があるとむしろ選ぶのを間違えたのではないかという一種の後悔や失敗の感覚にとらわれるのではないかと指摘している。(「行動経済学」第6章)

通常募集にかけられるのが50頭余りであるのに対して特別募集は1~2頭。通常募集は選定委員会のセレクションを経て日高の牧場から提供された精鋭にもかかわらず満口になる募集馬は数頭に過ぎないのに対して、特別募集馬がすぐに満口になるのは、選択肢が少ないがゆえに、出資に踏み切ることが容易なのかもしれません。

私の場合、ユニオンの特別募集に応募したことはありませんが、ラフィアンでは、1次募集より数の少ない2次募集の方が、また、満口馬が出て選択肢が狭まってきたほうが出資への踏ん切りがつけやすいような気がするのですが、似たような心理が働いているのかもしれませんね。

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