« 敗北外交 ある異端官僚の逆襲 | トップページ | クラブのマル外馬の成績 »

2006年11月22日 (水)

「豊かさ」の誕生

「「豊かさ」の誕生 成長と発展の文明史」(ウィリアム・バーンスタイン著、徳川家広訳、日本経済新聞社 3200円)

19世紀を中心に近代においてどのように経済発展が生じたかを書いた本。著者は、私有財産制科学的合理主義効率的な資本市場運輸・通信インフラの4つが経済発展に必要不可欠な要素だと主張します。

そんなの当たり前じゃないか、と思う人もいるでしょうが、この4つの要素がいかに我々の経済社会に劇的な変化をもたらしかたかについて、先行研究を踏まえながら論じていく筆致に思わず引き込まれます。また、これら4要素が組み合わさっていち早く経済発展を遂げたイギリスと、遅れをとったフランスやスペインとの対比、4要素に照らしてみたイスラム諸国やラテンアメリカの現状といった分析も(やや粗いですが)興味深いです。

経済史や世界史、経済発展に興味のある人には面白く読める本だと思います。やや高いですが。

|

« 敗北外交 ある異端官僚の逆襲 | トップページ | クラブのマル外馬の成績 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「豊かさ」の誕生:

« 敗北外交 ある異端官僚の逆襲 | トップページ | クラブのマル外馬の成績 »