ぼくと1ルピーの神様
「ぼくと1ルピーの神様」(ヴィカス・スワラップ著、子安亜弥訳、ランダムハウス講談社、1900円)。
朝日新聞の書評で激賞されていたので購読。確かに、一旦読み出すとやめることができず、読み終わった後に誰かに勧めたくなる本です。
話は、クイズ番組で全問正解した孤児が、不正をしたのではないかと疑われ逮捕されたところから始まります。学校にも行っていない孤児の彼が、答えに関する知識を得たエピソードがひとつひとつ明らかになっていくのですが、そのエピソードは、貧困、暴力、人身売買、経済格差、印パ紛争、インドが抱える問題と密接に絡み合っていて、その描写とその中で生きていく主人公の姿がよく書かれていて引き込まれます。
私はインドについては良く知らず、インド通の人が読むとまた違った感想があるのかもしれませんが、ぜひご一読を。
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