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2006年12月

2006年12月31日 (日)

ラフィアンの高額馬は走らない?

ラフィアンの3次募集馬達は、価格が2600万円-3000万円のいわゆる高額馬です。

巷ではラフィアンの高額馬は走らないなどと言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか。netkeibaのデータベースと過去のカタログから価格を調べたところ、現2歳世代(明け3歳)から現4歳世代(明け5歳)までの数字は以下の通りでした。

馬齢 募集価格帯 平均獲得賞金 メディアン
2歳 2001- 308.4 110.0
1401-2000 743.9 110.0
-1400 534.9 310.0
3歳 2001- 2,063.5 1,288.0
1401-2000 1,050.4 690.0
-1400 734.8 480.0
4歳 2001- 750.7 543.7
1401-2000 1,857.4 940.0
-1400 1,386.9 500.1

まず2歳世代ですが、価格が2000万円を越える馬達の成績が振るわないようで、平均獲得賞金は1400万円以下の低価格帯の馬達よりも少なくなっています。真価の発揮はこれからということでしょうか。

3歳世代では、2歳世代とは異なり、募集価格と平均獲得賞金及びメジアンが正の相関関係を示しています募集価格が高いほど獲得賞金も大きい)。馬の能力は値段に比例する!

ところが4歳世代をみると、高額馬はことごとく走っておらず、平均獲得賞金はわずか750万円で1400万円以下の低価格帯の馬達にも及びません。一体全体、どうなってしまったのでしょう?

上記のデータからはなんとも今後の傾向と対策が立てにくいのですが、高価格帯の馬については価格に惑わされず、よりシビアな目で検討したほうがよさそうです。

また、3世代共通して明らかなのは、1401-2000万円の価格帯の馬達は、1400万円以下の価格帯の馬達よりも獲得賞金、メジアンともに上回っていること。ねらい目は、振幅の大きい高価格帯の馬ではなく、1500万~2000万ぐらいの馬達ということなのかもしれません。

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2006年12月30日 (土)

ネイヴァルアフェアの05

便利な世の中になったもので、ネイヴァルアフェアの05について検索をかけると色々と発見がありました。

ラフィアンのカタログでは、外国産馬については生産国が書いてあるだけですが、他方、生産に携わっている方々のブログを拝見すると若駒の段階での育成が大変重要なようで、できれば生産牧場のことも知っておきたいところです。

そこでネイヴァルアフェアについて検索をかけてみると、同馬の生産牧場のHPに行き当たりました(こちら)。生産牧場のバリマコールスタッド(Ballymacoll Stud)は、ピルサドスキーゴーランノースライトスペクトラムらを輩出しているアイルランドの名門牧場でした。現在の繁殖牝馬の頭数は26頭。この規模でこれまでに25頭のG1ホースを輩出しているとすればすばらしい牧場です。

同牧場のHPによれば、ネイヴァルアフェア自身は2歳時にケンプトンパーク(ロンドン近郊の競馬場)で勝ち上がり、3歳時にはニューマーケットのリステッドレースで4着になった実績があります。ブラックタイプには「英1勝」とありますが、田舎の競馬場でたまたま勝ったというレベルの馬ではないようです。

また、カタログでは第3仔となっていますが、ベーリング産駒の兄(2勝)の次がスペクトラム産駒(競走成績なし)、その次が2004年にグリーンデザートの子を宿しましたが、残念ながら死産となっています。ネイヴァルアフェアの05は、そのすぐ上の子どもと同じ配合となるわけですが、このあたりに牧場の意志のようなものが感じられます。

ネイヴァルアフェアの05は生殖機能に問題があって種牡馬になることができないそうですが、それを割り引いても、皮膚が薄く品のある馬体とあいまって、この価格ならお買い得なのではないかという気がしてきました。

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2006年12月29日 (金)

朝日新聞の外務省ワイン報道

朝日新聞より。

同省によると、ワインの購入状況は02年度は180本を約298万円で購入。以後本数は増え続け、05年度は606本で約306万円だった。ただ、1本当たりの単価は02年度の約1万6600円に比べ、05年度には約5000円と3分の1になった。

5年間で購入した最も高いワインは「シャトー・ムートン・ロートシルト」(2万6370円)、安いものは「シャトー・デギュイユ」(1962円)という。「必要なものを買っているだけ」(同省会計課)と話すが、1本5000円ではまだまだ庶民感覚とは遠そうだ

外交目的で供されるワインなのですから、飲むのは外国からきた賓客(国家元首、閣僚、著名な学者、etc.)です。ここでとわれるのは、外国からの大事なお客さんをどうもてなすのかでしょう。

庶民感覚といいますが、庶民だって大事なお客さんが来るときにはいいお酒や料理を用意します。朝日新聞の記者だって「鉢の木」の話ぐらい知っているでしょう。

外務省>ワイン>ぜいたく(税金の無駄遣い)というステレオタイプな発想で記事をまとめるのはいかがなものかと思います。

問われるべきはワインの質や量よりも、それがどう使われ、どう効果を発揮したかです。以前にも書きましたが、国際会議の主催や賓客の招聘によって日本の外交プレゼンスが高まるのであれば、その際に振舞われるワインの単価が5000円であっても決して高くはないと思います。

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2006年12月28日 (木)

グリーンラッシーの05

ラフィアンから会報が届き、3次募集馬3頭の詳細がわかりました。

Untitled1 注目していたグリーンラッシーの05(父ハイシャパラル)は、一目で気に入りました。2月産まれで、しかもこの時期の写真ですから立派にみえるのは当然ですが、首差しもよく、トモのボリュームもあり、バランスがとれた綺麗な馬体に見えます。サドラーズウェルズ系のボテッとした感じはありません。膝下が短いのもいいですね。

血統はLalunのクロスがあることに加え、近親に活躍馬が多く、母系としては昨年の3次募集馬マイネルクルーガー(父モンジュー)よりも数段上でしょう。母自身もイギリスで2勝しています。

推定体重は460kgと牡馬にしてはやや小柄ですが、大型馬には脚元への負担や喉なりのリスクがあることを考えれば、私的にはこれはむしろ歓迎です。

というわけで、マイネルレモリーノの補償もあり、今年はこの馬に応募することになろうかと思います。

Naval_affair なお、ついでに同じ母系出身のネイヴァルアフェアの05(父グリーンデザート)の印象も述べておきますと、グリーンラッシーに比べてがっしりした体で、膝下は短くしかも枯れており、こちらも魅力的です。瞳が大きく、顔はこちらの方が走りそうですね。父は実績十分ですし。関西入厩だし。

・・・いかん、迷ってきた(^^;。

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2006年12月26日 (火)

汚職は文化か

世の中には面白い研究をする人がいるものです。

PSD Blog経由で知ったのですが、汚職は文化(の規範意識)に根ざしているのか、それとも法の強制力が及ばないから発生するものなのかどうかを検証した研究があります。

ニューヨーク市にはたくさんの外交官がいますが、外交官は違法駐車をしても罰金がとられません。いわゆる外交官特権ですが、このおかげで「悪いことをしても罰せられない」という環境が人為的に作られます。

この環境においては人々はどう行動するか? 国別の違法駐車の回数とその国の汚職インデックスを調べたところ、その間には強い相関関係が認められるというのです。

つまり、汚職インデックスが低い国(例えばノルウェー)の外交官は、たとえ罰金を払う必要がないとわかっていても駐車違反はしない一方、汚職がひどい国の外交官は駐車違反回数も多いというわけです。このことは、汚職は、法の強制力がないから発生するのではなく、社会の規範意識の問題であることを示唆しており、汚職防止の取組みを考える上での参考になります。

ちなみに外交官特権を利用しての駐車違反やスピード違反は外交団が多い都市ではよく問題になるようで、例えばロンドンでは罰金未納国ワースト10を毎年発表しているそうですし(2003年の1位はリビア。「旬のイギリス」の記事参照)、パリでもスピード違反が多い外交団ベスト3は中国、ロシア、モロッコであると報道されていました(2005年)。

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2006年12月24日 (日)

競走馬のローテーションについて

マイネルヴルメリオが北海道に放牧に出ました。勝てなかったのは残念でしたが、ここのところ間隔を詰めての出走で、かつ中間も意欲的に時計を出していたのでそろそろ疲れが出る頃でしょうから、丁度いいタイミングでの休養だと思います。

ヴルメリオについてはローテーションが厳しいのではないかという意見が一部ネット上でみられます。

私は、競走馬は好調期にはなるべくレースに使うべきと考えているので、坪調教師のレース選択に不満はありません。

そもそも、脚元に不安があるとか、レースに使うと飼葉を食べなくなってしまうという事情があれば別ですが、健康な馬であれば1分から2分全力疾走したぐらいですぐどうこうなってしまうとは考えにくいです。生き物はそんなにヤワではないでしょう。

もちろん、サラブレッドの骨折はスピードが速ければ速いほど発症確率が高いのでレースに使うことは骨折のリスクが高くなりますが、他方において競走馬の骨折はほとんどが疲労骨折であり、原因はレース前に既に蓄積されていてそれがたまたまレースのときに発現するわけです。

とすれば、疲労が蓄積しない短期間にレースに集中的に出走させ、疲れが見えてきたら休養させるというパターンは支持できます。逆に困るのはレースに使わず15-15ぐらいの調教を長期間行うパターンで、これでは馬主は賞金を得るチャンスもないままに骨折の要因を日々蓄積させているようなものです。

連闘や中一週のローテーションが嫌がられるのはダビスタの影響もあるのではないかと思いますが、上記の理由から、厩舎がきちんと馬の状態を把握して出走させている限りは心配する必要はないというのが私の考えです。

【P.S.】
有馬記念は
◎ディープインパクト
○ドリームパスポート
▲ダイワメジャー

ダイワメジャーの取捨選択が難しいですが、ダイユウサクやオグリキャップのラストランに見られるように、中山2500mはコーナーが多く実質マイルの競馬になることがあるので、本格化した今のダイワメジャーならかなりやれると見ました。

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2006年12月23日 (土)

グローバリゼーションを正す

Making_globalization_work スティグリッツの「世界に格差をバラ撒いたグローバリゼーションを正す」(原題はMaking globalization Work、徳間書店、1800円)を読了。

グローバリゼーションは全世界の人々に恩恵をもたらすものなのに、適切なガバナンスメカニズム(言い換えると政治のグローバリゼーション)がないために、一部の国や利益集団(石油産業、製薬企業、補助金漬けの先進国の農家等)を潤すものになっており、先進国と開発途上国、国内の富裕層と貧困層の格差が広がってしまっている、という問題意識で書かれている本です。

取り上げられているのは開発途上国の貧困、貿易ルール、環境問題、知的財産権、天然資源管理、債務問題、安定的な国際金融市場など幅広いですが、スティグリッツらしいわかりやすい文章で書かれています。

特に印象深かったのは、次の2点。

まずドルが基軸通貨であることから途上国もドル(米国短期国債)を外貨準備として積んでおかなければならず、他方において米国短期国債は利回りが低く海外から借りるドル建て融資の金利は高いため、資金のフローは仕組み上、途上国から世界で最も豊かなアメリカに流れているという指摘。

もう一つは、先進国内におけるグローバリゼーションへの対応について、貿易自由化は非熟練労働者の賃金を引き下げてしまうため、労働力の技能向上をはかるとともにセーフティネットを充実させ、所得税の累進性を増大させるべきなのに、アメリカでは累進性を下げられセーフティネットは弱められているという点。これは日本にもそのまま当てはまりそうです。

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2006年12月21日 (木)

ジョイ

何の気なしにジョイ・サラブレッドクラブのHPを見たのですが、まだ多くの馬たちに残口があるようです。

ジョイの馬達はコスモヴューファームで調教されており、血統もビッグレッドファームの色が濃く、内容的にラフィアンとほとんど変わらないと思うのですが、方やラフィアンは多くの馬が満口、方やほとんどが残口ありというのは興味深いです。

おそらくこれは、入会金や月々の会費という経常費用がネックになってクラブの乗り換えや掛け持ちがしにくいということを表しているのではないかと思います。

かくいう私もそのクチです。以前注目していたSo Admirableは取り下げになってしまいましたが、最近の写真をみると魅力的な馬が多く、社台RHとサンデーサラブレッドクラブのように会費を共通にしてもらえるのであれば真剣に検討するのですが。

ちなみにいいなと思うのは、

キミホウセキ(父コマンダーインチーフ)
イブキカグラザカ(父マイネルラヴ)
ハッピーマリア(父ステイゴールド)
サマーデイズ(父Medicean)

あたりです。

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2006年12月20日 (水)

成果を示して支持を得る

よく開発の世界では「開発成果を示して市民から支持を得る」ことの重要性が語られます。

これに関連して最近身近で感じたことを少し。

私が今住んでいる横浜市ではゴミを減らす「ヨコハマはG30」運動を行っています。これは、ゴミの分別収集や再利用を促進してゴミを2010年までに30%削減(2003年比)しようというものです。

横浜に来る前はパリに住んでいましたが、フランスはゴミの分別収集というものが進んでおらず、せいぜいビン・カン類を分けるぐらいであとはアパートのダストシュートに放り込むだけ。それに慣れていたせいで、横浜に来て10分別15品目の分別収集に直面したときには大いに混乱し、正直なところ面倒と感じることもありました。

しかし、先日嫁が買ってきたLEE1月号に横浜市G30運動の記事が載っており、それによれば、G30の市内全域での導入以後、人口は増えているのに家庭ゴミは1年間で33.9%減を達成(1世帯あたり200kg減/年)、また、ゴミが減ったことで焼却場が2ヶ所廃止になり、年間予算が1100億円も削減されたというのです。

これはすごい。この記事を読んでからは、ゴミの分別が面倒と感じるどころか、分別作業に喜びを感じるようになってきました。ここまで明確な効果が示されると市民の側もやる気になろうというものです。なるほど、成果を示して支持を得るとはこういうことかと、納得した次第です。

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2006年12月19日 (火)

チーム・バチスタの栄光

Team_batistaスーパーで買い物をした際、2時間まで2000円のお買い上げで駐車料金をタダにするために何気なく本屋で買った「チーム・バチスタの栄光」(海堂尊著、宝島社、1600円)を読了。

何気なく買った本でしたが、楽しめました。バチスタ手術を成功させてきた大学の心臓外科チームがなぜか3回連続で失敗してしまいます。その原因を神経内科の医師と厚生省の役人が解明するという医療ミステリーですが、登場人物のキャラが立っており、医療過誤なのかそれとも故意の殺人なのかについて、最後まで「どっちなんだろう?」と読者を引っ張っていく技量は見事だと思いました。

一点だけ、ストーリーの本筋とは関係ありませんが、アメリカ政府が受け入れを拒否した反米ゲリラの心臓病患者を日本政府が受け入れるとは考えにくいような。国境なき医師団が見つけた患者ということもあり、フランスなら受け入れるんでしょうけど。

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2006年12月18日 (月)

ステレオタイプを排す

土曜日の朝日新聞朝刊に同社のシリーズ企画「新戦略を求めて」に関する紙面審議会の記事が載っていました。

この記事を受けた三浦昭彦・編集担当の言葉。

日本の対外戦略を考えるうえでODAをどう生かすか。その重要性をご指摘いただいた。政府はODAを戦略的に活用してきたとは、とても言えない。報道も、企業を潤すだけだとか、橋や道路ばかり造っているとか、とかく後ろ向きな面を書いてきた。しかし、日本が世界で孤立せず生きていくにはより有効なODA活用策を考え、伝えていかねばならない。組織改革をきっかけに編集局の各グループの力を結集して取り組んでいきたい。

ここにもありますように、とかくODAについてはばらまきであるとか、箱物重視であるとか、ステレオタイプな報道が目立ちます。しかし、よくみるときちんと内容を吟味せずにレッテル張りをしているようにも見えます。

例えば、橋や道路ばかり造っているという批判ですが、発展途上国にとっては運輸インフラは極めて重要です。道路とは一見関係なさそうな児童の就学率とか乳幼児死亡率といった指標も、アクセス道路がある村とない村では有意な差があります。また、雨季には不通になる道路や橋のない川が、どれだけ物流に影響を与え、その地域の経済発展を阻害しているかについての理解が足りないのではないかと思うときもあります。

企業ばかり潤すという批判も、開発途上国では失業率が高く、雇用を生み出すのは民間セクターであるということを踏まえていません。民間セクターの育成なしにどう経済は発展できるのでしょうか。

もちろん、インフラ整備や民間セクター育成のみならず、ガバナンスの強化や教育も重要です。が、箱物だから悪い、企業を潤すから良くない、といった根拠なきステレオタイプ報道はODAの有用性から読者の目をそらしてしまいます。

シリーズ企画「新戦略を求めて」のこれまでの記事を読むと、ステレオタイプな記事は少ないように思いますので、ぜひ、紋切り型ではない視点でODAを報道してほしいと思います。

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2006年12月17日 (日)

週末の総括

今週末はユニオン、ラフィアン併せて4頭が出走、しかもそれぞれ期待をかけられる状況でしたが、着順は2着3着5着15着で、総括すると80点でしょうか。

【土曜日】
サンベルナール
中山2歳未勝利戦ダート1200mに出走し5着。初距離でしたが難なく先行。4コーナーから遅れだしたものの、しぶとく粘って掲示板確保。常に真面目に走る馬で先行力があることは大きなメリットですが、勝ち切るまでにはもうワンパンチ必要なようです。いつか順番が回ってきそうな気もしますが、もう一回り成長が欲しいです。

サオヒメ
中京500万下ダート1700mに出走し、15着。これほど調教と実戦が乖離している馬も珍しいと思います。スタートしてからの行きっぷりも良く、これならと期待しましたが直線は大ブレーキ。これまでダートの中距離にこだわってきたサオヒメですが、「短い距離で気を抜かせないほうが良い」という菊沢ジョッキーのコメントもあり、次は短距離を使うことになるのではないでしょうか。

【日曜日】
マイネルヴルメリオ:
中京2歳未勝利戦芝2000mに出走し、2着。レコードタイムでの決着、3着以下を離しての2着ですから、運が悪かったとしかいいようがありません。残念無念。芝では大崩れのない馬で、本当に次こそはなんとかなってほしいものです。なお、勝ったタスカータソルテは相当強いとみました。

マイネルクルーガー:
中山2歳500万ダート1800mに出走し、3着。未勝利勝ちの時同様、3コーナーから大外を進出するレース振りで、さすがに直線に入り脚色は鈍ったものの、強いメンバー相手に3着は立派。3kgの減量が効いたこともあったと思いますが、このクラスでの目処が立ったというのは嬉しい限りです。

あと週末には、金曜日にグロリーゲイン(父タマモクロス)がようやくゲート試験に受かりました。めでたしめでたし。

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2006年12月14日 (木)

フューチャー・ポジティブ 開発援助の大転換

Futurepositive各方面の書評で評判になっている「フューチャー・ポジティブ 開発援助の大転換」(マイケル・エドワーズ著、CSOネットワーク 杉原ひろみ企画・監修、日本評論社、2940円)を読みました。読みましたというか、2回読み終わって今3回目を読んでます。

すごい本です。今年読んだ本ではベスト1。

濃い内容が平易な言葉でわかりやすく書いてあり、範囲も開発援助の歴史から人道援助、コンディショナリティのあり方、世界レベルでのガバナンスから組織や自分のあり方までと非常に幅広いものになっています。

本の内容はブログの1エントリではとてもまとめ切れませんが、とにかく、マーカーを引きたくなる、あるいはフセンをつけたくなる箇所が山ほどあり、本当に勉強になります。この分野に普段から関心のある人でないと読みこなすのは大変かもしれませんが、一読、いや三読の価値ありです。

【追記】
本書を訳された方が書かれているブログをみつけました。翻訳の動機等が書かれているほか、内容の濃いエントリがたくさんあって大変勉強になります。

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2006年12月13日 (水)

公共政策を魅力的なものにするには

世銀の民間セクター開発ブログを読んでいたら、「Making public policy issue sexy」(公共政策を魅力的なものにするには)というエントリがあり、タンザニアで民営化政策にかかるラップソングが大ヒットしているという話題がありました。

歌といえば、先般、マラウィの青年海外協力隊の山田隊員がHIV/エイズ対策に関する歌「ディマクコンダ」が大ヒットしたことが記憶に新しいですが、アフリカでは大陸全体として音楽に親和性が高いということで歌がポピュラーな伝達手段ということでしょうか。

ちなみに有効なコミュニケーションの手段はその国の事情により様々です。私が以前出席した情報・コミュニケーション(ICT)と開発に関するフォーラムでは、紙芝居や街角での演劇を通じて保健医療の重要性を伝えるユネスコの取組みが南アジア地域で功を奏しているという発表がありました。

開発援助については、必ずしも日本国内で無条件に支持が高いとはいえませんが、日本においてはどうすれば開発政策を「セクシーなもの」にすることができるでしょうか。

「のだめカンタービレ」がドラマ化されたことによりクラシック音楽に関心を持つ層が増えている由ですが、これにならえば、例えば青年海外協力隊の研修所を舞台にした青春ドラマや、緒方貞子JICA理事長の半生を題材にした朝の連ドラ(もしくは大河ドラマ)が有効なように思いますが、どうでしょうか。だめですか。

ちなみに、私はみたことがありませんが、昔に小泉今日子が主演したネパールを舞台にした国際協力ものドラマがあったそうです。

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2006年12月10日 (日)

種牡馬に2年目のジンクスはあるか

ユニオンのレイクアネシーの子ども(父タニノギムレット)が気になって仕方ありません。

先週の阪神JFはタニノギムレット産駒のウォッカが勝ちました。タニノギムレットは既にゴールドアグリ(新潟2歳S)を出しており、新種牡馬として順調な滑り出しをみせています。では、ギムレットの2年目の産駒になるレイクアネシーはどうでしょうか。

プロスポーツの世界では、新人の時に活躍した選手が2年目に1年目ほどの成績を残すことができないという、いわゆる「2年目のジンクス」というものがあります。これは、世間では「1年目の成績で天狗になったから」などと解説が加えられますが、統計の世界では「1年目は出来すぎで、2年目に不調に陥ったというよりは単に平均に回帰しただけ」と説明されます。

さて、では種牡馬の世界はどうでしょうか。平均の回帰だけでなく、一般に初年度の方がより優秀な牝馬との間で配合されると考えられるので(∵早く結果を出してシンジケート株の価値を高めたい)、初年度の方が成績がよく、2年目の成績は落ちると予想されます。

実際のデータはどうなっているでしょうか。netkeibaでトップ20の種牡馬の初年度産駒と2年目の産駒のアーニングインデックス(EI)を比べてみました(網掛けが2年目の産駒の方が成績がいい種牡馬)。

  初年度産駒EI 2年目産駒EI
サンデーサイレンス 5.14 4.59
フジキセキ 1.09 1.35
ブライアンズタイム 3.79 4.50
サクラバクシンオー 1.09 1.71
ダンスインザダーク 1.29 1.54
エルコンドルパサー 1.18 1.51
エンドスウィープ 3.01 2.59
スペシャルウィーク 0.95 1.49
フレンチデピュティ 1.41 1.79
オペラハウス 1.21 4.71
アドマイヤベガ 1.57 1.24
アグネスタキオン 1.43 1.88
アフリート 1.66 1.50
タイキシャトル 1.43 1.41
マヤノトップガン 1.08 0.99
キングヘイロー 1.15 2.01
バブルガムフェロー 1.15 1.22
フォーティナイナー 1.29 1.78
グラスワンダー 0.75 0.93
フサイチコンコルド 1.41 1.22

ほほう。

意外にも、20頭中13頭が初年度よりも2年目の産駒の方が成績があがっています。特にベスト10種牡馬では、10頭中8頭が2年目のジンクスを打ち破っています。

ここからは推測ですが、初年度産駒は牧場や育成場、トレセンにおいて、まだその種牡馬の産駒の特徴(気質、体質など)がつかめておらず、暗中模索のうちに育成されるのに対し、2年目の産駒は初年度の経験をフィードバックして、個々の種牡馬の特徴を踏まえた育成や調整が行われるため、成績があがるのではないでしょうか。

もちろん、この前提には各育成場や厩舎が種牡馬毎の産駒の特徴について整理してきちんとフィードバックする仕組みがきちんと出来上がっていることが必要です。リストをみると、サンデーサイレンスやエンドスウィープの両スーパー種牡馬を除くと社台系の種牡馬が2年目の成績が向上しているようです。これは社台が有効なフィードバック回路を持っていることを表しているのかもしれません。

いずれにせよ、新種牡馬については、初年度産駒よりも2年目の産駒のほうが狙い目と言えそうです。

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2006年12月 9日 (土)

一周年

このブログを始めて1年が経ちました。

累計アクセス数は約16,800。一日平均に直すと45件ぐらいのアクセスを頂いています。これまでに読んでくださった皆様、ありがとうございます。

少しでも「へえ」と感じられるようなinformativeな内容のものにしたいと思っているものの、読み返してみて面白い記事というのはなかなかないのですが、どうか懲りずに今後とも引き続きよろしくお願いいたします(^^)。

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これ以上課長代理クラスを搾取するか?!

厚生労働省の労働法制改革案では、「権限や責任がある管理職手前の人で、一定年収以上の人を、年104日の休日確保により、労働時間規制から外す」という「ホワイトカラー・エグゼンプション」制度の導入が盛り込まれたそうです。

条件としては、①労働時間では成果を適切に評価できない、②重要な権限・責任を伴う、③仕事のやり方などを使用者に指示されない、④年収が相当程度高い(400万円と700万円の2案あり)、の4つがあげられており、これらを満たす人は一日8時間の労働時間規制からはずれ、残業代を払う必要がなくなります。(9日付朝日新聞朝刊より)

この制度の導入に対して労働組合側が猛反対しているそうです。そりゃそうだ。

ポイントは対象が管理職手前の人たちであることです。「できる社員はやり過ごす」(高橋伸夫著)で書かれているように、管理職手前の人(課長代理とか調査役とか呼ばれている人)は、上司の指示や後輩の育成を引き受け、時には上司の無理な指示をやり過ごし部下の不始末を尻拭いしつつ、自分の仕事もこなしつつ企業の要として一番忙しく働いています。

しかも管理職の手前だけに普段の働きぶりが管理職にあがるための選抜試験になっていることから競争も激しい。著者の高橋東大教授は、こうした課長代理クラスの存在が日本企業の強みになっていると分析しています。実際、私はまさに課長代理の年代ですが、まわりをみても、職種を問わず過重な残業しています。

このように、今でさえ課長代理クラスは会社の中で酷使されているのに、「ホワイトカラー・エグゼンプション」が導入されれば、代理クラスは、週40時間の労働時間規制からもはずれ、残業代も支払ってもらえなくなるのです。

冗談じゃない。

「ホワイトカラー・エグゼンプション」を導入する前に、サービス残業をなくしたり、36協定を企業に遵守させたりと、やることがあるでしょう。労働基準監督署にはもっと頑張ってもらいたい。

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2006年12月 8日 (金)

環境問題は共通の利益

数日前ですが、若林環境相が中国向け円借款について次のような発言をしています。

一方、若林環境相は、共同記者会見で、2008年に終了する予定の中国への円借款について、「環境問題については共通の利益という意味でなお活用できるようにすべき」と述べ、今後、政府部内で協議していく方針を明らかにした。
(2006年12月3日読売新聞

2つの点から環境相の考えに賛成です。

1つは、環境相が言われるように環境問題は共通の利益であること。中国が経済発展を続ければエネルギー消費量も増大しますが、そのエネルギーを中国で豊富にとれる石炭でまかなうとすれば酸性雨の問題は深刻化すると考えられるため(今のところは大丈夫なようです。くわしくはこちら、その対策を講じる必要があります。

中国は一千メガワットの発電所を毎月一つ増やさなければならない。またインドでも電力供給を相当に拡大する必要がある。これらの発電にすべて石炭を使うとすれば、2020年のアジアでは酸性雨が大きな問題となるだろう。酸性雨はこの何十年かにアディロンダック山脈のモミの木やペンシルヴェニアのアメリカハナノキに甚大な被害を与えたように、日本の森林に深刻な影響を及ぼすだろう。
(「問題はグローバリゼーションではないのだよ、愚か者」J・F・リシャール著、草思社、p.20)

2つ目は、中国との関係を考える上で円借款というツールを放棄するのは必ずしも得策ではないと考えるからです。中国経済の規模からすれば対外援助が有するレバレッジは大きくないでしょうが、他の外交ツールと組み合わせつつ供与を通じて中国政府内の親日派の後押しをしたり、プロジェクトの受益者に日本に対する理解を深めてもらう機会を提供したりといった効果が期待できます。

2008年に対中円借款は終了と日本が決めた後に、フランスは中国向けのODAを増額しています。フランス内でも成長著しい中国に対する援助の供与に対して批判的な声がありますが、21世紀の超大国中国との関係においてもてる外交ツールは多いほうが判断したのでしょう。

とはいっても、一旦決めたことですので覆すのは難しいんだろうなあ・・・。

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コトー先生の島の重症患者発生率

Dr.コトーは面白いですが、しかし、あれだけ毎週のように身近な、しかも若い人ばかりがガンになったり緊急手術をしたりする事態になるのをみていると、あの島には何かあるんじゃないかと思ってしまいます。

のろいとか、放射性物質とか・・・。

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2006年12月 4日 (月)

パリ空港の人々

Tombe_du_ciel_1何の気なしにツタヤで目に付いた「パリ空港の人々」(1993年、フランス)を観賞。

ストーリーは、飛行機搭乗前にパスポートを盗まれた主人公がシャルルドゴール空港についたものの、パスポートがないため入国できず、空港で夜を明かすところから始まります。そこで彼は、彼と同じように入国できない人々が空港の一角で暮らしていることを知り、彼らと数日を共にする、というお話です。

この話は、実際にこういう人がシャルルドゴール空港に住んでいることをもとに作られたもので、最近のトム・ハンクス主演「ターミナル」もこの映画にインスパイアされて製作されたものだそうです。

話の内容は映画だけに現実離れしているところもあるのですが、空港職員が空港で暮らしている人たちを寛容に扱っている様は、フランスならさもありなん、という気がします。滑走路に住んでいるウサギを捕獲してレストランに持ち込む話は秀逸。

喜劇ではありますが、明日本国(ギニア・コナクリ)に送還されようとしている少年に、一目パリをみさせようとみんなで空港から市内に密入国するシーンは、パリの夜景とあいまって感動的です。クリスマスシーズンが映画の季節でもあり、心温まる映画がみたい気分のときにはいいのではないでしょうか。

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2006年12月 3日 (日)

マイネルとコスモ

日曜中京5Rに出走したマイネルヴルメリオは3着。

3着とはいえ、さすが安藤勝騎手というコースロスのない乗り方で、負けても不満はありません。1、2着馬はいずれも有力馬で、ヴルメリオよりも前で競馬をし、かつスローに落とされたのでは勝てないのは仕方ありません。

ところで勝ったのはコスモグルミット(父コマンダーインチーフ)。馬主はビッグレッドファームで、マイネルの冠号はありませんがいわば僚馬です。以前、岡田前社長は「(会員を募っている)マイネルよりもコスモを優先するような背信行為はない」と言っていましたが、最近のこの両者の実績はどうなっていますでしょうか。

調べてみると、結果は以下の通り(データソースはnetkeiba。検索条件は、2-5歳、中央のみ(したがって地方所属馬のコスモバルクは検索対象に入っていません)。

  頭数 平均 メディアン
ラフィアン 243 1,542 810
コスモ 135 1,289 310
(単位:万円)

なるほど、これをみると確かにマイネル所属馬の成績が平均獲得賞金、メディアンともにコスモを上回っており、前社長の言われることに嘘偽りはありません。

ヴルメリオは今日は残念でしたが、本当に次回はなんとかしてほしいところです。

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2006年12月 2日 (土)

レイクアネシーの子供達

ユニオンの追加募集カタログがきました。

春に比べて馬が成長しているせいもあるでしょうが、市場取引馬を中心に見所のある馬も何頭かいて少し心動かされています。

注目のレイクアネシーの2005(父タニノギムレット、おじノーリーズン)ですが、セレクトセール上場馬だけあって脚の形もしっかりしていて好感を持ちました。コンパクトそうな馬体なのでセレクトセールで売れなかったのは体が小さいせいもあったかもしれませんね。

レイクアネシーの子供達はフランスで走っていますが、重賞やリステッドレースでの成績はなく、少しさびしい感じがします。しかしそれらの産駒の父はNeverneyevとかKadounor、Astairなど聞いたことがない馬ばかり。Bloodhoundでフランスの種牡馬ランキングを検索すると唯一Neverneyevだけが131位に登場します。父がタニノギムレットに変わるのは、かなり好材料といえるのではないでしょうか。

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