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2007年1月14日 (日)

保険会社のCSR

第一生命がベトナムの生保を買収したというニュースが日経新聞にありました。これ以外にも最近は東南アジアなど新興市場への進出が進んでいるようです。

富裕層を中心とした顧客のニーズに応えていくということですが、開発途上国で保険サービスを開始するということで、その保険のノウハウを貧困層にも便益をもたらすマイクロインシュアランスに生かせないかと思います。

貧困層は、自然災害や疾病といったショックに対してとりわけ脆弱で、そうしたときに頼りになる保険サービスに入ってないことがほとんどです。これに対処するのが少額保険(マイクロインシュアランス)ですが、リスクに関するデータが不足していたり、再保険がなかったりすることで民間企業が参入できないとされています。

民間企業も損失が出るようでは参入できないでしょうが、例えばデータ蓄積等コストがかかる部分に公的資金(例えばODA)の支援を得ながら、小規模にCSR活動としてマイクロインシュアランスのサービスを提供するというアイデアはどうでしょう。

各保険会社のHPでCSR活動をみてみると環境面での活動や社員のボランティア活動等が目立ちますが、本業の保険業務のノウハウを生かしたCSR活動というものがあってもいいのではないかと思います。

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