直線の魅力
最近、「レーシング・ストライプス」と「夢駆ける馬 ドリーマー」の2本の競馬物映画を見ました。
「レーシング・ストライプス」は、競馬にあこがれたシマウマが、ポニーやペリカンなど牧場の仲間の応援を得ながらサラブレッド相手にレースに挑む話。
一方の「夢駆ける馬」は、競走馬として致命的な怪我をした牝馬が、小さな牧場の父娘の看護と調教によって復活するというお話で、実話がベースになっているそうです。
「夢駆ける馬」の方は、映画のなかでグランドスラムやフサイチペガサスが登場するなど、競馬ファンなら「おお」と思うシーンが多い一方、レーシング・ストライプスは、サラブレッド達がシマウマを集団でいじめたり、まあ滅茶苦茶な話なのですが、私は、面白さでは「レーシング・ストライプス」に軍配を上げます。
なぜか。それは直線の描き方にあります。
両方の作品ともレース最後の直線がクライマックスになっていますが、レーシング・ストライプスの方が直線の興奮がストレートに伝わってきました。直線シーンの爽快感は、それまでのお話のばかばかしさを吹き飛ばしてありあまるものがあります。
一方の夢駆ける馬は、スローモーションを挟んでしまったために、かえって競馬のスピード感や興奮が生まれなかったように思います。
競馬の魅力は、やはり最後の直線にあり、ですね。
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