世銀に関する日本のマスメディア報道
昨日の続きですが、今回の世銀総裁のスキャンダルに関して、ネットで新聞記事をいろいろとみてみましたが、どうも「恋人」を優遇していたことに焦点をあてたものが多いようです。
たしかに耳目を引きやすい話題ではありますが、他方において、その報じ方がどこか海の向こうの出来事、という印象を受けます。
しかし、日本は世銀の第2位の出資国です(左のグラフ。詳しくは財務省のHP参照)。いわば大口の株主なわけで、その世銀のガバナンスが総裁のスキャンダルに端を発して揺らいでいるということであれば決して海の向こうの出来事ではありません。
世銀の総裁人事については従来より「不透明」という批判がされており、現総裁を選んだ理事会のメンバーである日本政府はともかく、マスメディアからは世銀のあり方について論評があってもよかったのではないでしょうか(19日追記:日経新聞の社説がとりあげていました)。
世銀と同じワシントンにある開発問題のシンクタンク、Center for Global Developmentでは、早速にウォルフォウィッツ総裁は辞任するべきとの見解を出しています。このシンクタンクは開発コミットメント指標を出しており毎年日本が最下位であることで日本でも注目を集めていますが、アメリカ出身の総裁であっても批判すべきはする点に好感を持ちました。
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