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2007年4月16日 (月)

ビッグマックでみる最低賃金の国際比較

日曜日の朝日新聞に最低賃金の国際比較に関する表が掲載されていました。

●主な先進国の最低賃金

オランダ 18万479円/月
フランス 1162円/時間
英国   1096円/時間
カナダ  678円~860円/時間
日本   673円/時間(全国加重平均)
米国   602円/時間
(06年現在。06年1~3月期中平均の為替レートで換算。厚生労働省調べ)

この数字を引きつつ、同志社大学の橘木教授が以下のように述べています。

そもそも日本の最低賃金は、主要先進国の中で相当低い位置にあるといえる。日本の自給が673円に対し、フランスや英国は1千円を超え、日本より低かった米国でも800円台へと大幅に引き上げられる見通しだ。

この記事を読んで、実際には物価水準や為替レートを勘案しないと一概に高低は言えないのではないかと思い、ふと「ビッグマック指数」が頭に浮かび、各国でそれぞれの最低賃金でビッグマックが何個買えるか計算してみました。

結果は下表の通りです。

  最低賃金(円) 最低賃金(現地通貨) ビッグマック価格 買える個数
フランス 1162 8.30 2.94 2.82
イギリス 1096 5.34 1.94 2.75
カナダ 860 8.74 3.52 2.48
日本 673 673 250 2.69
アメリカ 602 5.39 3.10 1.74

為替レートは朝日新聞のレートが使っているものが不明だったので便宜上、OECD DACが使っているレートを用いて計算しました。ビッグマックの価格はEconomistによる2006年3月時点のものです。

これをみると確かにビッグマック換算(買えるビッグマックの個数)でも日本の最低賃金はイギリス、フランスに比べて低くなっていますが、その差はわずかであり、単純に円換算額だけをみて「相当低い位置にある」とまでは言えないように思います。

それにしてもアメリカは絶対額でもビッグマック換算でもかなり低いですね。

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