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2007年5月17日 (木)

東京都水道局

朝日新聞の記事より。

世界の30を超す都市の首長らが参加する「世界大都市気候変動サミット」が15日、ニューヨークで開かれ、石原慎太郎・東京都知事が都の環境対策について講演した。都の水道の漏水率が3%と世界でも低いことに関心が集まり、他都市から質問が相次いだ。 (中略)

都によると、浄水場と家庭をつなぐ水道管から漏れる水の割合を示す漏水率は、東京が3.6%。ロンドンで26.5%(00年)、モスクワ、マドリードで約10%、メキシコ市で35%(04年)と世界の大都市では軒並み10~30%で、「一千万都市でこの低さは誇るべき数字」だという。

以前、東京都水道局の方の話を聞く機会があったのですが、1千万の都民に給水している都水道局の運営方式や技術は素晴らしいもので、ぜひこのノウハウを国際協力に生かしたいと言っておられました。

日本は、途上国の主要都市の上水道整備によく資金協力を行っていますが、上水分野については民間活力の導入が盛んで、途上国においてはスエズやビベンディなどの欧州系企業が受託している場合が多い一方、日本では運営ノウハウが、企業ではなく都水道局のような地方自治体にあるため民活に参画することができない、と聞いたことがあります。

日本の資金協力で作られた設備を日本の民間企業が運営し、日本の技術を国際協力に役立てることができるといいのですが、水道局が途上国の都市の水道運営を受託するようなことはできないものでしょうか。

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