« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

2007年6月

2007年6月30日 (土)

ネオユニヴァース産駒2頭

競馬中継もみずにカタログみてますが、ネオユニヴァース産駒が気になって仕方ありません。

そこで先日とりあげたユニオンのネオユニヴァース×リキサンフラッシュについて検索をかけたのですが、セレクトセールで主取りになっているのをみつけました。

他方、同じセレクトセールにラフィアンで募集がかかっているネオユニヴァース×ユーキャンフライも上場されていて、こちらはビッグレッドファームが2400万円で落札しています。

ううむ。カタログやDVDを見る限り、両馬それぞれいい馬で、どこに差があるのかわからないのですが、目の肥えたバイヤーたちには「何か」がわかるのでしょう。

普通に考えればプロの目が選んだユーキャンフライの方が有望ということなのでしょうが、募集総額4000万円とお値段はかなり張ります。普通は手が出ません。

リキサンフラッシュも、主取りとはいえ、そもそもセレクトセールに出場できるということがセレクションを通過しているということなので深く気にする必要はないのかもしれませんが、悩ましいところです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月29日 (金)

新宮澤構想

宮澤元総理が亡くなられました。私は自民党ハト派にシンパシーを感じることが多いのですが、その代表格であった宮澤元総理の死去は大変残念です。

宮澤さんの名前を聞くと、個人的にはアジア通貨危機の際に発動した「新宮澤構想」を思い出します。

当時、宮澤さんは財務大臣でしたが、新聞報道がでた当日に財務省に問い合わせても事務方は何も知らされていなかった様子だったのが印象的でした。大臣の強いイニシアティヴだったのでしょうか。

新宮澤構想はアジア諸国には相当のインパクトがあったようで、当時タイに出張した同僚によれば地方の市民までもが「ミヤザワ」を盛んに口にしていたそうです。失業率が急激に高まった時期で、ミヤザワという名前とともに地方の道路や護岸整備などの公共事業が日本の支援で行われたことは突然の経済危機に苦しむタイ国民に強い印象を与えたようです。

一方、97~98年の「アジア通貨危機」に際しては、タイやインドネシアなどを支援する「新宮沢構想」を提唱し、今もアジア各国から高い評価を受けている。 (読売新聞の29日付けの記事より)

財務相時代に財政赤字を拡大させたことに触れる報道が多いですが、そのときの財政出動の一部は、上述のようにアジア通貨危機における対応によって東南アジア地域と日本との関係を深化させたことは間違いないと思います。

ご冥福をお祈りいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月27日 (水)

国連の政治力学

Kokuren毎日新聞の書評や、紀谷さんのブログ等、各所で評判となっている「国連の政治力学 日本はどこにいるのか」(北岡伸一著、中公新書、880円)を読みました。

学者らしい論理的かつ冷静でありつつ、国連代表部での仕事が臨場感あふれる筆致で書かれている、貴重な本です。

なかでも国連の安保理改革と北朝鮮の核実験に対する制裁決議という、日本が深くかかわった事案の外交交渉過程は、当事者でしか語りえないもので、外務省が普段どういう仕事をしているのかを理解するのに最適ではないでしょうか。

安保理改革については、よくある「日本には理念がないのに安保理の常任理事国になる資格があるのか」という批判に対して、自由と民主主義を標榜し、過去60年戦争をしていない平和国家で、ODAや2割近い国連分担金を通じて途上国の経済発展に貢献をしている日本が常任理事国になること自体が国際社会にとって重要でありそもそも現在の常任理事国にだって理念はないと反論している点、さらに「理事国になってもアメリカに追従するだけ」という批判にも、そういう人は決議案を起草するところから関与できることの重要性に気がついていないと応じている点に説得力がありました。

また、私が本書のなかで特に印象に残ったのは次の箇所です(強調は引用者)。

この間、外交の本質にかかわる興味深い感想を持った。

われわれは、フランスがG4を支持して行動してくれたことに深く感謝している。しかし、それはフランスの基本的な考え方から来ている。とくに日本のためではない。日本やドイツなどの力のある国が入ってくることは、国連とマルチ(多国間)外交にとってよいことだという考え方がまずある。(略)

それ以上に、フランスの行動には、何か外交を楽しんでいるふうが見られた。実際、G4を支持してくれと、多くのフランス語圏の国々にとくに働きかけてくれたが、そういう働きかけによって、実はフランスはその外交能力を再生産し、拡大強化しているのである。

日本についても同じことが言えるのであって、外交はお金と違う。お金は使えばなくなるが、外交は適度に使えば、さらに強化される筋肉を適度に使えば発達するのと同じである。

国連や外交に何らかの関心がある人は一読することをお勧めします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月25日 (月)

BSディベート どうする日本のODA

Datafile02 昨晩のNHK新BSディベート「どうする日本のODA」は見ごたえがありました。

ディベーターもODAと経済開発に関する学界の重鎮・渡辺利夫氏、外務省出身の田中均元外務審議官、財務省出身の行天豊雄元財務官、TICAD市民社会フォーラムの大林稔教授など、それぞれの立場をうまく表したバランスのとれたメンバー構成で、ODAのもつ多面性がよく出ていたと思います。

感想をいくつか。

  • 行天氏が途中で言った「ODAは経済発展に寄与していない」といった趣旨のことを言い、渡辺先生が「それを行天さんが言うと困ってしまう」といったやりとりがありましたが、私も行天さんの発言にはズッコケました。確かにそういう研究はありますが(イースタリーなど)、そうでない研究もあるわけで。
  • 大林先生が言われる、貧困層を経済的にも政治的にもエンパワーすることが重要というのは全くそのとおりだと思いますが、相手国の主権もあるなかで実際にどう実践していくのかは、私の勉強不足でイメージがわきません。欧米(とくにアメリカ)ではそうした市民社会育成、政党支援といった援助を行っていますが、日本ではあまり経験がないはずで、その手法を学ぶにはしばらく時間が必要なように思います。
  • アフリカ向け円借款の再開について、経済発展につながらず債務問題だけを残した過去の歴史を繰り返すのではないか、という指摘がありました。これについて番組では取り上げられませんでしたが、日本のみならず各ドナーは過去の反省に基づき、貧困削減戦略ペーパーの策定や公共支出計画の策定支援、援助の調和化など、アプローチの仕方がかなり変わっています。特に調和化の話は、OECD開発援助委員会が進めている話で、この点をハモンド次長に振ってほしかったところです。
  • 田中元審議官が「アフリカ支援は常任理事国入りの票集めのためというのは間違いであって、国際社会の重要な問題として日本として取り組んでいるもの」という発言をされたことには溜飲を下げました。「票集め」とだけみられるのでは、日夜アフリカ支援に取り組んでいる現場の人たちが浮かばれません。

日曜の夜、しかもBSとあって見逃された方も多いと思いますが、7月1日(日)の15:10から再放送があるそうなので、関心のある方もない方も、ぜひ見てみてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月24日 (日)

ネオユニヴァース×リキサンフラッシュ

土曜日に出走した2頭は6着と3着。

両馬とも頑張りましたが、特に京橋特別のマイネルクルーガー。1番人気ニルヴァーナの凡走もありましたが、それでも先頭から0.2秒差の3着は立派。欧州のモンジュー産駒を彷彿とさせる芝での走りも申し分なく、中距離での活躍が望めそうです。

ところで週末にユニオンのカタログとDVDが届きました。牡馬が極端に少なかった昨年に比べて平均的な水準がアップしたように思います。いい馬を確保するためにクラブ側も努力しているということでしょうか。

私の注目はP48 ネオユニヴァース×リキサンフラッシュの牡馬です。

生産牧場の競優牧場は、役員牧場ではありませんがこれまでにバードントロフィーペンデュラーと牡馬で勝ち上がっている馬を提供している実績があり、価格設定は高めなものの、きちんとした馬を出している印象を持っています。

この馬はブラックタイプはさびしいものの、お母さんが4勝した活躍馬、兄弟もテイエムジェネラスとテイエムリキサンと走っています。「平均への回帰」の考え方からすると、活躍した曾祖母の子孫よりはより近い血筋が走っている方が望ましいです。

また、本馬は生まれが3月10日で比較的早く、馬格も予想体重が470kg~490kgとそこそこ大きくなりそうです。個人的な趣味の領域ですが、シャーペンアップ系Krisのクロスというのも好みで、馬体のバランスもいいですね。

良心的な提供牧場、牡馬、活躍馬の母の子、兄弟も活躍、早生まれ、馬格もあるとなれば、かなりの条件を備えているといえそうですが、いかがでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月22日 (金)

競馬に絶対はない

ので、明日出走する人気薄の2頭にも頑張ってほしいものです。

サンベルナールは福島の芝2000mに出走。一気の距離延長でどうなることかと思われた前走が6着。中館騎手を確保して期待の一戦になります。相手は揃っていますが、先行力を生かしてなんとかならないでしょうか。

マイネルクルーガーは阪神の京橋特別。1000万下で降級組も多く強そうですが、こちらも形だけはオープンで戦ってきた身。本来は芝の中距離でこその血統ですから、収穫のあるレースを期待します。

ところで現在のところの稼ぎ頭、スプートニクが先日やっと入厩したと思ったらほどなく骨折が判明。放牧先から戻ってきてすぐに牧場に戻されるのは2月に続いて2度目で、さすがに「どういうこっちゃい」と思いますが、人生は禍福があざなえる縄の如し、ともいいますので、明日の2頭がいい知らせをもってきてくれるはずです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月21日 (木)

とてつもない日本

Totetumonai外務省HPの外務大臣記者会見を読むのを楽しみにしている身としては読まねばなるまいと思い、読んでみました。

とてつもない日本(麻生太郎著、新潮新書、680円)

麻生大臣は、祖父が吉田茂であることや、若いころにシエラレオネに赴任されていたこと、会社経営をされていたこと等が背景にあってか、より長い時間軸や空間軸の座標上で現在の日本がどこに位置しているのかをきちんと把握している印象があります。

現在のポストに関連する第1章「アジアの実践的先駆者」、第2章「日本の底力」、第6章「外交の見取り図」、第7章「新たなアジア主義」などは興味深いです。

冒頭のデリー地下鉄のエピソードや日本のサブカルチャーの影響力も印象的ですが、私は、アジアの未来を語った締めくくりの言葉が素晴らしいと思いました。

(略)アジアにおいては依然として貧困、疾病そのほかの苦しみを目にする。しかし、もはや絶望への後戻りはないように思う。なぜなら、今ではこうした子供たちが、自らの一生のうちに目標や夢を達成するための、目に見える確かな機会を与えられつつあるからだ。

柄にもなく美辞を弄しすぎたかもしれない。日本人が過度に肩に力を入れる必要はない。明日から出来ることは、今日までやってきたことと、少しの違いもない。

それはすなわち、懸命に働くこと。知識や経験を分かち合うこと。成功と失敗の体験を共有するため、機会をとらえて対話を重ねていくこと。その中から、政治でも経済でも、ベストプラクティスを互いに学びあっていくこと-。これらがアジアを今日のアジアにしたのであれば、明日から私たちにできることも、これらと変わるところはないのである。

同じ労働を、同じ努力を、今から三十年後を夢見て行う。やがて建つ、風通しの良い家々が作るだろう平和な集落(引用者注:アジア地域のこと)の様子をはるかに望みながら進めるのだとしたら、それは、暗闇の中の手探りとは雲泥の差をもたらす歩みとなるだろう。

こういうビジョンを語れる外務大臣を持つのは幸せなことだと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月20日 (水)

経済財政戦記

5152zheiael__ss500_ 日経新聞のサイトに掲載されている「NET EYE プロの視点」は読み応えのあるコラムですが、なかでも清水真人編集委員の「首相官邸コンフィデンシャル」は記者の間でも注目されているコラムだそうです。

その清水真人編集委員の「経済財政戦記」を読みました。今日、骨太の方針2007が閣議決定されましたが、小泉政権後期から現政権の経済財政諮問会議を中心とした与党、政府の経済・財政政策をめぐる攻防を書いた本です。

読んで驚くのはその取材力です。各大臣から次官、自民党政調、諮問会議の民間議員、秘書官に至るまで、それぞれの立場からみた経済財政会議をまるでそこにいたかのように描く筆致には引き込まれます。私など、諮問会議が夢にまで出てきました。

今日、「骨太の方針2007」が閣議決定されましたが、この本を読めば、一見無味乾燥な文言の意味内容がより深く理解できるはずです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月18日 (月)

世界の果てで働くお父さん

「世界の果てまでイッテQ!」の父の日スペシャルは、スリランカのダム建設現場で働くお父さんを7歳の息子さんが訪ねていくというでした。

スリランカが世界の果て、というのは大げさですが、近隣の町からでも徒歩2時間というのはさすがにダムサイト。その場所に工事を受注した日本の建設会社の方々が現地の人たちから信頼を得つつ建設工事に従事されている姿は、訪ねていった息子さんのみならず視聴者にも心に残ったのではないでしょうか。

父「ダム自体が水力発電所として電力供給をします。スリランカの経済発展には電力が不可欠です。」

休憩時間の合間、中島が現地の作業員のみなさんに聞いてみた。
中島「ミスター川島(統吾くんのお父さん)はどうですか?」
作業員「日本の人たちが、俺たちの国のために頑張ってくれて本当に感謝している」

番組では触れられていませんでしたが、このダムには日本の援助資金が投じられています。日本のODAを日本企業が受注し、日本の技術者が現場で働いて感謝されているという、ひとつの理想形です。

【参考】
前田建設のプレスリリース
http://www.maeda.co.jp/outfiles/000876/001_0305.pdf

それはそうと、チーズ祭りに挑戦した宮川さんもすごかったですね。イッテQ!は毎週面白いです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月17日 (日)

馬体重、体高と募集価格の関係

一般に競走馬は体格がいいほうが競走成績が良いといわれているのは、以前「馬格の重要性」でも示したとおりですが、そうであれば募集価格にも反映されているはずです。

Ruffianheight そこで、最近発表されたラフィアンの2007年度募集馬の体高と募集価格の関係を分布図にしてみました。結果は左のとおり(x軸方向が体高、y軸方向が募集価格。クリックすると大きくなります)。

もちろん、競走馬の価格は体格だけでなく、血統や体型にも左右されますが、それでも相関を表す直線は右肩上がりになっており、現時点で体格が良い馬の方が高い価格がつく傾向にあるようです。

Ruffianweight 馬体重との募集価格の関係をみても同様です。まあ、現時点で体高のある馬は馬体重もあるでしょうから当然といえば当然ではありますが(x軸が馬体重、y軸が募集価格)。

ちなみに、体高、馬体重いずれとも平均より上の募集馬をピックアップすると以下の通りとなります。

No. 募集馬名(母の06) Price 馬体重(kg) 体高(cm)
28 ホッポウマリアの06 2600 465 158
43 (市) オレゴントレイルの06 4600 436 157
11 (父) (市) サクラエンドレスの06 2600 403 156
7 (父) (市) グリーンヒルケイの06 1700 406 155
16 (市) セーヌフロウの06 1500 402 155
1 (市) インヴァイトの06 6400 408 154
34 マイネミモーゼの06 2600 404 154
5 オカノスピカの06 1700 426 153
26 (父) (市) ビヨンザレルムの06 4600 384 153
36 (市) メジロベツァーリの06 1500 401 153
38 (父) (市) ユウキビバーチェの06 6400 421 153
40 リンクシェーマの06 1800 423 153
9 (市) コンキスタドレスの06 2200 391 152
10 サイレンスジェニーの06 1800 399 152
14 (父) シンコウカリビアンの06 1600 404 152
15 (市) スリリングディの06 1600 395 152
20 (市) ダンシングマツリの06 1300 408 152
48 シルワナの06 1600 392 152
3 (父) エオルスハルフェの06 1600 383 151
4 エンドレスサマーの06 1600 397 151
17 ダイイチシガーの06 3200 418 151
22 (市) トキノスピカの06 1700 423 151

相馬眼ないので、もうこの中から、価格の安い順に検討を加えていこうかと(^^;。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月16日 (土)

TVh杯にサオヒメ出走

ラフィアンからカタログが届きましたが、ぱっとみたところ、よくみせる馬が多いですねえ。どれもこれも走りそう。その中でもウインクリューガーの全弟(インヴァイトの06)はものすごい(^^;

それはともかく、募集前の大事なタイミングでサオヒメ(父サンデーサイレンス、牝5歳)が函館のメインレースTVh杯に出走します。

前走は最下位と期待を大きく裏切ってしまいましたが、小回りの芝1200mならばもう少し粘れるはずで、中間の調整も順調なことから複勝圏ならありえるのではないかと思います。

この馬に限っては、たとえ前走がビリでもいつか走ってくれるのではないかという期待をもってしまいます。血統や馬体の良さがそうさせるのでしょうが、レース前にわくわくできるというのが一口馬主の楽しみなので、そういった意味では出資してよかったと思わせてくれる馬です。

【レース後追記】
先頭からコンマ6秒差の10着・・・。直線、最内をついて伸びかけましたがムチが入ると顔を横にして嫌がっていたようにみえました。難しい馬です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月14日 (木)

中国の省別一人当たりGDP

Usaofgdp 「ヤバい経済学」の著者達のブログ「freakonomics」にアメリカの各州が世界のどの国の経済規模に相当するかを地図にしてみた、という記事がありました。

これをみるとカルフォルニア1州だけでフランスのGDPと同じであるとか、なかなか興味深いものがあります。

この記事を読んで、ふと、中国の省別一人当たりGDPを他の国と比べるとどんな感じなのだろうという考えが浮かびました。そこで調べてみました。結果は以下の通り。freakonomicsのように地図にできればよかったのですが、技術がないので表にしました。

省・市・自治区 人口 GDP 1人当りGDP 所得水準が同程度の国
 2005年末  
  2005年
(万人) 2005年 伸び率 ドル
(億元) (%)  
全国 130,756 182,321 9.9 1,707 モロッコ
上海市 1,778 9,144 11.1 6,297 チリ
北京市 1,538 6,815 11.1 5,425 レバノン
天津市 1,024 3,664 14.5 4,301 ウルグアイ
浙江省 4,898 13,365 12.4 3,341 ジャマイカ
江蘇省 7,475 18,272 14.5 2,993 ナミビア
広東省 9,194 21,701 12.5 2,890 チュニジア
山東省 9,248 18,468 15.2 2,445 エルサルバドル
遼寧省 4,221 8,005 12.3 2,322 グアテマラ
福建省 3,535 6,560 11.3 2,272 スワジランド
内蒙古自治区 2,386 3,823 21.6 1,961 サモア
河北省 6,851 10,117 13.4 1,808 カーボベルデ
黒龍江省 3,820 5,510 11.6 1,766 カーボベルデ
吉林省 2,716 3,615 12 1,630 モロッコ
新疆ウイグル自治区 2,010 2,640 10.2 1,609 モロッコ
山西省 3,335 4,121 12.5 1,504 ウクライナ
湖北省 5,710 6,485 11.4 1,390 シリア
河南省 9,380 10,535 14.1 1,375 シリア
重慶市 2,798 3,069 11.5 1,343 アンゴラ
海南省 828 893 10.1 1,321 グルジア
湖南省 6,326 6,474 11.6 1,253 フィリピン
寧夏回族自治区 596 599 10.3 1,231 アゼルバイジャン
青海省 543 543 12.3 1,224 アゼルバイジャン
陝西省 3,720 3,675 12.6 1,210 アゼルバイジャン
江西省 4,311 4,056 12.8 1,152 スリランカ
チベット自治区 277 251 12.2 1,108 スリランカ
四川省 8,212 7,385 12.6 1,101 スリランカ
安徽省 6,120 5,376 11.8 1,075 スリランカ
広西チワン族自治区 4,660 4,063 12.7 1,068 ジブチ
雲南省 4,450 3,472 9 955 レソト
甘粛省 2,594 1,928 11.7 910 コンゴ共和国
貴州省 3,730 1,942 11.5 637 スーダン

(データソース:中国のデータは日中経済協会HP、比較した各国の所得水準は2005年の世銀データ

中国の省は、人口が1億人近い省がいくつもあり、これらが国であればいずれも世界有数の人口を抱える国になります。

上の表は一人当たりGDPごとに降順でソートしてありますが、経済成長著しい上海市や北京市、沿岸部は中進国水準を越えている一方、中位の吉林省でモロッコ、湖南省でフィリピン、下位の江西省や四川省ではスリランカ程度、貴州省にいたっては637ドルでスーダンなみの水準でしかありません。

急成長を遂げる中国ですが、沿岸部を除けば、ひきつづき巨大な人口を抱える「開発途上国群」であることがわかります。

中国は日本にとって大事な隣国ですが、2008年に円借款を停止することが正しかったのかどうか。フランスやドイツが急成長を遂げる中国への影響力を増そうと対中ODAを増やしていることを考え合わせても、疑問なしとしません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月12日 (火)

挨拶がない!と怒るのはどうかと

毎日新聞のコラムより。

ウルフォウィッツ世銀総裁がスキャンダルで辞任することになり、米国は前国務副長官のゼーリックを総裁候補に指名した。そのゼーリックは、支持を獲得するため、アフリカ、ヨーロッパ、中南米を回っている。しかし、日本にもアジアにも来ないようだ。これは、いかにゼーリックが日本やアジアを軽視しているかを示している。

そもそも、ウルフォウィッツ追い落としに動いたのはヨーロッパであり、日本は最後までウルフォウィッツを支持し続けた数少ない国である。その日本がまったく無視されてしまった。ゼーリックはジャパンバッシャーとして有名であり、米通商代表のときも、毎朝、登庁するたびに日本批判を口にしていたという。今回も、英独仏と欧州連合(EU)本部のあるベルギー、さらにEU非加盟のノルウェーを訪れながら、日本に来ないのだ。

日本に来ないのは、日本との間で特段の問題がないからでしょう。インドや中国といったアジアの大口借り入れ国に行かないことを問題視していますが、これも両国のポートフォリオに大きな問題がないからです。就任直後の忙しい時期に、問題が起きていない国を訪問しているようでは、そっちの方が心配になってしまいます。

例えば日本の安倍首相が首相就任後に最初に訪問した国はどこでしたでしょうか。中国と韓国です。だからといって、アメリカが日本にとって重要でないということには決してなりません。

日本は米国とほとんど並ぶ額の資金を世銀に提供している世界第二の援助国であり、中国とインドは世銀の最大の得意先である。このような日本やアジアを軽視するゼーリックの行動は、世銀がヨーロッパとその旧植民地のアフリカや米国とその裏庭の中南米を重視し、アジアを軽視する姿勢を示している。日本やアジアは、アジア開発銀行を強化するとともに、アジア通貨基金を早急に実現すべきだ。

百歩譲って世銀がアジアを軽視したとした場合、相対的に日本やアジア開発銀行の重要性が増すわけで、コラムの執筆者のようにいきり立つ必要はないように思うのですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月11日 (月)

ジョギングの効能

「風が強く吹いている」に影響されて走り始めて約3ヶ月が過ぎました。

「3時間台で完走するマラソン」では、トレーニング開始から3ヶ月でマラソンに出場する練習メニューが載っていましたが、全く体を動かしていなかった身ではそれは無理なものの、以下のような効果はありました。

  1. 体重が減った(61kg→57kg)。
  2. それに伴いズボンが緩くなった。
  3. 食べるものに気をつけるようになった
  4. 「休養も練習のうち」という意味がわかった
  5. 調整がうまく進まない馬に寛容になった

1.は、3ヶ月週5日ほど走ってようやく4kgやせたわけですが、体を絞るのはラクではないなと思います。「マイネルヴルメリオの馬体重をなぜ調教師は減らさないんだ!」などという書き込みをみかけますが、そんなに簡単じゃありません(笑)。

4.の休養も練習のうち、というのは若いころは分かりませんでしたが、ダメージの回復に時間がかかる歳になって理解できたような気がします。休まずに走っていると筋肉が伸びきったゴムのようになって再生しません。

5.走りはじめてからどうもヒザが痛いのですが、この痛みを抱えるようになってから、牧場で骨瘤がでて休みがちなマイネルファウヌスについてきわめて寛容な気持ちをもつようになりました。もう2歳戦が始まりますが、あせらず体質を強化しておくれ。

今月号のユニオンの会報に、マラソンを始めてから馬の気持ちがわかるようになったという会員さんの記事が載っていましたが、私もわかるような気がします。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年6月10日 (日)

アフリカ支援をするもうひとつの意味

サミットではスーダンのダルフール問題が取り上げられ、ニュース23でもダルフールからの現地レポートがありました。

数百万人が難民化し今世紀最大の人道危機といわれている現地の状況はひどいものですし、国際社会がアクションを起こす必要性は理解しつつも、「でも、地理的にも遠く歴史的にも関係が薄い日本がそこまでする必要があるのだろうか? 旧宗主国や地理的に近いヨーロッパに任せておけばよいのでは」と思った人も多いと思います。

ダルフール問題に限らず、日本がアフリカ支援をする際には必ず「アジアならわかるが、なんで日本が大変なときにアフリカなんだ?」という疑問の声が出されます。

こうした疑問への回答は人道的意義、対テロ対策などさまざまですが、もうひとつ別の視点をあげると、「他の国際問題における日本に対する支持を得るため」というものがあるのではないでしょうか。

サミットに限らず、最近の首脳会談では、かならず北朝鮮による日本人拉致問題への理解と支持が日本側から求められています。今回のサミットでも拉致問題が議長総括で触れられています。

ヨーロッパ各国にしてみれば、拉致問題は自国の国益とは全くといっていいほど関係がありません。その関係のなさは日本とアフリカの関係の薄さ以上です。しかしアフリカの問題を「ヨーロッパ(とアフリカ諸国)の課題」として距離をとるのではなく、日本として積極的に汗をかくことが、別のアジェンダ、例えばヨーロッパ諸国とは関係のない拉致問題でのヨーロッパ各国の日本への支持を得ることにつながっているのではないでしょうか。

有体にいってしまえば外交はギブアンドテイクということですが、「自国の都合だけを言っている国」はよほどのスーパーパワーでない限り、外交の場で利益を得ることはできません。

選挙では国際協力は票にならず、とくにODAは「減らす」ことを掲げる政党が大半ですが、そのインプリケーションについてはよく考える必要がありそうです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年6月 7日 (木)

緑資源の運営 A評価

6日付けの朝日新聞朝刊に、緑資源機構の独立行政法人評価委員会の評価が3年連続Aであった、とする記事が載っていました。

官製談合を繰り返していたとされる「緑資源機構」(川崎市)について、その業務が適正かどうかをチェックする農林水産省の独立行政法人評価委員会が、03~05年度に事実上の最高評価である「A」としていたことがわかった。入札や天下りは評価の「対象外」だったためだ。また評価委員の一人が04年度、視察時の宿泊費など約7万円を機構に負担してもらっていたことも判明した。評価委はチェック態勢の見直しを迫られることになりそうだ。

確かに官製談合はけしからん話だと思いますし、入札のあり方も評価項目に加えるべきだと思いますが、私はこの記事を読んで記事の意図とは別の印象をもちました。

3年連続「A」評価の独法を簡単に「廃止」してしまっていいのでしょうか?

官製談合や天下りは、それぞれ談合防止策を講じたり天下りを禁止すれば再発が防げる話です。それをせずに、緑資源機構の機能面での有用性を検討しないまま、「廃止」するというのは乱暴ではないでしょうか。

おそらく廃止といわなければ政治的にもたないということなのでしょうが、行政評価が3年連続「C」で、民間にまかせてよい事業、ということであればともかく、A評価を出していた農水省のトップがすぐさま廃止を言うというのはいかがなものかと。

あと、この記事で気になったのは以下の箇所。

一方、評価委で同機構を担当した林野分科会の委員1人が04年度、中部地方に機構が建設した林道などを視察していたが、関係者によると、この際にかかった交通費や宿泊費など計約7万円を機構に負担してもらっていたという。(中略)

機構は、費用負担について「専門家から指導を仰ぎたかった。評価に手心を加えてほしいという思惑はない」と説明している。だが、独立行政法人問題に詳しい東北公益文科大学大学院の北沢栄教授は「評価する側が相手から利益を得れば、評価の信頼性は根底から揺らぐ」と批判している。

交通費や宿泊費は実際にかかった費用で、評価委員の懐に入るわけではないのですから、評価委員への利益供与ではないでしょう。

それに、評価をお願いする側が評価者の費用負担をしないとすれば、一体誰がその費用を負担するのでしょうか。多忙な専門家に時間も費用もボランティアで提供してもらうというのは非現実的です。

民間企業でもお金を払って監査法人に会計監査やセキュリティ監査をお願いしていますが、北沢教授によれば、そもそもそういった監査の仕組み自体が根底からおかしいということになりますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 4日 (月)

「ニート」って言うな!

Neetちまたでまことしやかに語られている有害な俗説をデータに基づく実証と分析で論破する本が好きなのですが、『「ニート」って言うな!』(本田由紀、内藤朝雄、後藤和智著、光文社新書、800円)もそうした本です。

「ニート」という言葉は若者一般をネガティヴに語る言葉として使われていますが、実際に「ニート」とされる層をよくみてみると、働く意思はあるのにいい仕事がみつからない人たちと、働く意欲がない「ひきこもり」や犯罪親和層の人たちなど、いろんな類型の人たちが一緒くたにされています。

データをみると、働く意欲がない人の数は時系列的にみて増えているわけではなく、働く意思をもっているが職についていない人の数が増えています。

であれば、「ニート」問題とは、若年層の雇用問題ですが、そうした取り上げられ方はせず、マスメディアは「若者がニート化している」と市民の不安感と若者への憎悪をあおり、若者に問題があるとばかりに教育論が執拗にアジェンダにあがる不適切性、危険性を本書では指摘しています。

この本の成果か、最近はニートという言葉は聞かなくなりましたが、先の仙台での事件でも、めったにない事件であるにもかかわらず「うちの子供とちがうと誰がいえるのか」といったタイトルで売っている週刊誌をみると、市民をあおるマスコミとそれにのっかってしまってる市民という構図は変わっていないことがわかります。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

まずまずの成果

日曜日に出走したバブルガムフェロー産駒たちはサンベルナールが6着、マイネルヴルメリオが4着とまずまずの成績でした。

サンベルナールはいきなりの距離延長をこなし、先頭からは離されたものの掲示板まであと一歩の6着。レース後の後藤ジョッキーのコメントでは芝の中距離でやれそうということで、選択肢が広がったのは嬉しい限りです。先行力を生かして福島の芝2000mあたりでなんとかならないでしょうか。

マイネルヴルメリオはゴール寸前で2,3着馬に差される悔しい4着。しかし一度大敗したダートでも十分やっていける内容で合格点でしょう。ただ、レースのタイム的には未勝利戦のほうが速かったりして、芝のレースがあるうちは芝への出走のほうがいいような気もします。

海の向こうではモンジュー産駒のオーソライズドがダービーを圧勝。デットーリはようやくダービー制覇と、名声をほしいままにしてきた天才ジョッキーがようやく念願成就ですね。マイネルクルーガーもオーソライズドに見習ってほしいなあ(^^;。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 2日 (土)

敵は除外だけ・・のわけはないが

Prix_de_foy_0071 競走馬がレースに出るまでには、牧場での育成から始まって入厩、追い切りと数々のステップがあるわけですが、いよいよ出走準備が整って「さあ!」というときに、出走希望頭数が多くて思ったレースに出られない、というのはなんともストレスがたまるものですね。

今週は3頭が出走を予定していましたが、まずマイネルクルーガー(父モンジュー)はユニコーンSを除外。登録頭数が半端ではなかったので覚悟はしていましたが、せっかくの重賞、しかも調子は上向いているらしかったので、残念な除外ではありました。次はどこに向かうのでしょう。

サンベルナール(父バブルガムフェロー)は、日曜東京の未勝利戦の芝1400mへの出走を希望していましたが、除外が確実だったので矛先をかえて芝2500m戦へ。「2500m」の文字を見たときはタイプミスかと思いました。もちろん期待はしていますが、一方で「タイムオーバーになったりしないよね・・・」と思う気持ちも。

マイネルヴルメリオ(父バブルガムフェロー)は、抽選を潜り抜けて希望の日曜中京のダート1700m戦へ。タイムを見る限り調教の具合もよく、好勝負が期待できそう。次節からは古馬との戦いになってしまうだけに、ここでいいところをみせてほしいものです。

なお、写真はロンシャン競馬場の子供向けポニー。ガラガラなので待ち時間なし。日曜日は安田記念ですが、すっごい混むんだろうなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 1日 (金)

平和インデックス

Global_peace_index_5 各国の政治経済状況のレポート等で有名なEIUが「世界平和インデックス」(Global Peace Index)というものを発表したそうです。

これは、国ごとに国内における暴力、組織犯罪、刑務所の収容人数、軍事支出等の24の項目について評価をし、その国の「平和指数」を算出するものです。

一般に治安の悪いところでは経済活動基盤が損なわれるので成長しにくいのですが、確かに地図の赤いところは開発途上国が多いようです。

他方において、アメリカの評価が低かったり、成長著しいBRICsでもインド、ロシア等は赤色になっているなど、平和と経済成長の間に相関関係はあるけれども全てがそれで説明がつくわけではないようです。指標の取り方やウエイト付けにも工夫の余地があるかもしれません。

ちなみに日本は5番目に平和な国とされています。ありがたいことです。1位はノルウェーアメリカは96位、最下位(121位)はイラクでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »