新宮澤構想
宮澤元総理が亡くなられました。私は自民党ハト派にシンパシーを感じることが多いのですが、その代表格であった宮澤元総理の死去は大変残念です。
宮澤さんの名前を聞くと、個人的にはアジア通貨危機の際に発動した「新宮澤構想」を思い出します。
当時、宮澤さんは財務大臣でしたが、新聞報道がでた当日に財務省に問い合わせても事務方は何も知らされていなかった様子だったのが印象的でした。大臣の強いイニシアティヴだったのでしょうか。
新宮澤構想はアジア諸国には相当のインパクトがあったようで、当時タイに出張した同僚によれば地方の市民までもが「ミヤザワ」を盛んに口にしていたそうです。失業率が急激に高まった時期で、ミヤザワという名前とともに地方の道路や護岸整備などの公共事業が日本の支援で行われたことは突然の経済危機に苦しむタイ国民に強い印象を与えたようです。
一方、97~98年の「アジア通貨危機」に際しては、タイやインドネシアなどを支援する「新宮沢構想」を提唱し、今もアジア各国から高い評価を受けている。 (読売新聞の29日付けの記事より)
財務相時代に財政赤字を拡大させたことに触れる報道が多いですが、そのときの財政出動の一部は、上述のようにアジア通貨危機における対応によって東南アジア地域と日本との関係を深化させたことは間違いないと思います。
ご冥福をお祈りいたします。
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