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2007年8月15日 (水)

代理人と弁護人

以前、医者の知り合いが「病院の屋上のシーンがやたらと登場するドラマは信用できん」と言っていましたが、弁護士にもドラマや小説を読んでいてがっかりする表現があるらしいです。

そのひとつは「代理人」と「弁護人」。前者は民事訴訟のときに使われ、後者は刑事裁判の際に使用される用語だそうです。これを混同して、民事裁判のシーンなのに「弁護人」と使われているケースが多い由。

もうひとつは「弁護士事務所」。実際には弁護士事務所と名乗っている事務所はなく、正しくは「法律事務所」だそうです。

こうした誤用をみると、どんなに他の部分は良く出来たドラマでもがっくりきてしまう由です。

門外漢には「へえ、そんなものか」と思いますが、私も今日読んでいた小説に、太った中年のおばさんが「うちの主人は外務省の経済協力局につとめている」ということを優越感たっぷりに語っている、というシーンがでてきて「?」と思いました。

作者は外交官の世界は華やかで思わず人に自慢したくなるようなもの、という思い込みで書いたのだと思いますが、私の知る限り在外公館ならいざしらず、本省では他省庁とかわることのない役人の世界で、配偶者が俗っぽい優越感を感じるようなことはおそらくないと思われます。ていうか、なんで経済協力局なんだ?

細部に神宿るとはよくいったもので、その一節を読んだ後は、どうもストーリーに没入できなくなってしまいました。

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コメント

世間一般の見方を教えてくれるというのは、確かにそのとおりですね。この小説では外務省はとことん無能に描かれていてどうかと思うのですが、日本推理作家協会賞、吉川英治文学新人賞受賞作品だそうです。いやはや。

投稿: participant | 2007年8月20日 (月) 13時44分

なるほど。ゴルゴ13も、細部まで現場を知るゴーストライターが複数名いると聞いたことがあります。細部まで気が配る気合いが入った作品は、全体の作品作成過程の気合が読者・視聴者に通じる部分があるのだと思います。
ただ、細部に拘わりすぎるという執着から離れるきっかけを与えてくれるという意味や、外務省経済協力局に対する世間一般からの見方を教えてくれるという意味では、ドラマから学べることもあるようですね。

投稿: 馬主党総務局長 | 2007年8月17日 (金) 01時23分

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