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2007年11月 4日 (日)

ラストキングオブスコットランド

Lastkingofscotland 映画「ラストキングオブスコットランド」を見ました。

ウガンダのアミン大統領とひょんなことから彼の主治医になったスコットランド人青年の話です。

クーデターで大統領になった直後のアミン大統領は、村々をまわり「学校をつくろう、道路をつくろう、軍服を着ていても私の心は君たちと同じだ」と演説し、民衆の熱狂的な支持を受けます。青年はアミン大統領のカリスマ性に興味をもち、若者ゆえの冒険心から彼の主治医になり、側近の一人となりますが、やがて大統領は猜疑心から自らの閣僚も暗殺したり、各地で虐殺を行うなどの狂気の独裁者であることが明らかになってきます。

私は1995年にウガンダを旅行したことがありますが、宿の主人がアミンのことを非常に興奮した様子で殺人鬼だ、と話していたのを思い出します。同時に、辺境を除いてはウガンダに平和と安定をもたらしたムセベニ現大統領には熱烈な支持を表明していました。

当時のウガンダはエイズ禍が猛威を振るっていて、隣国ルワンダでは大虐殺が起きて難民が流入するなど、困難な状況にはかわりなかったのですが、人々がムセベニ政権に大きな期待を寄せていることは伝わってきました。そして実際、ムセベニ政権はその後も安定した政権運営を行い、東アフリカの優等生としてドナーからも多くの支援を引き出すことに成功しています。

大変見ごたえのある映画で、ウガンダの過去を知る上でも参考になりますが、他方、この映画をみて「これがアフリカなんだ」という印象が植えつけられてしまうのではないかが気がかりです。

エンドロールでは、アミンに虐殺された人民は30万人にのぼること、失脚後アミンはサウジアラビアに亡命し2003年に死んだことが出てきますが、その後のウガンダについても言及があってもよかったのではないかと思いました。

【余談】

1.この映画の公式サイトのあらすじは、映画のラスト3分までを全て(!)書いてしまってますので、まだご覧になっていない方は読まないほうがよいと思います。

2.最初のほうにでてくるウガンダの田舎の診療所に勤める女性、X-ファイルのスカリー捜査官だということに全く気がつきませんでした。ウガンダで苦労している、という役作りだったのだと思いますが、人間こんなにもかわるのか…。

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