« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »

2008年1月

2008年1月29日 (火)

アメリカでも新国際開発省誕生?

アメリカ大統領選挙の候補者選びが佳境を迎えていますが、Center for Global Developmentが、新たな政権に望むこととして、現在のアメリカの援助体制を改革し、閣僚レベルの国際開発局の設置を提言しています。

ここでは国際開発に投資することは、安全保障の強化、経済機会と道徳的価値の創出を通じてアメリカの将来に投資することであるとして、開発援助がアメリカの外交政策を強化し、国際社会におけるアメリカのリーダーシップを修復する、重要なものと位置づけています。

また、ここで提案されている国際開発局は、開発援助だけではなく、貧困国に影響を及ぼす貿易政策、環境政策、債務問題、移民などの各政策に一貫性をもたせることに責任を持ち、アメリカ政府内の公衆衛生や気候変動、農業、制度開発、教育、インフラ、水などの専門性を活用するとされています。

記事によれば、今のアメリカの援助体制は時代遅れであるということについては候補者を問わず合意があるそうなので、新政権においてこうした体制ができるのかもしれません。そうとなれば世界一の援助大国の開発援助体制が大きく変わるわけで、そのインパクトは大きなものとなるでしょう。

先般出された「国際協力に関する有識者会議」中間報告では、わが国の援助体制について、海外経済協力会議の活性化や外務省の企画・立案機能の強化、新JICAとのデマケなどが提言されていますが、各国が国際開発への取り組みを強化していくなかで遅れをとってはいられません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マルチンゲール戦略

Kakuritsutekihassouhou先日、ソシエテジェネラル銀行でトレーダーが不正取引で約7600億円の損失を出したという報道がありました。

古くはベアリング社、旧大和銀行ニューヨーク支店での事件が思い出されますが、金融機関でもこうした不祥事対応をしっかりとっているはずなのに、時代は変わっても同種の事例はなかなかなくならないのは不思議な感じがしますが、人間とはそういうものなのでしょうか。

ソシエテジェネラル銀行のトレーダーが不正取引で損失を抱えた経緯についてはまだつまびらかではありませんが、こうした損失を抱えてしまうのには一定のパターンがあるようです。

先日読んだ「確率的発想法 数学を日常に活かす」(小島寛之著、NHKブックス 920円)によれば。

ギャンブルにおけるロジックが人それぞれといっても、いくつかの代表的なパターンがあるようです。まずあげられるのは、「失った額を取り返すような賭け方」をする人です。たとえば、最終レースまでに10万円を失っていて、最終レースのための資金が1000円だけ残っている場合、配当が100倍の馬に賭けるわけです。このとき、その馬が勝つ確率のことは念頭にないようで、注目するのは配当だけなのです。このような戦略を「マルチンゲール戦略」といいます。この戦略を取ると、雪だるま式に掛け金が膨らんでいき、破滅的な状態に陥ることも稀ではありません。

旧大和銀行ニューヨーク支店で巨額の損失を出した日本人ディーラーもこの罠にはまったようです。最初の小さな損失を上司に報告せず、それを粉飾したため、取り返そうとややリスクの高い取引に手を出しました。そこでも損失を出し、またそれを含めて取り返そうと、どんどんリスクの高い取引に踏み込んでいって、しまいには取り返しのつかない巨額の損失をたった一人で築きあげてしまったわけです。
(「確率的発想法」P.30-31)

なるほど。確かに馬券でも、「常に負けた分を取り返すような賭け方(倍々法など)をしていれば必ず勝つのでは?」といった質問を受けることがあります。

ものは試し、と先週の土曜日、中山の全12Rを対象にマルチンゲール戦略を実践してみました。といっても実際に購入したわけではなく、Target上で常に前のレースの購入分を外したものとして仮定し、それを取り返すように利益配分額を設定して買ってみたわけです。

そうすると、第一レースでは一点100円の勝負が最終レースの頃には12万9000円ぐらいになり、その収支は…。

まあ、やっぱりやめておいたほうがいいかもしれませんね(笑)。工夫の余地はありそうな気もしますが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月28日 (月)

昭和天皇の終戦史

Shouwa昭和天皇の終戦史(吉田裕著、岩波新書、780円+税)

実家の本棚で発見。終戦を体験した私の父の世代が読むととりわけ感慨が深いのではないかと思いますが、私のような戦後世代が読んでも新たな発見がいろいろとあり、興味深く読めます。

この本では、1990年に存在が明らかになった昭和天皇の「独白録」がどのような状況で、どのような意図をもって作成されたものかを軸に、終戦期の日本側の対応を豊富な史料をもとに分析したものです。

興味深いのは、昭和天皇に戦争責任の議論が及ぶのを回避するため、日本側の宮中グループや戦時中陸軍と対立関係にあった大臣や海軍の提督、外務官僚などの保守層が戦争責任は陸軍を核とする軍部にあるとする方向で占領軍の取調べや東京裁判での証言を行ったことです。これは米ソの対立が徐々に深まっていく中、天皇を訴追しないというGHQの方針とも合致していました。

この背景には、東京裁判ではニュルンベルク裁判と異なり、証拠書類が焼失してしまったため、占領軍は日本側の関係者の証言によって立論せざるを得なかったことがあるのですが、よく「勝者が敗者を裁いた裁判」とされる東京裁判に日本側もある意味積極的に協力していたという事実は新たな発見でした。

また、本書では、前述の保守層が軍部に戦争責任を担わせた結果、実際には彼らも支持していた(少なくとも反対はしなかった)満州事変等のアジアへの戦争責任についてはあいまいなままとなってしまったと指摘しています。

書かれたのは1992年と随分前になりますが、一読の価値ありです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月27日 (日)

ヴルメリオ、仕切り直しの一戦

前走、武豊を鞍上に迎えながら7着に破れたマイネルヴルメリオが今日の小倉6Rダート1700mで巻き返しを図ります。

いわゆる裏開催の小倉なのでメンバー的にはかなり手薄になっていますが、それでも10時50分現在のオッズは3番人気。前走の着順が嫌われたのでしょうが、敗因は道中かかってしまったことと明らかですし、騎手も前々走中京で3着にもってきた中村騎手なので大いに期待したいところです。

ちなみにJRAのデータマイニングの順位は3番手、TargetのTGXの直近値も97で3番手です。

【レース後追記】

この相手で9着とは・・・。レース後のジョッキーコメントでは「引っかかり癖があるので道中動けなかった」ということですが、それにしても上がり3Fのタイムも最後方から行った割には出走メンバー中5番目ぐらいで全く伸びていません。昨年10月に復帰してから7戦して、さすがに疲労がでてきたのかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月25日 (金)

民間セクター開発

紀谷さんのブログで知ったのですが、「国際協力に関する有識者会議」の中間報告がとりまとめられたようです。

外務大臣に提出されたものですが、今年はTICADIV、洞爺湖サミットがありますので、ここでなされている提言が具体的な政策メッセージとして打ち出される可能性があり、そういう意味で重要な文書だと思います。

内容としては、アフリカ支援につき1章を割いていることともに、官民連携についてもまるまる1章が費やされていることが注目されます。

なかでも、これまでも主張されてきた民間投資の周辺インフラ整備や官民パートナーシップ(PPP)の推進に加え、ODAによる投融資機能の活用が謳われている点は特筆すべきです。

特にアフリカ、資源開発、環境、気候変動対応、PPPによるインフラ整備といった、日本として官民での総合的な取り組み強化を要し、国際的にもメッセージ性の強い分野については、JBICがこれまで蓄積してきた知見・人材を基礎としつつ、出資や民間への融資機能の活用によって政府側もリスクを負って取り組むことが必要である。こうした投融資は、開発途上国の経済・社会開発に寄与する民間事業をODAがバックアップするという時代の要請に応える制度として実施されなければならない
(下線は引用者)

こうした投融資制度は欧州ではポピュラーで、各国の援助実施機関は専門の部隊をもっていますし、世銀グループにもIFCがあります。

わが国では、民間事業のODAによるバックアップは「特定企業支援にあたる」として敬遠されがちでしたが、途上国で開発に寄与する事業を行う民間企業すべてに対して門戸が開かれているのであれば、特定企業支援との批判はあたらないでしょう。

中間報告にも書いてあるように、ODAそれ自体が持つ開発効果は量的にも質的にもそれほど大きなものではなく、民間企業の活力と結びついてはじめて開発効果が生まれるものです。その意味で、官民連携や民間セクター開発に力点をおいた本報告の方向性に大いに賛同したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月23日 (水)

AKB48のメンバーが親戚

驚いたことに、私の嫁さんのいとこの子供がAKB48のメンバーで紅白にも出場したということがわかりました。

私はAKB48というユニットがあることすら知らなかったのですが、AKB48の公式サイトでその子の顔写真を確認してみると、親戚だけあってやはり嫁と似ている・・・わけは全然なく、どうしてこうも違うのだろうかとまじまじと嫁さんの顔をみてしまいました。もっとも、嫁さん自身は似てるじゃん、と主張していますが・・・。

まあ遠縁だからさして似てないのはあたりまえなのですが、あらためて、ブラックタイプの下の方の活躍馬なんてあてにならないなと思った次第です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月22日 (火)

ビジネス誌のODA観に変化?

週刊ダイヤモンドに「外務省ゴリ押し!カンボジア「疑惑のODA」」という記事が掲載されています。

批判のポイントは、カンボジアの国道一号線のボトルネックになっているメコン川に第二メコン架橋を建設する(現在は渡し舟で対応)という案件について、有償ではなく無償資金協力で実施しようとしていること、日本企業タイドで行おうとしていること、交通需要予測が適切でないこと、などです。

1つ特徴的なのは、記事では無償資金協力で行うことについて批判的な見解をとっていることです。昔から日本の援助は借款偏重であるといわれ、無償の比率をあげることがすなわちODAの質の改善だとされてきました。記事では無償資金協力での支援はカンボジア側の要望でもあるようですが、無償での支援を批判するのは普段のマスコミの論調を考えると意外な感があります。

また日本企業タイドに関する批判は昔からあるものですが、週刊ダイヤモンドのような日本企業のビジネスマンを読者層とする雑誌が日本企業が受注しにくくなるアンタイドをよしとするのも新鮮です。

有償と無償、タイドとアンタイドはその長所短所について議論のあるイシューですが、ビジネス誌の編集部がこうした記事を掲載するというのは、日本企業のODAに対する見方が変わってきているということでしょうか。(というのは考えすぎで、単に外務省叩きの記事なら売れるだろうぐらいな感じかもしれません)

ちなみにJICAのHPにはナレッジサイトという優れたコーナーがあって、第2メコン架橋のプロジェクト概要をみることができます。バンコク~プノンペン~ホーチミンをつなぐルートが川で分断されているというのは、大げさに例えれば東海道や東名高速が大井川で切れていてそこだけ渡し舟みたいな話ですから、直感的には変な案件ではないように思いますが…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月17日 (木)

マーベラスサンデー×アフリート

Slendergirl セゾンカードの会員だが馬にはあまり詳しくない知人から、サラブレッドクラブセゾンでの馬選びについて相談を受けました。

2次募集馬のスレンダーガールの06(父マーベラスサンデー、母の父アフリート=写真)が気になる由。

私に人から相談を受けるような相馬眼はありませんが、データなら検索できます。

まず、マーベラスサンデーとアフリートの組み合わせですが、Targetで検索したところ該当するのはインスパイアリング(牡5歳)とシルクレセプション(牡3歳)の2頭。注目すべきは、この2頭ともが勝ち上がっていることで、うちインスパイアリングは3勝を上げています。シルクレセプションはまだ明け3歳なのでこれから勝ち星を重ねていく可能性があります。

2頭ではサンプル的に少なすぎますが、それでも2頭ともが勝ち上がっていることは特筆されます。

また、この馬は入厩予定先が栗東の西園厩舎になっています。以前掲載したグラフにもあるとおり、西園厩舎とビッグレッドファームグループ(?)との相性はよく、昨年はマイネルレーニアで重賞を勝っていますし、かつてコスモリバーサルという1億円ホースも輩出しています。

血統も、「平均への回帰」の観点から血統が直近の馬達の成績をみると母が2勝、祖母は名牝ビクトリアクラウンと筋が通っており、馬格も500kgになりそうということで、条件は揃っているように思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月16日 (水)

Wiiとポケモンがつなぐ世界

Wii 我が家の次男坊はWiiでゲームをするのが好きな幼稚園児です。

説明書が読めなくてもゲームを楽しんでいる(このあたりが子供のすごいところでもあり、Wiiのすごいところ)ので、私も1日あたりのゲーム時間(30分)だけ管理して、あとはほったらかしにしているのですが、週末なにげなく画面に目をやって驚きました。

彼はWiiの「ポケモン バトルレボルーション」なるソフトでネット対戦をして遊んでいるのですが(それだけでも私にとっては驚きなのですが)、その相手がすごい。

ネット対戦をすると、友達同士、電子上のカードが交換できるのですが、その交換相手の国籍をみると、フランスドイツアメリカオーストラリアイギリスなどなど。幼稚園児が世界の子供たち(大人かもしれませんが)とこんなにお手軽に遊んでいるのだと思うと、感慨深いものがあります。

Wiiとポケモンはもはや世界の共通語ですね。単なるゲームではなく、もっと大きな可能性を秘めたもののように思えてきました。

もっとも、次男坊本人は何がすごいのかいまいち把握できていないようではありますが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月15日 (火)

社会的実験に基づく貧困削減

医薬品は、科学的な実験を実施してその有効性が確かめられたあとに製品化されます。

たとえば実験対象となる患者さんにたいして、無作為抽出で選んだ患者さんのグループには当該医薬品を、もう一方のグループにはプラシーボ(偽薬)を投与して効果に差が出るかどうかをみたりします。差があれば効果ありということですし、差がなければいちから出直しということになります。

これと同じことを開発援助などの社会政策を実施する場合にもやったらより政策効果があがるのじゃないか。

「その数学が戦略を決める」にも出てきますが、ランダム化された実験をもとに開発や貧困削減調査をしようという「貧困アクションラボ」(Poverty Action Lab)というプロジェクトがMITに設置されています。

その実例は、例えばこちらの紹介記事(英文ですが)のようなものですが、要するに、プロジェクトの対象を「無作為に」選び、介入を行い、介入を行わなかった対照群との比較を行い、効果のあるなしを判定するものです。

例えばインドでは教師が学校に出勤しないことが問題になっていますが、これに対処するために、120のサンプル校を選び、撮影日時の変更ができないカメラをそのうちから無作為に選んだ60校に配り、生徒に写真を写させたところ、そうしなかった60校よりも教師の出勤率があがり、かつ生徒の成績もあがったそうです。

また、インドネシアの道路建設事業の汚職対策では、トップダウンで監査をかけるとした場合と、事業対象地の地域住民に汚職を監視させる場合の2つの方法をそれぞれ無作為に選んだプロジェクトごとに試してみたところ、有効なのはトップダウンで監査をかけた場合だということがわかりました。

貧困アクションラボでは、こうした事例を、うまくいったものもうまくいかなかった(実験の結果、有効性が認められなかったもの)もデータベースでまとめることを推進しています。途上国政府や援助機関は、これらの社会的実験で有効と判定されたプログラムを実施することによって開発効果を向上させることができます。

長年、開発援助には「役に立たない」という批判がついてまわっていますが、厳密な実験に基づき有効性が証明されているプログラムを実施することで、この批判は過去のものとなるかもしれません。

日本ではまだこうしたアプローチは導入されていないようですが、個人的には新たな援助潮流として大変注目しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月14日 (月)

データマイニング予想

Supercrunchers 最近、話題になっている「その数学が戦略を決める」(イアン・エアーズ著、山形浩生訳、文藝春秋刊、1714円+税)を読みました。

膨大なデータを用いた回帰分析や無作為抽出テストといった統計的手法を用いて今後起こりそうな確率を予測し、それに基づいて企業や政府、消費者が意思決定を行うようになっていることを書いた本です。

こうした計算が扱う範囲は幅広く、ある年に作られたワインがビンテージワインになるかどうか、野球のドラフトで選択すべき選手、映画がヒットする確率、有効な教育方法の検証、支援すべき開発プロジェクトの見極めなど、多岐にわたっているそうです。

大変内容の濃い本なので、関心のある人は絶対読むべし。

さて、本書では、統計技法に関して「ニューラルネットワーク」について事例している箇所があります。

ニューラルネットワークとは、コンピュータが人間の神経細胞のように情報を処理する仕組みで、コンピュータは過去のデータを使って方程式のスイッチを訓練し、最適の重み付けを行うようにプログラミングされています。

その事例紹介として、本書のなかではアリゾナ大学の研究者たちがグレイハウンド・レースの勝ち犬を予測するニューラルネットワークを構築したことが書かれています。

日ごとの競技シート何千件に基づき、五十以上の変数をそこに与えた-犬の身体属性、トレーナー、そしてもちろん、各種条件のもとでその犬がどのくらいの戦績を収めたか。(中略)それからニューラル推計プロセスが、同じ歴史データをもとにちがった重みをあれこれ何度も試した-ときには何百回も-そして相互接続する方程式の重みづけのどれがもっとも正確な推計を出すかを確かめたのだ。その訓練で得られた重みを使って、将来のドッグレース100試合の結果を彼らは予測した。(「その数学が戦略を決める」第6章 なぜいま絶対計算の波が起こっているのか P.192)

その結果、人間の予想家がマイナスを出すなかで、アリゾナ大学のコンピュータはプラスのリターンをはじき出したのです。その結果、アメリカではいまや多くの賭け屋がニューラル予想に頼っている由。

おお、それはすごい。日本ではニューラル予想はないのか。

と思ったら、身近なところにありました。JRA-VANが提供している「データマイニング予測」は、まさにニューラルネットワークを使った予測です。

その検証結果はこちらのページのとおり。

すごい。データマイニング数値の高い馬の単勝を買うと、1点買い~5点買いの全てのパターンにおいて、通算で収支はプラスになっています。確率的に回収率は75%(単・複の場合は80%)に収斂していくはずの中央競馬で、119%から154%の回収率を記録するとはすばらしい。

で、早速先週の土日、中山開催を中心にデータマイニング予測の数値が高い馬の単勝を買ってみたところ、見事にプラス収支。単勝なので一攫千金のようなことはありませんが、ニューラル予測の優秀さに感心しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月13日 (日)

さあ、ヴルメリオに武豊だ

日曜日、京都の8Rダートの1800mにマイネルヴルメリオが武豊騎手騎乗で出走します。

今週の調教も絶好、当代随一のジョッキーが騎乗、JRA-VANのデータマイニング予想でも2位とくれば期待するなというほうが無理です。ヴルメリオの前走の着差は0.4秒。豊ジョッキーであればこの0.4秒分は詰めてくれるでしょう。

期待値が高い分だけ凡走したときの反動が大きそうなので、それは勘弁・・・。

【レース後追記】

出脚が鈍く後方からの競馬、と思ったら向こう上面でぐんぐんあがっていき、4コーナーでは先頭に並びかけ、「豊マジックか」と期待をかけた瞬間脚があがり、後続に飲み込まれ7着。レース後の騎手談話では向こう上面でハミがかかってしまった由で、馬が気負いすぎての敗戦。全てがうまくいかないとなかなかこのクラスで勝ち負けするのは難しいみたいですね…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月12日 (土)

雨の土曜日

200801121014000あいにく冷たい雨がふる土曜日でしたが、午前中は、ピースボートに乗る家族を見送りに横浜港の大桟橋まで。

ピースボートというと若者が自主運営して世界を周遊し見聞を広めるというイメージがありましたが、乗船客の半分ぐらいは50歳以上の方々とお見受けしました。豪華客船のクルーズに比べるとピースボートは割安で、かつ船でのイベントも充実しているところが人気の秘密のようです。

以前、船内イベントカレンダーをみせてもらったことがありますが、確かに種々の講座があってこれなら刺激的だなあと思ったものです。また、洋上ではクジラやイルカ、海がめとの遭遇もあるそうです。私もお金と時間に余裕があれば乗ってみたい・・・。なお、船の出港は、霧笛にテープが無数に投げられ、なかなか風情があります。

200801121428000

午後は、ラグビーの大学選手権決勝を観戦しに国立競技場へ。最終的に点差は開きましたが、特に前半は両者の力が拮抗したいい試合でした。

それにしてもバックスのみならずフォワードも強い早稲田というのは新鮮というか、戸惑うというか、みていて不思議な感覚でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 9日 (水)

国際連帯税その後

シラク前フランス大統領が導入した国際連帯税ですが、その続報を久しぶりに目にしました。

航空券課税、「申告漏れ」で税収不足
ドクルソン下院議員は航空券を課税対象とする「シラク税」が、当初予定より税収が大幅に下回っているとする報告書をこのほど提出した。「シラク税」は、シラク前大統領が導入したためこの名がつけられ、航空券に1ユーロないし40ユーロ(クラスや路線の種類に応じて異なる)を課税、税収を途上国におけるエイズ対策等に充当するとの趣旨で2006年に導入された。ただ、2007年の同税税収は1億6000万ユーロに過ぎず、当初予定の2億500万ユーロを下回っている。
KSMホームページより引用)

国際連帯税は、グローバリゼーションの恩恵をこうむっている層から貧困問題解決のための資金を「恒常的に」(←ここがポイント)調達するメカニズムとして提唱されたもので、当初は世界各国で航空券に課税することが企図され、フランスが各国に呼びかけたものの先進各国の反応が芳しくなかったため、フランス単独での実施に踏み切ったものです。

KSMの記事によれば航空会社が徴収した税金を申告しないことが税収が下回っている原因だということですが、乗客から徴収しておいてそれを自分の懐に入れるとはけしからん話です。

国際連帯税は、開発資金を調達する手段としてトービン税とならんで優れたアイデアだと思うのですが、導入第一号となったフランスでうまくいっていないというのは残念なニュースです。「シラク税」という、退任した大統領の名前で呼ぶのも「過去のアイデア」という響きがあってどうもいまいちな感じです。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2008年1月 7日 (月)

25km走に挑戦

筑波大学の鍋倉准教授のJognoteのコラムによれば、マラソンの完走率は、「15km未満、20km未満、20km以上と、経験最長距離が長くなるほど歩かず完走した者の割合は高くなる」らしいです。

Sub4 私が最近繰り返し読んでいる金哲彦コーチの「3時間台で完走するマラソン」(光文社新書)にも「距離走」という20kmから25kmをレースペースとジョギングペースの中間でこなす練習メニューがあり、ならば私もやってみるか、と週末にトライしてみました。

10kmのコースを2週と5kmのコースを1週したのですが、まあ疲れたのなんの。なんとか走りきりましたが、要した時間は2時間31分で、大体1kmあたり6分のペース。

ジョギングシミュレーターで計算するとフルマラソンだと4時間15分かかる由。あと17kmも走らなくてはならないうえに3時間台で走るにはさらにペースアップも必要なわけで、「こりゃ、サブフォーなぞ到底無理だわい」とあきらめの気持ちが湧いてきました。

そうやって疲労困憊して帰宅してきた私に、箱根駅伝に触発されて「風が強く吹いている」を再読中のヨメが「あなたも5000mを14分台で走れるの?」などととんでもないことを聞くので思わず苦笑。

そんなタイムで走れたら、全く別の人生だったろうなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 6日 (日)

コマンダーインチーフの娘達

ユニオンのDVDで気になる馬がもう一頭。

ペガサス39(牝、父コマンダーインチーフ、母アヴィアラ)。

提供牧場がソリッドプラチナムや(別クラブですが)ウインクリューガーを出している橋本牧場で、入厩予定先がユニオンで実績を残している勢司厩舎、しかも、ここがもっとも魅力的なのですが、価格が総額525万円と安価で、売れ行きもいいようです。

しかも、測尺や写真を見る限り大柄でバランスがとれており、いい雰囲気をもっています。

この馬のポイントは父コマンダーインチーフでしょう。コマンダーインチーフは優秀な種牡馬ですが、どういうわけか、良績は牡馬に集中しています。

Targetでコマンダーインチーフの牝馬に絞って4歳以上の産駒(382頭)を調べてみると、未出走馬と未勝利馬が全体に占める割合は74.1%。4頭に3頭は未勝利のまま終わっています(ちなみに牡馬は51.1%)。また、オープンに達した馬は全体の0.8%、準オープンクラスの馬も1.0%しかいません。

ちなみに、同じダンシングブレーヴ系のホワイトマズルの場合、牝馬の未出走+未勝利の割合は60.4%、ダンシングブレーヴ自身は53.3%となっており、同系統の父達に比べてコマンダーインチーフ牝馬の走らなさぶりは際立っています。

おそらくペガサス39の525万円という価格はこのあたりも加味されてのことだと思いますが、いくべきかいかざるべきか、悩ましいところです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 5日 (土)

種牡馬アグネスワールド

Agnes_world 古紙回収のために新聞を整理していたら、届いていないと思っていたユニオンの会報12月号が未開封のまま出てきました。

どうやら家人が読み終わった新聞と一緒に古新聞の束の上においたということのようですが、このあたりに一口出資という趣味に対する家族の冷たい扱いを感じます。

それはともかく、12月号には恒例の「秋を迎えたペガサスたち」を紹介するDVDがついていたので早速みてみました。

自分に相馬眼があるとは思いませんが、立ち姿の写真と動いている姿では印象の異なる馬もいて、参考にはなります。

DVDをみていていいなと思ったのは豊洋牧場提供のペガサス51(牡、父アグネスワールド、母ヒーリングガール、母の父アフリート 美浦 堀厩舎)です。

気になったので父アグネスワールドの種牡馬成績をTargetで調べてみました。同馬は現6歳世代が1年目産駒ですが、その後海外で繋養されていたため4,5歳世代は日本では走っていません。こういう種牡馬は種牡馬ランキングに出てこないので注意が必要です。

で、その6歳世代のうち、中央競馬で出走した牡馬に絞って検索をしてみたところ、17頭のうち10頭が勝ち上がっており、うち2頭(カズサライン、アグネスジェダイ)が重賞を勝っています。これはかなりの成績といってよいのではないでしょうか。

産駒の傾向をみると父同様仕上がり早で、10頭のうち9頭までがデビューして5戦目までに勝ち上がっていることも特筆されます。もっとも、昇級後伸び悩む馬が多く、成長力という点では疑問符がつくかもしれません。

ヒーリングガールの子供は馬体のバランスがよく見栄えがします。これで父のように大きな馬体になればさらに期待できそうですが、さて、どうしましょうか(笑)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年1月 3日 (木)

エコノミック・ヒットマン

Economic_hitman 「エコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカ」(ジョン・パーキンス著、古草秀子訳、東洋経済新報社 1800円+税)を読みました。

東洋経済という名だたる出版社、原著はアメリカでベストセラーならば、と思って期待して読んでみましたが、正直なところ、人にお勧めできるような本ではありませんでした。

エコノミック・ヒットマンとは、

  • 開発途上国に発電所などの開発援助プロジェクトを売り込み、それを裏付ける経済データを作成することによって世界銀行やUSAIDなどの資金を呼び込み、それをアメリカ企業に受注させて資金をアメリカに還流させるとともに、
  • 途上国を世銀融資などにより借金漬けにして債権者(つまりアメリカ)のいいなりになるような状況に追い込み、軍事基地の設置や天然資源の獲得などにおいてアメリカの影響力を行使する

ような役目をおった工作員のことだそうです。

著者のパーキンス氏は、アメリカの国家安全保障局(NSA)にスカウトされ、美貌の女性教官から訓練を受けた後、インドネシア、サウジアラビア、パナマなどに派遣され、民間コンサルタントのチーフエコノミストとして楽観的な経済見通しの作成や開発計画の売り込みを行います。

私には著者の体験の真贋を見極めるすべはありませんが、本書を読む上の留意点は、著者がエコノミック・ヒットマンとして働いたという時期は1960年代から70年代にかけてで、いかにも時代が古いことです。

現在においては、上述のエコノミック・ヒットマンの「手口」は通用しないものと思われます。理由は以下のとおりです。

  • まず国際援助機関や政府関係機関の情報公開が進み、絵空事のような経済予測(年率17%の成長!)などは受け入れられる余地がないこと。
  • 援助のアンタイド化(ひもなし化)が進み、特定国企業への資金還流はできないこと。
  • 途上国の債務は結局先進国の財政コストによって削減されていること、またその結果、債務持続性分析は慎重に行われていること。
  • 開発援助の世界はアメリカ以外にも欧州諸国、日本といったプレーヤーがおり、アメリカ一国が勝手気ままなことができる世界ではないこと。

こうしたことは少しでも開発援助について知っている人ならすぐ思いつく点ですが、アマゾンの書評をみると好意的なものが多くて、結構驚きです。

この本を読んで「アメリカは国家的な意思として途上国を食い物にしている!」と思った人は、ぜひアメリカ政府(クリントン政権)の中枢にいて世銀のチーフエコノミストもやったスティグリッツの著作と読み比べることをお勧めいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 1日 (火)

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

旧年中は拙文をお読み頂きありがとうございました。役に立たない内容が多い本ブログではありますが、なるべく有用なものにするよう心がけていく所存ですので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

【今年の抱負】

1.仕事面
 2008年はより一層忙しくなる見込みですが、落ち着いて、気を抜かず、ひとつひとつの課題を着実にこなすように心がけたいと思います。また、忙しくても語学力や最新の業界動向のフォローなど、日ごろの自己研鑽を怠らないようにするのも目標の一つです。
 ちなみに、語学力の向上のためのツールと言い訳(?)して、本日i-pod nanoを買ってしまいました。結構な出費ですので、あとには退けません。

2.ジョギング
 3月に行われる湘南国際マラソン(30km)にエントリーをしたので、まずはこれの完走を目指します。エントリーしたはいいが、普段のジョギングでも最長不倒は20kmまでですので、制限時間内に走れるかどうか甚だ不安ではありますが。

3.馬
 出資馬たち(スプートニク、サンベルナール、マイネルクルーガー、マイネルヴルメリオ、マイネルファウヌス)にはそれぞれ1勝ずつ期待したいところです。さもないと新規出資もままならず、この趣味の行く末に暗雲が漂ってしまいます。スプートニク、サンベルナールの障害未出走組は未知数ですが、ラフィアンの3頭はそれぞれ現級ならチャンスはありそうです。
 また出資関連では、アメリカにおいて、ある1歳馬のシェアをわずかながら持たせていただくという機会に恵まれましたので、デビューはまだまだ先ですが、こちらの方も成功するといいなと思っています。

それでは皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »