ジョッキーと早生まれ
以前、競走馬は1,2月生まれが有利であるというデータを紹介しましたが、騎手について、先日読んだ「こんなに使える経済学」で下記のような記述がありました。
実は、プロ野球選手には4~6月生まれの人が多い。(略)別の研究では、サッカーJリーグの選手にも同様の傾向がみられたという。これは小学校の低学年で4~6月生まれの子供が、早生まれの子に比べて体格的に有利で、その幼児期の成功体験が刷り込まれ、野球やサッカーを続けるかどうかの判断や、本人の自身に影響を与えるためではないかと考えられている。
その傍証として、同ホームページでは中学卒業後に競技を始める競馬(JRA)のジョッキーの生まれ月も調べているが、4~6月生まれのジョッキーは19人なのに、1~3月生まれは62人もいた。本当は身体能力が高いのに、小さいときから始める野球やサッカーといったスポーツでは振るわなかった人がジョッキーを選んでいるからかもしれない。
(第2章 学年ごとの競争は公平か P.55)
へええ、と思って今日発売の競馬ブックの「新人騎手紹介」をみると、
伊藤工真 騎手 平成2年2月26日生まれ
大江原圭 騎手 平成2年2月26日生まれ
三浦皇成 騎手 平成1年12月19日生まれ
なんと、3名とも同学年では生まれが遅い方です。確かに、これは単なる偶然ではなさそうですね。
なお、「こんなに使える経済学」では、生まれ月が中学時の成績や最終学歴にまで影響を及ぼすことを統計を使って説明、そのうえで学年という制度にこだわらず、生まれ月3ヶ月ごとにグループを作って徒競走をしたり、偏差値計算をしてもよいのではないかと提唱しています。
人間と馬とは違いますが、遅生まれの馬の平均獲得賞金が少なく、その結果が取引価格にも反映されているとすれば、5,6月生まれの馬とその生産者に配慮する手段として2歳から3歳の途中ぐらいまで、「遅生まれ限定レース」を組むことも一案かもしれません。
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