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2008年2月14日 (木)

奴隷貿易がアフリカに与えた影響

アフリカの低開発の原因として、ヨーロッパの植民地支配と奴隷貿易がよく挙げられます。

奴隷貿易については、それによってアフリカの労働力が流失し、経済成長を阻害したという程度の認識しかなく、現在の低開発状態にとってどのぐらい影響を与えるのかについてはよくわかっていませんでした。

今日、The Historical Origins of Africa's Underdevelopmentという記事を読んだのですが、これによれば、アフリカ諸国のうち、奴隷貿易で多くの人間が輸出された地域ほど現在(2000年)の一人当たりGNPは低いという相関関係がみられるそうです。

しかも、奴隷貿易が盛んだった地域は当時としてはもっとも発展していた地域だったにもかかわらず、多くの人々が奴隷として連れ去られた結果、幅広い民族グループの成立が阻害され(民族が断片化され)、政治構造が脆弱化し、現在も民族的に断片化された地域となっているというのです。

この記事を書いたNathan Nannブリティッシュコロンビア大学准教授の計算によれば、もし奴隷貿易がなければアフリカと他の開発途上地域との経済格差の99%は存在しなかっただろうということです。

奴隷貿易は1400年代~1800年代まで4世紀の長期にわたって行われていましたが、想像以上に大きく現在のアフリカの状態に影響を与えているようです。

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