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2008年7月21日 (月)

出資基準あれこれ

迷走中の出資馬選びですが、そういうときは統計に頼れ!

というわけで、例によってTargetで検索しながら見つけたことをいくつか。

ラフィアンは関西牝馬が優勢

BRFグループの直近10年(現3歳世代から12歳世代)のデータを調べてみました。以前、ラフィアンだけで調べたのですが、コスモの冠名をつけたビッグレッドファーム名義の馬も多数いますので、こちらもあわせて集計したところ、こんな結果が。

 
  頭数 平均賞金 頭数 平均賞金
関東馬 547 1,740 178 1,122
関西馬 167 2,372 49 3,201

これをみるとラフィアンにおいても関西馬が優勢ですが、特筆すべきは関西所属の牝馬の平均賞金が3,201万円と高いことです。

頭数は49頭と少ないですが、マイネサマンサ(23,895万円)、マイネアイル(21,836万円)、コスモマーベラス(21,270万円)、マイネソーサリス(11,180万円)、コスモフォーチュン(11,083万円)の5頭の1億円ホースを出しており、その後もこれから大きく飛躍しそうなマイネレーツェル(9,430万円)が続いています。

これに対して関東の牝馬はマイネヌーヴェル1頭のみ(12,540万円)、もう少しでマイネカンナが1億円に達しますが(9,690万円)、大きく差をつけられている感があります。この数字をみると関東所属牝馬に一口行くのはよっぽど気に入った場合でないとやめておいたほうがいいかもしれません。

一方、全体的な傾向として牝馬はアローワンスがあっても牡馬には敵わないので出資対象としては慎重に考えなければならないものの、ラフィアンの関西所属の牝馬はそれを差し引いても一考する価値がありそうです。

母父サクラユタカオーを狙え

ラフィアンではサクラユタカオー産駒の募集はなかったと記憶していますが(Targetで過去20年にさかのぼっても産駒登録なし。岡田美佐子さん名義でコスモシンフォニー1頭がいるだけ)、きっと岡田前社長のお眼鏡にはかなわない種牡馬だったのでしょう。

ところが、セゾンのハナノメガミの07(母の父サクラユタカオー)を調べていたら面白いデータを見つけました。

ラフィアン所属馬で母の父にサクラユタカオーを持つ馬たちは9頭いますが、うち7頭が勝ち上がり、9頭での平均獲得賞金は3933万円と優秀な成績を収めています。

馬名 性齢 厩舎 収得賞金 本賞金
マイネルレーニア 牡4 (栗)西園正都 2450 11330
マイネレーツェル 牝3 (栗)五十嵐忠 3500 9430
マイネルマクロス 牡7 (栗)中村均  1000 6470
マイネルキーロフ 牡4 (栗)中村均  1200 5220
マイネルアトレ 牡3 (栗)中村均  400 1220
マイネルパイレット 牡5 (美)畠山重則 200 700
マイネルアエラス 牡6 (美)加賀武見 200 645
マイネルスペランザ 牡4 (美)矢野進  0 330
マイネルアドミラル 牡3 (美)畠山吉宏 0 50

レーニアレーツェルマクロスキーロフってすごくないですか。

国枝厩舎、母の父サクラユタカオーと条件がそろったハナノメガミの07はなかなかお買い得なのかもしれません。兄のコーナーストーンも走ってますしね。

ユニオンでの基準は

ラフィアンでは、厩舎の別で傾向が見えてくるものですが、ユニオンではあまりはっきりした傾向は出てきません。ラフィアンでは抜群の国枝厩舎もユニオンではクーヴェルチュール以外ではほとんど実績を残せていませんし。

あれこれソートをかけていて思うのは、ユニオンの特徴は特定の牝系が走るということです。しかも、年によって個人馬主に産駒が流れているような馬ではなく、毎年必ずクラブに提供されるような馬。白井牧場のゲランの系統、藤原牧場のミストラルアゲンの子、槙本牧場ならダンシングエルフ、古くは富岡牧場のトミアルコといったところでしょうか。

全体でみればあまり走っていないユニオンですが、これらの馬たちを追いかけていれば、堅実な成績を残せたはずです。やはり、「売れ残り」ではない馬たちを選ぶということがまずもって大事だということなのでしょうね。

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コメント

Southendさん、こんにちは。「傍観罪で終身刑」、いつも楽しく読ませていただいています。せり上げ方法のガイドライン「(間を空けると、購買者は冷静に価格を検討してしまいます)」は感心するとともに、笑ってしまいました。

エオルスハルフェ07とマイネベネラシオン07、ワイドウインダム07は必ず走ります!統計がそう言っています!(笑)。でも真面目な話、この3頭の馬体は見栄えがしますよね。ワイドウインダムはとても800万円の馬にはみえません。厩舎がはやく決まってくれれば検討がしやすくなるのですが…。

そんなわけでしばらく懊悩の日々が続きそうです。

投稿: participant | 2008年7月26日 (土) 18時19分

 こんにちは。『行動経済学と馬選び』ともども興味深く読ませてもらいました(ちょっと時間経っちゃってますが)。
 深く考えたわけではありませんでしたが、ウチの今年のラフィアンは関西牝馬にしました(エオルスハルフェ'07)。それに準ずるのではないかと思われるセゾンも、現時点で関西牝馬2頭(マイネベネラシオン'07とワイドウインダム'07)。鉾田トレセンが軌道に乗ってくればまた違ってくるのかもしれませんけど、もうしばらく関西優位は続くのかなぁと。
 セゾンはおそらく締切時期まで選び放題ですし、母父ユタカオーのハナノメガミ'07含め、じっくり検討したいと思ってます。あと、社台で残っているサマーナイトシティ'07も良さそうに見えますね。僕はもう予算オーバーですが……。

投稿: Southend | 2008年7月26日 (土) 16時44分

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