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2010年1月

2010年1月23日 (土)

言葉のニュアンス

朝日新聞より。

一連の首相の発言の軽さを問われた菅直人副総理兼財務相は22日夕の記者会見で、「宇宙人と称される総理だから、同じ言葉でも我々、地球人とニュアンスが違う。私は長い付き合いだからあまり深刻に考えていない」と擁護した。

これ、そのまま英訳されて世界に配信されたらイヤだなあ。トンデモ国家じゃないかと。

言葉のニュアンスつながりで、関係ない話ではあるのですが、気になっていることを一点。

昨年、イエメンで日本人技師の方が人質にとられた事件がありましたが、外務省の安全対策ホームページをみると「誘拐事件」となっています。

誘拐というのは、甘い言葉などでだましてさらうことであって、当該事件の場合、車で移動中に武装した人に連れていかれてしまったわけですから、「誘拐」ではなく、正しくは、「人質事件」もしくは「拉致事件」というべきなのではないかと思います。

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2010年1月17日 (日)

夏の庭

The_friends 子供の読書用に買ったのですが、自分が読んでみて大変面白かったです。

「夏の庭」(湯本香樹実著、新潮文庫、400円(税別))。

小学6年生の3人が、そのうちのひとりの祖母が死んだことをきっかけに死に興味を持ち、近所に住んでいるいかにも死にそうな老人が死ぬところをみようと見張りを始めるところから話ははじまります。

ところが見張っていた老人と少年たちはいつしか交流をもつようになり、ほとんど張りのない生活を送っていた老人は少年たちとふれあううちに生きる力を取り戻したように、少年たちと一緒に家を掃除し、庭をきれいにし、元気になっていきます。

そして少年たちも老人からいろんなことを教わり、その交流が続くかと思われたときに、ある出来事がおきます。

映画化もされた有名な小説ということですが、不覚にも私はタイトルも作者の名前も知りませんでした。描写がみずみずしく、読むうちに話の世界に引き込まれていきます。最近は電車内で読書していてもすぐに仕事のことが頭に入り込んできて、読書に没頭できなくなっていたのですが、この本はそんなことなく、通勤時間が短く感じられたほどです。

そして、読み終わる頃には、最初は恐ろしかった死というものの向き合い方が、作中の少年たちとともに読者のそれも大きく変わっているという、奥深い小説でもあります。

400円でこういう気持ちになれるというのは、ありがたいことです。読書バンザイ。

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2010年1月16日 (土)

非常に大量に余計な書類

朝日新聞の土曜版、「磯田道史のこの人、その言葉」で取り上げられていたイザベラ・バードの言葉が面白かったです。

バード女史は、イギリス人で1878年に来日、日本の奥地まで旅をしたそうですが、当時の日本人の観察が興味深い。

世界中で日本ほど、婦人が危険にも無作法な目にも合わず、全く安全に旅行出来る国はない。

このあたりの観察は予想の範囲内ですが、次はどうでしょう。

一方で彼女は日本の政府は無駄が多いとみた。日本の役人は<中国や他の国のように>腐敗堕落したことはないが<お金に関する限りどうしても当てにならない><公共のお金が給料の安い大勢の役人によって食い尽くされている>。(中略)
日本の役所はどこでも、非常に大量に余計な書類を書く>と、その無題を批判している。

日本の役所はどこでも、非常に大量に余計な書類を書く…。これは今でもそういう面はある、というか、「説明責任」とか「コンプライアンス」のためにどんどん手続きがふえて、ますます書類が多くなっているような気がします。

私の仕事の関連で、ある調査をやるのに最近、某役所の許可をあらかじめ得なければならなくなったのですが、それにしたがって許可を求めたところ、「許可を出すには結構重いペーパーワークが必要なんですよね。忙しいので1ヶ月ぐらい時間がかかると思います」と言われました。

以前は許可を求めなる必要もなく、機動的に調査ができて特に問題がなかったのですが。許可を求める側にしてみるとなんだか余計な手間と書類が増えているだけのような…。

明治のころからの伝統となると、なかなか一朝一夕に変えるのは大変そうです。

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2010年1月14日 (木)

就職人気企業ランキング

AERAに「2011年卒就職人気企業ランキング」なる記事が載っていました。

この記事で興味深かったのは「企業を選んだ理由」。

優秀な社員が多い
1.三井住友銀行、2.三菱東京UFJ銀行、3.伊藤忠商事、4.三井物産、5.住友商事、6.電通、7.博報堂、8.東京海上日動火災保険、9.三菱商事、10.三菱UFJ信託銀行

給与・待遇が良い
1.三菱東京UFJ銀行、2.三井住友銀行、3.楽天、4.伊藤忠商事、5.三菱商事、6.東京海上ひち同火災保険、7.三井物産、8.JR東日本、9.住友商事、10.みずほ銀行

この2つをみると、かなり重なっている企業が多く、給与・待遇が良いところには優秀な社員が集まる、ということを表しているようです。

一方こんな項目もあるのですが、

社会に貢献している
1.JR東日本、2.JR東海、3.住友林業、4.国際協力機構、5.東京電力、6.関西電力、7.中部電力、8.ベネッセコーポレーション、9.シャープ、10.パナソニック

あれれ、「優秀な社員が多い」と重なっている会社はゼロ、「給与・待遇が良い」と重なっている会社はJR東日本だけで、優秀さや給与とのリンクは薄そうです。

私の職場は比較的公益性を売りにしていますが、優秀な学生は給与・待遇といった経済的インセンティヴに反応するのだとすれば、良い人材の確保に苦労するということでしょうか。ふむー。

よく公務員改革の議論で「給与が低くても公的な仕事をしたいという意識の高い人がなってくれればいい」などといいますが、優秀な人材の確保はそんな口でいうほど簡単ではないような気にさせられる記事でした。

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2010年1月 5日 (火)

スクワートルスクワート

09015_side 年末年始、セゾンのHPを見ていたらスクワートルスクワート産駒の募集馬が気になりました。

パピヨンロワイヤルの08

特筆すべきは価格で総額400万円で、200口募集なので一口2万円。

ユニオンの活躍馬、ソリッドプラチナム(父ステイゴールド)が総額399万円で募集されていたのを思い出しましたが、ソリッドプラチナムは牝馬だったのに対してパピヨンロワイヤルの08は牡馬。牡馬でこの価格は破格です。

血統を加味しての価格なのだと思いますが、父スクワートルスクワートってそんなにいけてない種牡馬でしたっけ、と思い、Targetで検索をかけてみたところ、4歳馬以上の中央競馬登録馬のうち、牡馬に限ってみると、41頭中22頭が勝ち上がっており(53.7%)(注)、平均獲得賞金は1,621万円、41頭の獲得賞金のメディアンは625万円です。

ちなみにリーディングサイヤーのマンハッタンカフェの場合、同様に4歳以上牡馬の中央競馬登録馬の成績は、197頭中84頭が勝ち上がり(42.6%)、平均獲得賞金は1,667万円、メディアンは260万円です。

(注:便宜上本賞金が200万円以上の馬を「勝ち上がった馬」としてみなしています)

サンプル数が違いますので単純に比較はできないとはいえ、平均獲得賞金はリーディングサイヤーと遜色なく、勝ち上がり率やメディアンは字面上は上回っています。しかもスクワートルスクワートの場合、社台系の生産馬はいないのですから、隠れた実力種牡馬の可能性があります。

パピヨンロワイヤルの08は、血統は地味といいつつも祖母は桜花賞3着のローブモンタントですし、馬体のほうもカタログに「青森のセリで馬格の良さに魅かれて購入しました」とあるように、立派なものです。近況写真もいかにもダートの短距離馬っぽい力強い雰囲気を醸し出しており、これはお買い得なのではないでしょうか。

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2010年1月 4日 (月)

新年あけましておめでとうございます

昨年はほとんど更新できませんでしたが、今年はなるべくポツポツとでも更新したいと思っています。

更新を怠っている間に読んでくださっている方も少なくなりましたが、にもかかわらず立ち寄っていただいている皆様、まことにありがとうございます。

今年も引き続き宜しくお願い申し上げます。

皆様にとって2010年がよい一年でありますように。

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