クラブの年別獲得賞金
2010年シーズンも終わりました。
今日届いたラフィアンの会報では、岡田紘和社長がクラブ成績の不振について謝っておられます。
さて昨年は、と申しましても執筆時点ではまだ2週間競馬を残していますが、クラブ所属馬の勝利数は66.一昨年の67に届くとは思いますが、数字としては非常に不満です。しつこいようですが、この主な原因は募集馬の質にあります。
JRAのレースを目指す馬は3頭に1頭しか勝ち上がれませんが、私はクラブ所属馬の世代勝ち上がり率50%」を目安に「平均が良かった・良くなかった」と判断しています。しかし、明け4歳・5歳世代の勝ち上がり率は2年連続で50%を大きく割ったので、必然的に残る古馬の頭数も少なくなりました。
したがって、古馬の勝利数を延ばすことが難しいので、2007年に達成した年間100勝の大台に乗せることはしばらく不可能な状況になっています。全体の成績を見ても惨憺たる状況ですから、ほとんどすべてのお客様のご期待に応えられていないことが分かります。この責任を重く受け止め、心からお詫び申し上げます。
クラブの成績を測る上では、勝利数のみならず、獲得賞金も重要です。未勝利戦の1勝とG1の2着とでは賞金が10倍違いますからね。
さて、その観点から各クラブの獲得賞金を過去20年分グラフ化したのが左の図です(クリックすると大きくなります)。金額の単位は万円です。サンデーサラブレッドクラブは、2000年以前は日本ダイナースの成績をとりました。
これをみると、ラフィアンの獲得賞金はピーク時の20億円から約5億円強落ちていますね。2009年に続いて今年はさらに落ちていて、社長のおっしゃるとおり不調期にあるようです。
とはいえ、水準的には2000年前後と同様です。にもかかわらず、多くの会員から「不振」といわれるのは、①どうしても良かった時期と比べてしまう、②長年社台、サンデーに次ぐ3番手であったために、絶好調な社台、サンデーと比較してしまう、からでしょう。
社長いわく、募集馬の選定を厳しくしているので改善されるであろうとのこと。グラフをみると社台、サンデーであっても過去20年の間には浮き沈みがあったことがわかります。ぜひ復活(?)を期待したいものです。
一方、社台、サンデーの2000年代後半のハイレベルぶりはすごいですね。90年代後半の社台の伸びはサンデーサイレンス導入の効果が出たのでしょうね。その後2000年前後に落ち込みますが、その後2003年から2004年にかけて急伸。
競馬を見ていて実感していますが、グラフでもそれが裏づけられています。キャロットもジワジワと成績を伸ばしてきて、2010年はとうとうラフィアンを逆転しました。社台グループ恐るべし…。
さて、グラフではユニオンも示しましたが、見事に5億円前後で安定(?)していますね。ユニオンのカタログを見ていると、世代によっては牡馬の募集がかなり少ない年もあったりしてバラツキがあるように思うのですが、ある意味この安定ぶりはすごい。
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