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2011年5月 2日 (月)

中東情勢が気になる方への一冊

Middleeastcrisis 「中東 危機の震源を読む」(池内恵著、新潮選書、1500円)

なかなか落ち着きをみせない中東情勢ですが、国により歴史的経緯や政治情勢が異なり、普段からフォローしていない人にはなんだかよくわかりにくいのではないでしょうか。

私も、新聞報道は追いかけているつもりですが、どうもすっきりわかったような気がしません。

そこで手に取ったのが標記の本だったのですが、すばらしい、の一言です。なぜ、この本をもっと前に読まなかったのかと後悔しました。

内容は、著者が新潮社の国際情報誌「フォーサイト」に連載していた記事になっていますが、中東専門家向けに書かれたものではないだけに、ひとつひとつの記事のなかで事案の背景説明がなされていて、門外漢でも情勢が把握できるようになっています。

また、特に優れていると思うのは、今後の展開について、その時々の情報に基づいて予測を試みていて、次の展開を読む座標軸を読者に提供していることです。

著者のフォーサイトでの連載はまだ続いていると知って、何の迷いもなく月会費800円を払ってフォーサイトの購読者になりました。

そこに書かれている、1月のチュニジアのジャスミン革命以後の中東情勢にかかる分析と見解は、まさしく感動ものです。

いや、本当、読むべきですって。声を大にしていいたい。

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