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2011年8月 6日 (土)

ヤバい統計学

Photo 「ヤバい統計学」(カイザー・ファング著、矢羽野薫訳、阪急コミュニケーションズ)を読みました。

統計学が行政や公衆衛生、ドーピング検査、災害時保険といった事柄にどのように応用されているかを分かりやすく解説している本です。

パクリのような邦題タイトルがついていますが、本の内容は極めて真っ当で、あえてこのような書名にしなくてもよかったのではないかと思います。まあ、そうはいっても私もタイトルから「ヤバい経済学」級に面白いのかと思って手に取ったクチではありますが・・・。

統計学者は、平均よりもバラツキを重視して高速道路の渋滞やディズニーランドの混在解消に役立てていることや、カナダの宝くじ売り場の人間の当選率が異常に高いことを統計学的に明らかにして立件する話など、物事の「舞台裏」をみる面白さがあります。

出張前に空港の売店で買い、飛行機のなかで読んだことから、航空機事故にかかる章が興味深かったです。それによると、先進国の航空会社と開発途上国の航空会社では、前者の方が安全だけれども、先進国の航空会社と競合している路線では、事故の割合は変わらないとのこと。

これは競争の原理がそうさせていると推定されていますが、本書ではその原因までは深く言及されていません。ただ、途上国に行く機会の多い私としては示唆に富む内容でした。

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