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2014年1月

2014年1月25日 (土)

マイネルクレイズ16戦目

世間虚仮、唯馬是真。

仕事がとんでもないことになっているのですが、あっという間に週末が来ました。ただ馬だけが真実だ。

さあ、マイネルクレイズ(牡4、父ダンスインザダーク)が16戦目を迎えます。

前走、レース前の追切が今一つで調子が上向いてきていないのかなと思っていましたが、前半無理せず後方から進めたのが良かったのか、大外を3コーナーから捲っての4着と健闘しました。

今週は坂路で好タイムを出しており、厩舎の言う通り、さらに調子は上がっているようです。

今回は距離が1ハロン短縮されますが、前走のように前半ロスなく進められれば今回も見せ場を作ってくれるのではないでしょうか。

期待しすぎるとレース後に胸が苦しくなるので、ほどほどの期待をもって観戦したいと思います。頑張れ大知君。

【レース後追記】

ブービーでした…。前走はいったいなんだったのでしょう。

どうしても逃げたいソムニアシチーがペースを握ったので、2ハロン目は早かったものの、その後は13秒台のスローに落とした流れを先行して、後半全く伸びなかったのですから敗因がよくわかりません。

ううう。

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2014年1月24日 (金)

ある一日

P1030465small ほとんど使われていない線路を歩いているところ。

思わず映画「スタンド・バイ・ミー」を思い出します。線路の上は、枕木の上を歩いていけばよいので、意外に歩きやすい。

P1030464smallこちらはいつから動いていないのか、草木に覆われた線路点検用車両(?)。

思わず「天空の城ラピュタ」のロボットを思い出してしまいました。ラピュタではロボットの肩に小鳥がとまっているシーンがありましたが、こちらは周囲にヤギの親子がうろうろしていました。

フィリピンの鉄道というと、「線路敷地内の不法居住者をかき分けてぼろぼろの列車が警笛をひたすらならしながらのろのろ走る」という昔のイメージが強いのですが、今はごらんのとおり敷地はきちんと管理されており、列車も定時運行していて、昔に比べれば頑張っています。

もちろん昔に比べれば、下の写真のとおりまだまだ課題は多いのではありますが。

 

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2014年1月22日 (水)

貴様呼ばわり

某都市銀行を装ったフィッシングメールが来ました。

2014年「三菱東京UFJ銀行」のシステムセキュリティのアップグレードのため、貴様のアカウントの利用中止を避けるために、検証する必要があります。

以下のページより登録を続けてください。

貴様呼ばわりですか。なんかえらそうですね。

よくこれでひかっかるものだ。

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2014年1月21日 (火)

ローマ五賢帝の覚え方

高校のころ、世界史の先生が「ローマの五賢帝」の覚え方として、次のようなフレーズを教えてくれました。

寝るトラは安心して背を丸くする。

ネルウァ
トラヤヌス
ドリアヌス
アントニヌス=ピウス
マルクス=アウレリウス=アントニヌス

…ほんとにこれ、覚えやすい語呂合わせなのかなあ、と思わざるを得ませんが、25年経った今も、少なくともフレーズを覚えているということは有効だったのでしょう。

さて、安心して背を丸くする、とありますが、実は動物、とくに犬が丸まって寝ているときは、実は安心しているのではなく、緊張している状態なんだそうです。

私の家(といっても日本の家ですが)で飼っているウェルシュ・コーギーは、成犬になってから、いわゆる「捨て犬譲渡会」でもらってきた犬ですが、家に来た当初は、ずっと丸まって寝ていました。慣れない環境で緊張していたのでしょう。

Aikaonthesofaしばらくして慣れてきたら、左の写真のようにのびのびおなかを出すようにして寝ることも増えてて、すっかり丸まって寝ている姿は見なくなったので、確かに犬の場合は丸まって寝ている状態は緊張している状態のようです。

まあ、どうでもいい話なのですが、改定版語呂合わせでは、「寝るトラは安心できずに背を丸くるする 」と改訂する必要があるのではないかと思ったりもします。 まあ猫の場合は犬とは違うのかもしれませんが…。

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2014年1月20日 (月)

首都圏の水があぶない

51g4qi4i8bl__ss500_ 「首都圏の水があぶない 利根川の治水・利水・環境は、いま」(大熊孝、嶋津暉之、吉田正人著、岩波ブックレット706、2007年、480円)。

同僚から「わかりやすくて勉強になる」と勧められて読んだのですが、確かに岩波ブックレットだけあってコンパクトに論点がまとめられていて、勉強になりました。

特に興味深いと思ったのは以下の点。

1.利根川水系の治水・利水は江戸時代から大規模に行われていた。

以前は利根川は東京湾に流れ注いでいたのを、「赤堀川」を開削することによって当時常陸川と呼ばれていた現利根川に流れを変えたこと、江戸川を開削することによって東京湾と鹿島灘を行き来できるようにする北関東の水運を可能としたことは、「まんが日本の歴史」で知ってはいたのですが、大人になってからその事実を改めて知ると、江戸時代ってすごいなと感心します。

2.治水を考える上での計画水量の設定の重要性

利根川の治水というと、民主党政権発足時に話題となった八ッ場ダム建設の継続可否が思い出されます。

八ッ場ダムの件の件については、かつて起きた災害(カスリーン台風)が再来しても大丈夫なように計画をたててそのためのインフラを整備するのは重要、という認識でいました。

この本によれば、カスリーン台風襲来時の最大流量は15,000㎥/秒と推定され、当該流量であれば河川改修で対応可能であるのに、現在利根川水系の治水対策の前提は、カスリーン台風と同じ雨量がふると最大流量は22,000㎥/秒に達するので、河川改修だけでは対応できず上流のダム建設で制御する必要がある、ということになっているそうです。

なぜ22,000㎥/秒かというと、「カスリーン台風当時は上流域で相当量の氾濫が生じたが、それ以降、上流部で河川改修が行われ、開発が進んだので、今同じ雨が降ると、流量が大幅に増加するから」というのが国の説明です。

他方、この本の著者は、そもそもカスリーン台風の時以外で最大流量が1万㎥/秒を超えたのはカスリーン台風2年後のキティ台風のときのみ(1.05万㎥/秒)、当時は、戦争直後で森林の伐採が大々的に行われ、ハゲ山だらけで山の保水能力が低下していたからであって、今はそんなことはない、と主張します。

計画で想定する値が異なれば対策も自ずと変わってくるわけで、さて、どちらの主張が正しいのでしょうか。

私にはどちらの主張にも理があるように思えますが、国の22,000㎥/秒という値は1980年に設定されたということですので、最新の気象データやスーパーコンピュータなどを使ったシミュレーションを行って、まず計画の前提になる最大流量に合意してから、どのような対策がもっともコスト合理性があって環境負荷も少ないか、という議論を進めていくのかな、と思いました。

このほか、首都圏の水使用量は継続的に減っており、水源開発としてのダムや堰は必要ないとか、なぜか国交省の開発は下流域の河川改修より上流のダム建設に偏っているとかの論点があり、確かに為になりました。

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2014年1月19日 (日)

夜明け

P1030412resize ひと月ほど前、タクロバン空港からとった朝焼けです。

当時、まだ市街はほとんど停電していましたので、廃墟のようになっていたターミナルから望む曙光はことさらありがたく、力強く思えました。

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2014年1月18日 (土)

真歌の坂路で5F70秒以内

ラフィアン募集馬の近況が更新されましたね。

「情報がない」という声が聞こえますが、みなさんそれだけ背中を押してほしいのでしょうね。

しかし、よく読むと少しずつ表現が違っていたりして、そのニュアンスの違いを伝えようとしているラフィアン社員の方の苦労も少しわかるような気がします。ストレートには書けない、しかし表現を工夫して事実が正確に伝わるようにする。「霞が関文学」ならぬ「ラフィアン近況文学」。

そのなかでおっ思ったのが、サオヒメの12(父ハービンジャー)の近況。

真歌の坂路で5F70秒台を切るペースで走っているというではないですか。

あの坂路でこの時期にこのタイム。平均ハロン14秒を切るペースで走っているわけですから大したものです。

見学に行ったことのある人ならわかりますが、あの坂路だと途中までくると苦しがって上がってくる馬もいるなかで(思わず「頑張れ」と声をかけたくなります)、この時期にこれだけ動ければ基礎的な能力は高いと判断できるのではないでしょうか。

ちなみにこの表現が出てくるのはもう一頭、アイリッシュクレアの12(父バトルプラン)がいますね。もるげんさん、さすがです…。

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2014年1月16日 (木)

イフガオの棚田

Ifugaoルソン島の北部にあるイフガオに行ってきました。

イフガオは棚田で有名で、保存状態のよいものは世界遺産に登録されています。

写真は、バナウェの棚田です。これは世界遺産登録はされていないのですが、それでも立派なものだと思います。

まだ田植えが始まったばかりということで、休耕地なのかどうか判然としない田んぼもあるのですが、これが苗が生えそろい、晴れていたらきっと壮観なんでしょうね。この土地でとれたお米も食べさせていただきましたが、食感は日本のものに近く、おいしかったです。

ただ、やはり平野部の田んぼに比べると生産性は落ちるのは否めないと思います。2000年近く続いてきた棚田ですが、耕作を放棄する人もいたりして、伝統の保存と生計向上を如何に図っていくかが課題です。世界遺産でとれたお米、ということでブランド米になりそうな気もしますが、そういうわけでもないようです。

意外だったのが観光客がそれほど多くなかったこと。ハイシーズンでないというのもあるのですが、マニラから車で8時間かかりますので、外国人観光客にとって確かに交通の便はよくないのですが、他方タイの北部もそれぐらいかかるにもかかわらずそれなりにお客さんは入っているので、施設やマーケティングに改善の余地があるかもしれません。

ちなみに仕事というのは、日本の援助で小水力発電所を建設し、その売電収入を棚田の保全の原資にするというプロジェクトに関するものでした。世界遺産の維持管理と生計向上を図っていくのが狙いで、来年には完成する予定です。

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2014年1月13日 (月)

マイネルクレイズ15戦目

マイネルクレイズ(牡4、父ダンスインザダーク)が中山12Rに出走します。

前走大敗してから鉾田に出されて一息入りましたが、美浦に戻ってからの調教タイムをみていると、うーん、まだ調子が戻ってきているようにはみえませんが、どうでしょうか。

中山は勝ったコース、騎手もそのときの柴田大知騎手なのでいい走りをみせてほしいところです。

3歳春に好走していたときの位置取りは先行する形でしたが、3歳の中長距離戦ということもあって前半はスローでした。前走のように速い流れで好位を取りに行こうとすると末脚をなくしてしまうので、かかる馬ではないところ、前半はゆっくりと自分のペースで進められればいいところがあると思うのですが。

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2014年1月11日 (土)

データは正直

ヴィンテージイヤーは、先頭から1.2秒差の13着と4番人気らしからぬ走りを見せてしまいました。

馬体重は522㎏

この馬の場合、過去のレースをみても520㎏を超えるといいところがありません

戦前の白井先生のコメントでは「馬体重は増えていると思うが太め感はない」とのことでしたが、数字は正直だったように思います。

加えて京都コースは、これまたいいところがありません

太目の体で実績のないコース、そこに実力が試されるハイペースの流れを先行したことによって息切れしてしまったというところでしょう。1,2番人気の馬も先行して沈んでいることから、厳しい流れだったことに違いはなく、いろいろと不利な条件が重なっての敗戦だったと思います。なお、ハイペースと読んだのでしょう、有力どころを前に行かせて先行勢の中では後ろ目に位置した浜中騎手の騎乗は妥当だったと思います。

もし次に得意な東京に馬体を絞って出走してくれば、きっと元の走りをみせてくれるでしょう。

と冷静に振り返ってみましたが、、、うう、くやしいよう。

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ヴィンテージイヤー24戦目

私のユニオン出資馬の大将格、ヴィンテージイヤー(牡5、父メイショウボーラー)が京都9R天ヶ瀬特別に出走します。

500㎏を超す大型馬でありながら脚部不安もなく、コンスタントに走って24戦目を迎えるのはたいしたものです。

しかも、どのレースもそれなりに有力な印を背負ってのものですので、勝ち星は3つですが、いつも出資者をわくわくさせてくれる馬で、出資者にとっては実にありがたい馬です。

ところでこのレースで一番人気になりそうな、スマートレパード(牡4、父ワイルドラッシュ)は、ユニオンで募集中のペガサス16(父ファスリエフ、母スウィフトレディー)のお兄さんなんですね。

母スウィフトレディーは未勝利、父はどちらかといえば渋いワイルドラッシュでかつ初仔のスマートレパードですが、それでいて市場取引価格が1575万円というのは、よほど馬自体の出来がよかったのでしょう。

ペガサス16の一つ上の兄は父がファスリエフで全兄になりますが、市場取引価格は357万円。現在笠松で活躍中(2勝)。そしてそのしたの妹がユニオンで募集。ふむ。

飛野牧場は、ワイルドアンセムでお世話になっており、リーズナブルな価格で提供してくれるので悪い印象はありません。スウィフトレディーはまだ10歳で、高いポテンシャルをもった母馬の可能性があり、ペガサス16が今後どう成長していくのかウオッチしていきたいと思います。

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2014年1月 7日 (火)

バトルプランについて

51v0tbcpr7l__ss500_ もう今年度募集中の馬たちには出資はしない(したくてもできない)のですが、今年度の募集馬のうち父にバトルプランを持っている馬が何頭かいて、どうも気になります。

バトルプランは、その父エンパイアメーカー産駒が大ブレイクしていることから注目を集めているわけですが、私が気になる理由はエンパイアメーカー直仔だからではありません。

高橋源一郎の本に「競馬漂流記 では、また、世界のどこかの観客席で」という競馬エッセイがあります(集英社文庫、定価720円+税)。

90年代半ばごろに週刊ギャロップに連載されていたものをまとめた本で、当時、自分もたまたまイギリスに住んでいて海外競馬に目覚めたころだったこともあり、一編一編、とても懐かしく読みました。

その中に「泣くなかれ、今日だけは」というエッセイがあります。

これは、94年のBCジュヴェナイルフィリーズでフランダースFlanders(父Seeking the Gold)がセレナズソングと激しいデッドヒートの末、差し替えして勝利したときのことを書いたものなのですが、そこにはこう書いてあります。

 「すげえ」ジョーは興奮しきった顔で呻いた。観客席も記者席も一様に、いま眼前で繰り広げられたレースの凄まじさにただ茫然としているだけだった。そして、人々はフランダースの凱旋を、盛大な拍手で迎えようと、2コーナーから1コーナーの邦楽に視線をやった。だが、いま戴冠したばかりの女王は帰ってこなかった。
 「見ろ」記者の誰かが叫んだ。私たちは双眼鏡を覗いた。向う正面でパット・デイがフランダースから下馬し、心配そうに様子を窺っているのが見えた。
 「骨折だ」
 競馬場に静寂が訪れた。私たちは馬運車がフランダースを運び入れ、立ち去るのを黙って見た。それはよく見かける光景だった。だが、いつまでも慣れることのできない光景でもあった。(後略)

私はこのエッセイを読んで、てっきりフランダースのその後は悲しいものだと思いこんでいたので、バトルプランの血統表に「フランダース 1992」の文字を発見したときにはちょっと興奮しました

フランダース、無事に繁殖入りしていて、しかもバトルプランという活躍馬を産んでいたんだなあと。

うう、こう書いているとバトルプランの子がなんだかほしくなってきたぞ。ユニオンで募集中の「バトルプラン×クリスエスマーチ」 という牡馬がいるのですが、馬格があるうえに馬体のバランスがすごくいいんですよね。

なになに、近況によれば、「馬体重は500kg台の大型馬であるが、とても素軽い走りを見せている。騎乗者は「身のこなしが良く、キャンターを乗るのが楽しみ」と期待を寄せている」とな。一口48,500円か…。

おっと、これ以上カタログを開いて考えていると危ないので、閉じて寝ます(笑)。

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2014年1月 6日 (月)

偽りのウイナーズサークル

51yauycsj2l__ss500_ 久しぶりに手にした競馬小説でしたが、飛行機の中で一気読みしました。

著者は新聞記者で競馬も担当されていたことがあり、きっとそのころに見聞きしたものやご自身で経験されたことをもとに書いておられるのでしょう、小説につきものの「作り物」感はなく、これって本当に誰かがそう言ったのじゃないか、というようなリアルなセリフもあります。

読んでいると、コンサイナーや育成牧場、日本馬の海外G1挑戦などトピックは幅広く、宮本輝の「優駿」の時代とは大きく日本の競馬も変わったのだなあと、小説を通じて実感しました。

ジャンルとしてはミステリ小説に分類されるのだと思いますが、すみません、ミステリとしては、種明かしで明らかにされる前提がやや非現実的で、他の部分がリアルだけに違和感があったのですが、しかし最後の種明かしがなされるまではぐいぐい読ませますし、手に取って損はないと思います。

「偽りのウイナーズサークル」 (本城雅人著、徳間文庫、704円)

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2014年1月 5日 (日)

任国に戻ります

約一週間、日本でお休みをいただきましたが、これから任国に戻ります。

任国に戻ったら代々木ゼミナールよろしく「常在戦場、日々是決戦」なので、ブログの更新頻度もガクッと落ちることと思いますが、脳はインプットよりも「アウトプット」することによって「長期間安定して情報を保存することができる」(「脳には妙なクセがある」P.169)そうですので、少しずつでも書いていくようにしたいと思います。

(数少ない)読者の皆様、これからも宜しくお願い致します。

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2014年1月 4日 (土)

母の名前バイアス

会報をまとめ読みしていたら、ラフィアンが牝馬につけていた「マイネ」の冠号を廃止するということを知りました。

その理由の一つとして、将来繁殖牝馬入りする場合のことを考えて、とのこと。マイネの冠号がついていると、自身やその子供が市場取引の馬でマイナスにとられる可能性があるということと解釈しました。

競走馬は経済動物ですから、その名前が価値に影響を与えることはないはずです。しかし人間の心理は不思議なもので、かっこいい名前やブランドが感じられる名前を選好し、そうでないのは敬遠するということが起きるのでしょう。

しかし、そういう不合理なバイアスを発見し、そのゆがみを突くことこそ利益を生む源。

ラフィアンの募集馬でもそういう「母の名前バイアス」が入っている馬がいるような気がします。

2011年産馬ですと、マイネルボルソー(募集名スーパーマルトクの11)。

母自身は3勝を挙げており、母の兄弟も獲得賞金が8000万以上が2頭と優秀な母系なのに、なぜか募集価格は1300万円と安価でした。馬体もよく、安価なのに、結局あまり売れ行きはよくなく、「スーパーマルトク」という特売スーパーのような名前が影響したとしか思えません。

マイネルボルソーは2歳時は未勝利ながらすでに獲得賞金は740万円を超えており、父フレンチデピュティの成長力を考えても、このまま無事なら募集価格以上の活躍をみせてくれるでしょう。

現在募集中の2012年産馬の中の母の名前バイアス馬は、「マルハチリプリーの12」を指名します。

マルハチリプリーは中央で2勝しており、うち1勝は1150mという短距離戦ながら0.7秒差をつけて勝つなどスピードに優れた馬でした。母系も祖母がトリプルエンコアで、近親も決して悪くありません。

にもかかわらず価格は1300万円で、現時点での残口数はなんと89。11口しか売れていません。父サウスヴィグラスは堅実に活躍していますし、馬体も張りがあって欠点がみあたらず、ここまで売れないのは、ふとんを連想させる母馬名にあるとしか思えません。たとえば「リプリーサイレンス」みたいな名前だったらもっと売れたのではないでしょうか。

いずれにしても、これらの馬たちが価格以上の活躍をするかどうか、今後も引き続きウオッチしていきたいと思います。

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2014年1月 3日 (金)

今年の期待と抱負など

昨年は、マイネルロブストが障害戦で復活、マイネルディアベルが朝日杯で4着、ルーベンスクラフト、ワイルドラッシュの2頭が未勝利を勝ち上がり、ヴィンテージイヤーも1000万下で堅実な走りを続けるなど、私にしてはまずまずの年でした。

今年もこの勢いを続けたいものですが、各馬に対する期待など。

【ラフィアン編】

マイネルロブスト(牡5、父ゼンノエルシド)

活躍目覚ましかった2歳から3歳春までの勢いを失っていましたが、障害転向後に見事復活。3戦目で未勝利戦を勝ち上がり、OP戦でもいきなり4着に食い込むなど、ジャンパーとしての目途を立ててくれました。

そのOP戦で脚を痛めてしまい今は休養中ですが、飛越も少しずつうまくなっていますので、復帰後も堅実な走りを見せてくれるでしょう。あとは無事で活躍してくれることを祈るのみです。

マイネルクレイズ(牡4、父ダンスインザダーク)

3歳春に戦っていた相手と血統(母父がホワイトマズル)を考えると3歳秋以降に大きな飛躍をしてくれるのでは、と思っていたのですが、意外にも500万下で掲示板に載るのが精いっぱいという競馬が続いています。

近況写真や馬体重をみても確かにあまり3歳春から大きく変わった印象はないのですが、それにしても走っていない印象です。兄スターフォワードも歳を重ねつつ活躍した馬ですし、この馬もそのうち覚醒することを期待したいところです。年明けに出走予定です。

マイネルディアベル(牡3、父ナイキアディライト)

現在のところ、ラフィアンの同世代では獲得賞金1位と素晴らしい活躍振りです。馬体も細身ながら無駄肉のないいい体つきになっており、3歳春シーズンも調子を維持して強敵に立ち向かっていってくれることを祈っています。2月1日のクロッカスステークス目標ということですが、ここで目途の立つレースをしてNZトロフィー、NHKマイルカップへの夢へつなげてほしいものです。

セトアンゼラの12(牡2、父ステイゴールド)

2012年産はこの馬で勝負。比較的小柄な馬体なので、デビューも早いのではないでしょうか。馬体のバランスの良さはそのままに成長していってくれればと思います。

なおMiner's Diary さんによれば岡田総帥の期待馬とのこと。この時期の評判なので過信は禁物ですが、ポジティヴな情報であることには違いありません。

【ユニオン編】

ヴィンテージイヤー(牡5、父メイショウボーラー)

ユニオンの大将格。1000万下は卒業済のクラスなので、そろそろ勝ち上がってもらい、準OPのステージでも堅実に戦ってもらいたいと思っています。馬体も引き続き素晴らしいですし、気力の衰えも感じられません。頼もしい馬です。

ルーベンスクラフト(牝4、父スペシャルウィーク)

未勝利を勝ち上がった時の勝ちっぷりから、500万下でもやってくれるはずです。姉バイタルスタイルも兄ソルレヴァンテも勝ち星をコツコツ積み重ねていっていますので、この馬にもその成長力を期待したいところです。

今は脚部不安で一息入っていますが、復帰が予定されている春の福島開催では、勝ったコースでもあり、いい走りをみせてくれるでしょう。

ワイルドアンセム(牡4、父ワイルドラッシュ)

実力というよりは気性面で難しいところがあって力が発揮できていないのがもどかしい馬です。ユニオンのレポートでは育成場も厩舎もいろいろと工夫してくれているのが心強いですが、その工夫にこたえて、持てる力を最大限発揮してほしいものです。ダートの中距離で堅実にかけてくれる馬になってくれるといいのですが。

スターズインハーアイズの12(牝2、父ゼンノロブロイ)

叔父ディープインパクト、兄ダノンパッション。こんな良血なのにまだ残口が多数あるのが不安になりますが、血統面、牧場面、馬体面から高い期待をかけています。

育成場の情報ではテンションが高くなりがちとのことで、細くなりやすい牝馬だけにその点はやや不安ですが、育成場の環境になれてくれば解消されるでしょう。馬体のイメージはディープインパクトファミリーのそれであり、うまく育成していただき、2歳のうちに勝ち上がって牝馬クラシック戦線を意識させてくれるような存在になってほしいと思います。え、世の中そんなに甘くないって? もちろんそうなんですが、そういう期待をかけたくなる血統なので、ご容赦を。

とにかく、全馬無事に、元気に走ってくれればと思います。頑張れ愛馬たち!

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2014年1月 2日 (木)

脳の反射力を磨く

午前中、箱根駅伝を沿道まで見に行って、それが終わったら大学ラグビーの中継を見て、いつも通りの正月を過ごしていると自分がフィリピンに赴任していることなど忘れてしまいそうです。

大晦日はいつも近所のお寺に除夜の鐘を衝きに行くのですが、そこでは鐘をつく前に一言その年の抱負や願いを書くことになっています。

で、今年も衝きに行ったところ、去年、私が書いたものが残っており、それをみると、一言、「経済発展」とだけ書いてありました。まあ、日本経済は成長率がプラスに転じましたし、任国のフィリピンも経済は好調なので願い事がかなったといえなくもありません。

なお、実際の心の中では、「ダービー制覇」とも祈っていたような気がしますが、こちらはかすりもしませんでした。

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さて、年末に家を掃除していると、必ず出てくるのが1年間の間たまったクラブの会報、精算報告書、募集パンフレットの類です。(そして常に家族から捨てるようにプレッシャーがかけられる)

精算報告書は、いつの間にかファイルするようになって10年が経ちますが、それを集計すると恐ろしいことになりそうなので、集計などはせず、そのままそっとファイルの表紙を閉じるだけなのですが、昔の募集パンフレット類はついつい眺めてしまいます。

それをみていると、なんでこの馬が走らなかったのだろう、とか、逆に、この馬が走るのだからわからないものだ、とか、色々と考え込んでしまいます。難しいものです。

正月、脳科学者の池谷裕二先生の「脳には妙なクセがある」 (扶桑社新書、840円)を読んだのですが、その中に、自分では合理的な思考に基づいて自由に意思決定しているつもりでも、本人の自由意思とは本人の錯覚にすぎず、実際の行動の大部分は環境や刺激によって、あるいは普段の習慣によって決まっている、つまり無意識のなかで意思決定はされてしまっている、という話が出てきます。

確かに、馬選びでもあれやこれやといろいろと考えてはいるものの、「最初に馬体写真やブラックタイプを見たときの直感」のようなものは確かに存在します。

ではその直感を誤ったものにしないためにはどうしたらよいのか。

池谷先生は、その無意識のなかで行う決定をよい決定にするためには、よい経験が必要だといいます。

 と同時に、自分が今真剣に悩んでいることも、「どうせ無意識の自分では考えが決まっているんでしょ」と考えれば気が楽になります。そう、そもそも私たちは、立派な自由など備わっていはいません。脳という自動判定装置に任せておけばよいのですから気楽なものです。
 もちろん、自動判定装置が正しい反射をしてくれるか否かは、本人が過去にどれほどよい経験をしてきているかに依存しています。
 だから私は、「よく生きる」ことは、「よい経験をする」ことだと考えています。すると「よい癖」がでます。

(中略)

 たとえば、骨董品の鑑定士は、実物を見ただけで、本物か偽物か、また本物だったらどれほど芸術的価値があるかを、瞬時に見分けることができます。ほとんど反射です。真贋を見極める力は、経験がものを言います。どれほどたくさんの品を見たことがあるのか、どれほどすばらしい逸品に出会ってきたか―素晴らしい経験はかけがえのない財産となり、適切な反射力として実を結びます。センスや直感などもすべて経験の賜物です。
(「脳には妙なクセがある」P.271-272)

そういえばラフィアンの岡田総帥もずっと競馬場のパドックにいて相馬眼を鍛えた、という話をしていたような記憶がありますが、我々も反射力を磨くために、活躍した馬たちの募集時の写真や、種牡馬の写真をずっと眺めて脳の反射力を鍛える必要がある、ということでしょうか。

というわけで、過去のパンフについては反射力を磨く資料として、これからもとっておきたいと思います。

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2014年1月 1日 (水)

あけましておめでとうございます

今年も宜しくお願い申し上げます。

仕事面では、日本とフィリピンの友好親善、両国の経済関係の深化と発展に微力ながら貢献したいと思います。

プライベート面は、今一つパッと思い浮かぶものがないのですが、家族を大切にしつつ、ダイビングなど、自分の心に残るような経験をしていきたいと思います。

競馬面の抱負は、引き続き自分の愛馬を力を込めて応援しつつ、人生を豊かにしてくれる馬との出会いを信じて、「馬選び」の技量を、データ、相馬、思い入れの各方面で磨いていきたいと思います。一口を始めてはや20年以上。そろそろ重賞の一つでも勝ちたいものです。

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