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2014年7月

2014年7月29日 (火)

SONA

今日はラマダン明け休暇で祝日でした。

イスラム教国だとラマダン明け休暇はもっと長いのですが、フィリピンでは公的な祝日は1日だけです。

さて、昨日は大統領の施政方針演説がありました。SONA(State of Nation Address)といい、1時間半から2時間にわたって、大統領が議会で政策方針を述べるものです。

アキノ政権は2011年から2016年までの6年間。フィリピンは、再選が禁止されているので、1期6年でお終いです。今年は2014年で今年、SONAをやると残すはあと1回です。

昨年も思ったのですが、残りがあと2年を切ると、新しい政策が打ち出しにくくなるのでしょうか、演説の内容が、今後の方針よりも、これまでの成果を強調する内容になっているような気がします。

国民に対する説明責任という意味ではわかりやすく、成果でもって示すのは政治の正しいあり方だと思います。他方、やはり将来の政策や今後の新しいインフラ投資の見通しについて、自分の任期以降のことはコミットできないのかもしれませんが、民間企業や海外の投資家については知りたいのではないかと思いました。

あとは、今年の特徴としては

  • 災害復旧・復興(昨年はボホール地震と台風30号があったので)
  • ミンダナオ和平(3月に和平合意がなされたので、今後のステップを順調に進めていくことが大事)
  • フィリピン軍の装備の充実(その背景は触れていませんが、西フィリピン海の最近の情勢を念頭においてのものと思われます)

といったことに触れていることでしょうか。

マクロ経済が好調で、歳入も増えているので政策を遂行する余地も増えているところ、このまま順調に経済発展して、貧困率も下がるとよいのですが。

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2014年7月27日 (日)

柴田未崎騎手

柴田未崎騎手が復帰後初勝利を挙げたそうで、おめでとうございます。

未崎騎手は、私が20年前に始めた一口馬主で初勝利を挙げたマイネルスティングの主戦騎手でした。

スティングは、勝った時の手綱は柴田善臣騎手でしたが、所属厩舎の高木厩舎に入ってきたのが新人の未崎騎手だったので、最多の12戦に騎乗しています。

スティングの引退レース(6着)も当時▲印のついた未崎騎手騎乗でした。

すっかり忘れていたのですが、この時の勝ち馬はマイネブリリアン、3着はマイネルナポレオンだったのですね。

ナポレオンは出資馬だったのですが、一緒に走っていたのを忘れるぐらい、スティングの引退レースということで印象が強かったのだと思います。それぐらい、初めての勝ち星をくれたスティングには思い入れがありました。

ちなみにこの時は、引退するとは思っていなかったところ、前日に競馬新聞を買ったら「このレースで引退の予定。頑張ってほしいね」という厩舎のコメントが載っていて驚いたことを覚えています。

そういう思い入れのある馬に乗っていた未崎騎手ですので、なんとなく応援したくなるのが人情というもの。

柴田大知騎手は、ラフィアンの主戦ということでいつもお世話になっていますし、未崎騎手もこの勝ち星をきっかけに活躍してくれることを祈念しています。また私の出資馬に乗ってくれたらうれしいのですが。

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アニラオ

今日は、マニラから車で2時間ぐらいのところにあるアニラオというダイブリゾートに行ってダイビングをしてきました。

ダイビングのいいところは、ボートに乗ったり潜ったりしている間は、一切のことを忘れられることですね。特に私の場合は、技量がまだまだなので、余計なことを考える余裕もないのですが。

アニラオには、数多くのダイビングスポットがあって、かれこれ10回ぐらい行っていると思いますが、飽きることがありません。

今日行ったのは、ラヤグラヤグバフラと、新しいサイトだというアガフタというところ。

最初のラヤグヤラグバフラでは、ウミガメやフエダイ、ヤガラ、ハナダイ、チョウチョウウオ、クマノミなど、アガフタでは、ヘコアユ、ツバメウオ、シャコ、ハリセンボン、ほとんど岩のように巨大なフグ、ハナヒゲウツボなどなど。

私は水中カメラを持っていないのと、ダイブマスターがフィリピンの人なので、あとで魚の名前を確認するのが困難なのですが、そのほか、たくさんの覚えきれないぐらいの魚がいます。

と、書くとすごく楽しそうなのですが、今日はモンスーンが強くて水面に上がってきてから波にもまれているうちに、気持ち悪くなってしまいました。これが波酔いというやつか…。

ダイビング中に気持ち悪くなるというのは非常につらく、「気持ち悪くなったらレギュレーターの中に吐けばよい」と人はいうのですが、そんな芸当はとても私にはできません。幸い、今日は2本目を潜る前に治まったので事なきを得ましたが。

なお、私がいつもお世話になっているのは、Bontoc in Batangasというダイブショップ、というか民宿ですが、フィリピン人のご主人いわく、日本のお客さんにもたくさんきてほしいとのこと。日本人のお客さんを呼ぶなら日本語が通じた方がいいんじゃない? というと、「君がダイブマスターになってここで働いてくれればいい!」と…。初心者をつかまえて何を言いだすのか。

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2014年7月26日 (土)

マイネルディアベル、中京記念に出走

マイネルディアベル(牡3、父ナイキアディライト)が中京記念に出走します。

前日前売りの時点で単勝68倍のブービー人気です。

1レース単位でネット経由購入できる競馬新聞もみましたが、見事に無印。

出走で興奮しているのは出資者だけか、という空気っぷりですが、この馬の場合、とにかく人気がなくてもそれ以上の走りをみせてきています。

明日も、いつものように、馬群に飲み込まれそうで飲み込まれない、最後まであきらめないガッツを見せてくれるでしょう。和田騎手の腕にも期待です。

【レース後追記】

13番人気13着。

さすが競馬ファンの皆さん、よくわかってらっしゃる…。

3F通過が35秒台で、スローなのかと思いきややはりこの馬場ではハイペースだったようで、上位に来た馬は、一頭だけ一番内を通ったティアップゴールド(6着)を除いて、中段から後方待機の馬たちばかりでした。

とはいえ、直線追い出してから抵抗できずにそうそうに脱落していましたので、後方待機していたら伸びたかというとそれも考えにくいです。

今日のディアベルの敗因は

  • 距離が長すぎた
  • 馬場も重すぎた
  • ペースが速すぎた
  • 相手が強すぎた

ということでしょう。

もうこれで1600mより長い距離を使うことはないのではないでしょうか。

ダメージが少ないといいのですが。

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コロナボレアリス

ユニオンの3歳馬、コロナボレアリス(父ファンタスティックライト)が2戦目で未勝利戦を勝ち上がりました。

コロナボレアリスは、ユニオンの活躍馬アルフェッカの子供で、アルフェッカ自身も未勝利戦をぎりぎりで勝ち上がり、その後活躍した馬なので、コロナボレアリスも今後が楽しみです。

私は出資者ではありませんが、この馬が勝ち上がったのには少し心を動かされました。

というのも、この馬は2歳の2月までは極めて順調な調整を続けていたのですが、去年の3月に繋靭帯炎を発症。

しばらく乗り運動を控えていて、ようやく治って調教を開始できたと思ったら8月末にまた繋靭帯炎を発症してしまったのです。

1歳の12月の写真が素晴らしく、以来気にかかっていたので情報更新されるたびにフォローしていたのですが、いつもウォーキングマシーンでの運動にとどめ患部を冷水で冷しているといった内容の近況ばかりでしたので、出資者の方も、「これは厳しいかもしれない」と思っておられたのではないでしょうか。

それが、デビュー2戦目で鮮やかな勝利。育成牧場も、西浦調教師も、クラブ、出資者の皆さんも耐え忍んで焦らず待っていた甲斐がありましたね。

おめでとうございました。

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2014年7月24日 (木)

マイネルインプレス初時計

期待の2歳馬、マイネルインプレス(牡2、父ステイゴールド)が初時計を出しました。

7月20日には、5Fから69秒-14秒台(強め追う)、7月23日には同じく5Fから70.4秒-13.1秒(G前仕掛け)の時計を美浦ウッドコースで出しています。

昔は、マイネルメッサーがいきなり65秒台の時計を出して、新馬戦を快勝したような記憶がありますが、最近はラフィアンでもそういう馬はいないので、まずまず良しとしましょう。柴田大知騎手が稽古をつけてくれていることをみても期待されていることがわかります。

ギャロップのPOG本でも「父の産駒でここまで動いた馬はいない」などと書かれていて、父がステイゴールドという、私にしてはメジャーな種牡馬の馬を買ってしまっただけについつい大きな期待をかけてしまうのですが、このまま無事にデビューを迎えてくれればと思います。

ところで今週デビューを迎える2歳馬で注目しているのは、ユニオンのロープアドープ(父キンシャサノキセキ)とラフィアンのマイネルオフィール(父ゴールドアリュール)。

ロープアドープは、誰もが認める好馬体の馬で募集開始後ほどなく満口になるような素質馬ですが、先日の追切でマイネルバイカに先着したことをみても、並みの新馬ではありません。

マイネルオフィールは、古馬500万下と併せて余裕の先着。カタログでは後躯が頼りない感じがしたのですが、追切の動画をみているとそんな感じは全然ありませんね。

ラフィアンの馬が活躍するということは、それだけ今年の2歳馬のレベル全体が高いということで、ぜひ頑張ってほしいと思います。

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母父トニービン×母母父ディクタス

マイネルディアベルは、和田騎手で中京記念に向かうようですね。

今日の追切では、さんざん叩かれて終い1ハロンが13.8秒かかっているので、常識的には不安になりますが、この馬の場合、前走でも坂路の時計は54秒台と早くありませんでしたので、大和田先生がいうとおり、あまり心配しなくてもいいのかもしれません。

さて、鉾田ツアーで岡田社長は、ディアベルの体質を解説しているときに「ディクタスにトニービン、ナイキアディライト。うーん…」とうなっていましたが、この配合ってどうなのでしょうか。

父ナイキアディライトはサンプル数が少なすぎるので、母父トニービン×母母父ディクタスという馬の成績を調べてみました。世代は現2歳から11歳の10世代です。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 
馬名性別年齢収得賞金本賞金種牡馬
ドリームパスポート11785043180フジキセキ
セイクリッドセブン722507507フジキセキ
ラウンドワールド414256140ディープインパクト
マイネルディーン57505974ダンスインザダーク
マイネルディアベル318505740ナイキアディライト
オモイデサクラ74502765サクラバクシンオー
モンマックス44502670サクラバクシンオー
ミラグロッサ65102066フジキセキ
ムービーハウス92001754フジキセキ
ナムライチバンボシ42001742フサイチリシャール
ハギノハーセルフ94501730コロナドズクエスト
コスモディセント62001490ステイゴールド
ハギノエントラータ102001260ブラックホーク
フィーリングトーン8200970ワイルドラッシュ
ハギノウタヒメ80820ジェリ
ザグレース50745ディープインパクト
パルマローザ110535アグネスタキオン
カーネルインチーフ90275コマンダーインチーフ
クイーンオブザメイ100192ブラックホーク
アウダーチェ100130スペシャルウィーク
テイエムモーレツ60120ダンスインザダーク
グレートアイランド3090マンハッタンカフェ
ミカエフェクト800トワイニング
ハギノグリッター1100メジロマックイーン
レオーネドーロ800アグネスタキオン
トランジット600アドマイヤマックス
アサクサアドリア800エアエミネム
ムスタングキング300サクラバクシンオー
イセノミライ700ゼンノロブロイ
ヒカルリクエスト1000アグネスタキオン

全30頭中、14頭が勝ち上がり、獲得賞金の平均は、2930万円(!)。平均値はドリームパスポートがいるのでこの数字になっているわけですが、ドリパスを除いても1542万円なのですから、なかなかの値です。

もっとも全30頭といっても、繁殖牝馬の数は、グレースランドムービースクリーンサドーダンサートニーズメモリイハギノトニーレディの5頭だけ。サンプル数が少ないですが、しかし、いずれの繁殖牝馬もコンスタントに走る馬を出している点は、気にかけておいてよいと思います。

でも年齢や繋養牧場的に、今後一口クラブに出てくる可能性があるのは、グレースランドぐらいでしょうかね。せっかく見つけたのに、少々残念です。

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2014年7月23日 (水)

母父シンボリクリスエス×母母父サンデーサイレンス

niftyニュースをみていたら、ハルウララが千葉県の牧場にいるという記事があり、その中で「引退後10年が経ち…」といった趣旨の記載がありました。

Targetで調べてみたら今年18歳。いろいろありましたが、地方競馬で勝ち上がれなかった馬が18歳の今も存命というのは、幸せな馬生だったとも言えます。

しかし、もう10年ですか。月日の経つのははやいですね。

それはさておき。

競馬ファンだと、あの馬の子供がもうデビューか、みたいなところで月日の流れの速さを感じたりするものですが、ラフィアン募集馬のチューベローズに関連して、

「母父シンボリクリスエス×母母父サンデーサイレンス」

という繁殖牝馬の産駒成績について検索したら、さしていないだろうと思いきやすでに11頭もいてびっくりしました。

シンボリクリスエスなんて、ついこないだ走っていたような気がするのですが。さすがにそれはないか。

さてその結果は以下の通り。

                                                                                                                           
馬名 性別 収得賞金 本賞金 母名
サンマディソン 3 900 1860 チューベローズ
フェイトカラー 3 400 940 ウエストコースト
エイシンヴァラー 3 400 700 エーシンラージシー
エスティレイズ 3 0 430 エターナルレイズ
カシマムンムーン 3 0 0 カシマヴィーナス
ショッキングコート 3 0 0 シャンディガフ
サイレンスシャドウ 4 0 0 シャンディガフ
コラーゲン 4 0 0 ウエストコースト
リンリンクスクス 3 0 0 レッドストリング
テイケイネクサス 2 0 0 ヒダカナデシコ
タイセイマリーン 2 0 0 コヴェンティナ

まだ2歳の2頭を除いて9頭としても、勝ち上がっているのは3頭で、勝ち上がり率.333ですか。

大種牡馬サンデーサイレンスにシンボリクリスエスの配合でこれは、少し期待外れといっていいかもしれません。

うーん、さてどうしようかいな、と思って、獲得賞金トップのサンマディソンの母をみると、その名はチューベローズ!

む、む。こういう場合はどうすればいいのか。

全体の傾向に従えばシンクリ×サンデーの繁殖牝馬はそれほど傑出しているわけではない、しかしチューベローズはそのトップ。統計をとるか個別事例に賭けるか。

迷ったら、「主役は馬だ」。今後の馬体の成長をみて決めたいと思います。

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2014年7月22日 (火)

台風の名前

台風10号は、フィリピンをそれて台湾方面に向かっているようです。

先週、マニラ首都圏を直撃した台風9号は、勢力を強く保ったまま中国に向かい、何十年に一度の強さの台風として中国では大きな被害が出たようで、今年も自然災害には十分な警戒が必要な年になりそうです。

ところで台風の国際名は、どのように決まるかご存知でしょうか。

昨年フィリピンを襲った台風30号は、国際名「ハイエン」と呼ばれています。これは中国語で海燕という意味なのですが、実はこれ、あらかじめ決められている名前なのです。

先般、日本に上陸した台風8号の国際名はノグリーですが、韓国語でたぬきという意味です。

台風の名前は、東アジア・東南アジア・アメリカの14か国があらかじめ名前をつけており、全部で140個あります。

これが一巡すると、1個目の名前に戻ります。

今の台風10号はマットゥモ(米語で大雨の意味)、次に発生するであろう台風11号は、予言しておきますと(笑)、ハーロンです(ベトナム語でハロン湾からとっている)。

詳しくはこちらの気象庁のHP をご覧ください。

それにしても、各国の台風の名前の付け方はバラエティに富んでいます。

日本は星座からつけているようですが、他の国は、アリ(蟻)とか、バビンカ(プリン)とか、なんでそうなったのかわからない名前もたくさんあります。

ちなみにフィリピンでは国際名とは別にフィリピン固有の名称をつけています。最初に発生した台風はAから始まる人の名前(今年の1号はAgatonアガトンでした)、それから順にBから始まる名前、Cから始まる名前・・・となっています。

去年の台風30号は、台風ヨランダ(Yolanda)と当地では呼ばれています。

ヨランダは、女性につけられる名前で、防災を担当しているある国際機関の担当者の名前がJolanta(Yolandaと語源は同じで東欧バージョン)であるのを知ったときは、なんたる偶然!と思ったものです。世界に多数いると思われるヨランダさんは、ちょっと気の毒な気がします。

ちなみにフィリピンの人に言わせると、「なぜか被害が大きい台風には女性の名前の場合が多い」とか。なんとなくわかるような、わからないような。

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2014年7月21日 (月)

頑張れ矢野牧場

先週末は、ユニオンの矢野牧場の牡馬、スペシャルフォース(父スペシャルウィーク)とアロージェネシス(父ダイワメジャー)の2頭が未勝利戦に出走しましたが、2頭とも7着と奮いませんでした。

一口馬主掲示板に、「馬を選別する目がついてきたらユニオンには出さなくなる」という書き込みがありました。

そのように言いたくなる気持ちはわかりますが、果たしてそうかどうかは、データで検証しないと。すなわち、矢野牧場の生産馬で、個人所有、自己所有、ユニオン提供のそれぞれのカテゴリーで比べてみればよい。

ターゲットで矢野牧場の3歳世代を検索してみると、中央に登録している馬は10頭。でその成績はというと…。

                                                                                                                                   
馬名性別馬主着度数収得賞金本賞金
ミッキーナイト野田みづき 0- 2- 1- 40520
ファイネストアワー矢野秀春 0- 0- 2- 70439
アロージェネシスHBU 0- 0- 2- 40335
ダークインテジャー薗部博之 0- 0- 2- 50310
スペシャルフォースHBU 0- 0- 0- 70190
サトノバイタル里見治 0- 0- 0- 800
リーサムタカ平田修 0- 0- 0- 300
ダノンシラーズダノックス 0- 0- 0- 300
カシノチサヒメ柏木務 0- 0- 0- 300
ワイルドバローズ猪熊広次 0- 0- 0- 100

実は、矢野牧場の3歳世代はまだ一頭も勝ち上がっていないのです。しかも、カシノサチヒメを除き9頭が牡馬ということを考えると、意外な不調と言えそうです。

ユニオン(HBU)に提供されている2頭は、アロージェネシスが賞金335万円で3位、スペシャルフォースが190万円で5位ですから、ことさら走らない馬を選別してユニオンに回したとは言えないでしょう。

本当は、掲示板に書き込みたかったのですが、書き込みエラーが出てしまうので(たぶん、フィリピンのサーバーが怪しいと思われているのでしょう…)、こちらに書きました。

しかしこれは、2歳でスターリーウインド(父ゼンノロブロイ、矢野牧場産)に出資している私としては気になるデータです。

ミッキーナイトダークインテジャーは、市場取引で2100万円の値がついた馬で、出来はそれだけの評価を受けるに値するものだったはずです。では育成が良くなかったのでしょうか。それともたまたまでしょうか。

いずれにしても、この成績は、ショウナンマイティソルレヴァンテを出している矢野牧場にとっては大いに不本意なはず。これからの巻き返しに期待します。

がんばれ!矢野牧場。

PS
ルーベンスクラフトも頑張ってね。

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2014年7月20日 (日)

マイネルディアベルの次走

トヨタ賞中京記念か福島テレビオープンか。

マイルの中京記念の方が距離的には良いのでしょうが、相手がさすがにすごい。

サダムパテック、クラレント、トーセンレーヴ、フラガラッハ、サトノギャラント、マウントシャスタ…。マジェスティハーツもいますね。

こんな馬たちと走るのか。すごいぞマイネルディアベル。

というか、そもそも賞金的に出られるのでしょうか。

福島テレビオープンだと相手は少しラクになりますが、そこはオープン競走、アロマカフェとかレッドレイヴンなど、強そうな馬がごろごろいます。除外の権利を持っているので、出走はかなうのでしょうけれども、1800mの距離がどうか。

必ずしも折り合いがつかない馬ではないので、コーナーが4つあって前半息が入れられる福島コースならこなせるのかもしれませんが、迷うところですね。

大概、ダビスタだと確実そうなオープン特別にまわって勝てずにガックリ、というパターンだったのですが。

どっちか決めろ!と私が言われたら、ええい、かわいい子には旅をさせろ、大和田先生も中京記念が本線らしいので、中京記念でお願いします。

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馬選びPDCA

函館1Rでプラチナコード(父ゴールドアリュール)が好タイムで快勝しました。

出資者の皆様、おめでとうございます。

プラチナコードは、母がクロフネ産駒で関東オークスを勝ったホワイトメロディー、近親もミレニアムバイオがいる優秀な血統です。

カタログの写真をみても、ちょっとおなかが出ているかなという気はしますが、前後躯のバランスが良く、歩く姿も前脚の出が良く滑らかに進んでいく感じです。

価格は1500万円ですから、牡馬としては平均的な価格、重賞勝ち馬の子供にしては安い部類だと思います。

こんなに買い材料がそろっているのに、なぜ私は買わなかったのでしょう。1年前に戻って自分を責めたい。

自分の失敗は認めたくないものですが、現実を直視しないと進歩はありません。

  • 冬毛が生えていたのと葦毛のせいで、皮膚が厚そうにみえた
  • 父ゴールドアリュール、母の父クロフネで、上記とあいまってなんとなくスピードが足りないような気がした
  • 提供牧場の岡本牧場はユニオンではたぶん初ですが、なぜこれだけの馬がこの価格でユニオンに提供されるのか不思議だった。本来だったらホワイトメロディーの馬主さんとか、個人馬主に売られてもおかしくないと思われた

・・・なんか、自分で書いていても浅はかな考えで恥ずかしいですね。

カタログ写真で冬毛が生えている、なんていう理由で却下していたらキリがありません。血統も、母の父クロフネにだけ注目するのではなく、祖母の父Seeking the Gold、曾祖母の父Danzigとあるのをみれば、決して鈍重な感じはなく、むしろ短距離にも対応できるキビキビとした印象を受けます。

提供牧場が初、というのはまさに下種のかんぐり、下手の考え休むに似たりで、ユニオンという新しい販路を開拓するのであれば最初に有力な馬を提供しようとするのが自然、とも考えられます。

なお、この世代で選んだスターリーウインド(牝2、父ゼンノロブロイ)は、やや疲れがでたとのことで育成場で一休み中です。もともと秋デビュー目標なので良いのですが、私の目に狂いはなかった、と安心させてくれるような活躍を期待したいものです。

それにしても、プラチナコードのカタログにある、「芝馬を希望される方はご遠慮願いたいのです。」という岡本牧場のコメントをみると「ふふ」と思いますね。そうした思いで生産した馬が函館2歳Sを上回るタイムで芝1200mを勝つのですから、競馬は面白いです。

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2014年7月19日 (土)

出資馬ではありませんが

今日のマイネルエスパスは残念でした。

重賞のパドックでも一頭風格が抜けた感じで、2.0倍の一番人気も納得の出来だと思いましたが、道中スムーズに加速がついたところで松岡騎手が先頭に立つのを嫌ったのか、手綱を抑えて我慢しながら3コーナーから4コーナーを回ったのが結果的には敗因だったように思います。

マイネルラヴも大きなストライドの馬で、いざ追い出してから切れる脚が使えるというタイプではなかったように記憶しており、函館の短い直線では早め先頭から押し切る競馬の方が良かったのではないでしょうか。

もっとも、重賞で5着、しかも力負けではないのは明らかなのですから、引き続き楽しみですね。

今日は、マイネル勢がサクセサー、ノンノ、サンオペラが勝利をあげ、イルミナルも2着と気を吐いたのですが、エスパスの単勝につぎ込んでしまったので大幅マイナスになってしまいました…。

ところで、「栗山求の血統ブログ」を読んでいたらマイネルエスパスが、「一口馬主好配合馬ピックアップ2013」のお勧め馬であった、ということを知り、普段はこうしたたぐいのものにお金は出さないのですが、血統ブログの記事はいつも面白いので、ふらふらと「一口馬主好配合馬ピックアップ2014」を購入してしまいました。2980円。

読んでみたところ、ラフィアン、ユニオンの馬が何頭かとりあげられており、ふむふむ、ほう、なるほど…なかなか興味深いです。血統だけでなく、馬体についても血統的観点から触れられています。

これまで自分がノーマークだった馬が取り上げられていて、あらためてカタログを見直してみると新たな発見があったりして、いいですね。

この趣味も20年ぐらいやっていると見方が凝り固まってきてしまうようで、新たな視点を加えてみることでちょっとリフレッシュできたような気がします。

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2014年7月16日 (水)

フィリピン馬主協会員との会話

先日、仕事中に話していた方が、何を思ったか「自分はフィリピンの馬主協会にも所属しているのだ」という話をし始めました。

「それはすごいですね。」と思わず私。

「日本の競馬だって知っているよ。サンデーサイレンスだろ? それになんだっけ、今はサンデーサイレンスの子供ですごいのがいるじゃないか。」

「ディープインパクトですか?」

「そう、それだ。ディープインパクト!」

いやあ、本当はこの話題で盛り上がりたかったのですが、仕事中でほかの人もいたのでグッとこらえました。フィリピンにも競馬はあるのですが、まさか仕事のカウンターパートからサンデーサイレンスの名前が出るとは…。

それだけサンデーサイレンスとディープインパクトが偉大である、ということですね。

ちなみにその方は馬主協会におられるぐらいですから社会的にも大成功されているのですが、若いころは日本に働きに来ていて、苦労もされたようです。

ホテルで「歌をうたえ」と怖いお客さんに言われ、歌っていたら、「お前ちょっとこい」と言われていきなり頬を打たれ、びっくりしていたら、「うまいじゃないか。これとっとけ」と何万円もお金をもらった話をされていました。いったい、どんな国だニッポン・・・。

ただ、その苦労話を懐かしそうにするところがフィリピンの人の懐の深さだなあと思いました。

最近、死んでも会社に責任は一切ない、という内容の一文をフィリピン人労働者との契約書に入れていた企業のことが報道されていましたが、大概のフィリピン人がかなりの日本びいきであることを思うと、大変悲しくなるニュースでした。

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2014年7月15日 (火)

三国志を読む

単身赴任者の休日はヒマです。ほんとに。

月曜日に部屋で死体が発見されたら、死因は間違いなく「ヒマ死」です。

ただ、幸いなことに、最近はタブレット端末で電子書籍が買えるようになりました。

高校生の頃、国語の教師が「○○(有名人の名前。誰だか失念)は、活字をかならず毎日一定量読むように心がけており、読むものがなくなると吉川英治の三国志や太平記を読むなどしてそのノルマを達成していた」という話をしていたのを思い出し、i-bookで三国志を読み始めました。

多分、読むのは高校生の頃振りですが、変わらず面白いですね。

むしろ高校生の頃より、各武将の身の振り方が興味深くて面白いかもしれません。

ただ、気になるのが、ところどころにある誤字。おそらく、OCRにかけてろくに推敲もせずに電子書籍にして販売したのだと思いますが、「五百人」が「五首人」になっていたり、「邢栄道」が「邪栄道」になっていたり、かなりひどいです。

電子書籍なので気が付いたら直してアップデートすればいいのかもしれませんが、これでは吉川英治もお気の毒です。

そもそも原作や作家への敬意が感じられず、非常に残念です。

えっ、そうした間違い探しも暇つぶしになっていいじゃないかって?

いや、暇つぶしというレベルでないのですよ。本当に多すぎて。

というわけで、反省してください > ゴマブックス様

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2014年7月13日 (日)

台風情報

こちらに来てから重宝しているのが、気象庁の「台風情報」 です。日本のニュースでは、日本に影響が出る台風しか報道されませんが、気象庁の台風情報は、それが日本に影響するかどうかにかかわらず、すべての台風の情報を提供してくれています。

先週は台風8号が日本を襲いましたが、今週は台風9号がフィリピンに来そうです。

9_2

これをみると、15日から16日にかけて、マニラを直撃しそうですね。昨年の台風30号の被災地は逸れそうなのは良かったですが、被害が軽微であることを祈るばかりです。

昨日の予報では、15日には勢力が「非常に強い」にまで発達する見込みでしたが、今日の時点では「強い」にとどまっています。

とはいえ、それでも瞬間最大風速は55m/秒にまでなるとのことですので、十分な警戒が必要です。

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2014年7月12日 (土)

ルーベンスクラフト12戦目

明日の福島10R織姫賞にルーベンスクラフト(牝4、父スペシャルウィーク)が出走します。

鮮やかに未勝利を脱出してから約1年。

それから今日まで、3走しかしておらず、休み明けで走っては反動が出て放牧、の繰り返しです。

今回も追い切りをしているうちに背中や腰に疲れが出てきたということで、直前の追い切りも僚馬マイネルランスタンに遅れてしまっています。

そのランスタンが今日のレースであまりいいところがありませんでしたので(9番人気8着)、強気にはなれないのですが、プラス材料としては福島の内枠初ブリンカー騎手エスポジートというところでしょうか。

特に未勝利勝ちしたのは、福島で内の好位を我慢して、追い出したらあっという間に0.5秒差で今回人気しているソムニアシチーにも勝ってしまったというレースでしたので、その再現がみられないか、少しだけ期待しています。

ちなみにエスポジート騎手のことは全くしらないのですが、今日の福島では4走して掲示板3回、最下位1回ですか。まずまずの成績ですね。お願いします!

レース後追記

あおって出遅れ。離された最後方をついていって、3コーナーでは早くも手が動き出し、結局4コーナーでも大きく離されたまま先頭から3.2秒差の最下位14着

いったいどうした⁈ 

勝ったクイーンアルタミラはおめでとうございました。バゴ産駒でかっこいいのですが、伸びやんでいたのがうそのような勝利でしたね。

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追悼 ラムタラ

ラムタラが亡くなったと知りました。

当時、イギリスに住んでいて、ダービーこそライブでの観戦はできませんでしたが、キングジョージ、凱旋門賞を見ることができたのは幸運でした。

馬格はあまりありませんが、栗毛のとてもきれいな馬でした。

キングジョージではペンタイアとの熾烈なたたき合い、凱旋門賞はフリーダムクライにいったんは交わされながらも3冠達成の瞬間を期待する観客の声にこたえるように再度伸びて1着でゴールした姿はいまでも鮮明に覚えています。

NiftyServeの競馬文化フォーラムを知ったのもそのころで、拙い観戦記を書かせていただいたことでいろんな知己を得たことも懐かしい思い出です。それ以前から競馬にははまっていましたが、海外競馬の楽しみ方や競馬を通じた人のつながりなど、私の競馬ライフに大きな影響を与えた馬でした。

なので、種牡馬として日本に来ることを知った時もずいぶんと興奮したものです。駅でスポーツ紙の見出しをみてひったくるようにして買ったのを思い出します。

心残りなのは、結局産駒に出資することができなかったことです。

メインクラブのラフィアンで産駒が募集されなかったことが大きいですね。

ユニオンは、「ラムタラキャンペーン」を開催するなど力を入れていて、計24頭が募集されていたのでチャンスはあったはずなのですが、もったいないことをしました。

ちなみに天皇賞馬ヒルノダムールの母シェアエレガンスは、ラムタラキャンペーンで募集されたうちの一頭でした。

今、あらためてユニオンの24頭を振り返ってみると、このうち11頭が勝ち上がり、出世頭のゴールデンメインは獲得賞金1億3871万円、2番手のカサロスが7800万円と、こう言ってはなんですが、ユニオンとしてはなかなかの活躍振りです。

種牡馬としては失敗、というのがラムタラの評判ですが、サンデーサイレンス全盛の時代、かつ日高の地盤沈下が顕著になり始めていた時期に導入されたのは不運でした。

日本の競走馬で初めてファンになったのがアイネスフウジンだとすれば、海外の競走馬でそれにあたるのはラムタラだったので、訃報に接するとやはり寂しいですね。

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過去最大級と騒いだが・・・予想下回った台風

読売新聞の記事の見出しですが、ダメでしょう、これは。

「騒いだが」の用語に揶揄する意図を感じますが、影響力のあるメディアなのですから、少しは考えてもらいたいものです。

土砂災害も発生していますし、死傷者も出ています。

今回は勢力が予想よりも早く弱まっただけであり、勢力が衰えなかった可能性もあります。天気予報の精度が上がったといっても、完璧ではありません。

たまたま、今日防災の専門家の方のお話を聞くことができました。

フィリピンでは、昨年台風30号で大きな被害がでたわけですが、果たして台風30号が最悪のシナリオと想定してよいのか、その解析とシミュレーションを行っているそうです。

進む速度や通ったルートを変えて、同じ規模の台風でもどのような被害が想定されるのか、そのための対応をどのように行うのかのドリル(訓練)をやるのだといっていました。

防災のように、効果を発揮した=被害が発生しなかった=効果が目に見えない、という施策こそ、丁寧にその意義を伝えていくべきと思います。

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2014年7月10日 (木)

新規募集の季節

がやってきました。

単身赴任先で住所変更をしていないのでカタログがないのですが、不思議なことにカタログが手元にないと、いまひとつ馬選びの気運が盛り上がりません。

WEBで情報は見られますし、写真は印刷したものよりもi-padで見た方がきれいなぐらいなのに、やはり手にもってパラパラ眺めるのにはかなわないようです。

まあそんな状態なので、あまり真剣にみているわけではないのですが、入会しているラフィアンとユニオンで気になっている馬をそれぞれ一頭ずつ。

● ラフィアン

チューベローズの13(牝、父ロージズインメイ)

血統、馬体に比較して割安だと感じたのがこの馬です。祖母がチューニー、自身は中央競馬で勝ち上がれませんでしたが、初年度産駒のサンマディソン(牝、父シニスターミニスター)がすでに2勝を挙げているところから、繁殖ポテンシャルは高そう。

ロージズインメイの子供を選り分ける目は、相当磨かれてきていると思いますので、わざわざよその牧場から買ってきたこの子にはいいところがあるのだと思います。素人目にもシンボリクリスエス×ロージズインメイの配合にしては体に張りがあって俊敏そうな印象を受けます。馬格もありそうで、ダートでも苦にしないでしょう。

生産牧場が斎藤牧場さんで、何年も前に私のブログをブログ記事のなかで紹介してくださったことがあるのも縁を感じます。

● ユニオン

ベストブートの13(牝、父マンハッタンカフェ)

これも血統、馬体との比較で割安だと感じました。なんといっても兄弟が早い時期から大活躍。モズ、クインズハリジャンを兄に持ち、先週は全兄のフォワードカフェが新馬勝ちしました。よほど母が優秀なのでしょう。

父マンハッタンカフェの牝馬の成績を気にする人もいるでしょうが、マンハッタンカフェというのは、どういうわけか社台グループ以外の馬たちが成績優秀な種牡馬で、社台グループの繁殖牝馬の血統や育成環境といったアドバンテージがなくても力を発揮する馬と言えそうです。

馬体は、カタログ写真よりも歩かせているビデオの方が好印象で、首差しの力強さが魅力的に映ります。

両馬とも私にはお買い得に思えるのですが、どちらも満口にはほど遠いようですので、期待の2歳馬(マイネルインプレス、スターリーウインド)の走り振りをみてから出資するか否かを考えたいと思います。

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