ファンの獲得
先日、紹介した「ジャパンはなぜ負けるのか」では、サッカーファンについても一章が設けられています。
それによると、通常ファンは、「小学校低学年の頃にファンになったら、チームがいかに不出来であろうと、一生そのチームを応援し続ける」というイメージを持たれていますが、実際にデータをみると、ファンは思われているよりも流動的で、「ファン」というよりも「消費者」に近い(つまり移り気)ということが言われています。
これはイギリスでの話ですが、日本でもファンというものはそういうものだと思われているので、この分析は結構面白かったです。
かくいう私は、小学校低学年の時に兵庫県西宮市に住んでいたので、中学生以降、海外赴任の数年間を除いて20年以上横浜に住んでいますが、今も「阪神タイガース」のファンです。
なるほど、ファンは移り気というのは事実だと思いますが、他方において、「三つ子の魂百までも」というように、小学校低学年の頃に「好きになったチーム」というものはなかなか変えられないというのも一面の真実かと思います。
5月1日、子供が所属しているサッカークラブが、横浜F・マリノスの企画で、ジュビロ磐田戦の「前座試合」として、日産スタジアムでプレーし、子供はそのままスタジアムでジュビロ磐田戦のチケットをもらえるというイベントに当選しました。
小学校のサッカークラブは、高学年(5・6年生、L)、中学年(3・4年生、LL)、低学年(1・2年生、SL)と3つに分けられていますが、招待されたのは3・4年生のLLチームでした。
なるほど、この年代の頃にひいきチームを見つけた子供は、一生そのチームを応援し続けるでしょうから、マーケティング戦略としては有効そうです。
一応、うちの子供も、試合前のウォームアップをすぐ真横で見られたり、さらに試合でマリノスが勝ったこともあり、家に帰ってきてからも「オー、Fマリノース、マリノース、マリノース、F・マリノース」と歌っていて、狙いは当たったようです。
実を言うと、子供よりも私の方が結構やられてしまい(笑)、思わず、家に帰ってきてから横浜F・マリノスの公式サイトや、スカパーのJリーグパックのHPを見たりしています。子供と同時に親も狙え、というのも先方のマーケティング戦略なんでしょうね。まんまとはまってしまいました。
もうすぐワールドカップということもあり、そのタイミングで「ジャパンは…」を読んだことで、プチサッカーブームが我が家に訪れつつある気配です。
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