出資基準あれこれ
迷走中の出資馬選びですが、そういうときは統計に頼れ!
というわけで、例によってTargetで検索しながら見つけたことをいくつか。
●ラフィアンは関西牝馬が優勢
BRFグループの直近10年(現3歳世代から12歳世代)のデータを調べてみました。以前、ラフィアンだけで調べたのですが、コスモの冠名をつけたビッグレッドファーム名義の馬も多数いますので、こちらもあわせて集計したところ、こんな結果が。
| 牡 | 牝 | |||
| 頭数 | 平均賞金 | 頭数 | 平均賞金 | |
| 関東馬 | 547 | 1,740 | 178 | 1,122 |
| 関西馬 | 167 | 2,372 | 49 | 3,201 |
これをみるとラフィアンにおいても関西馬が優勢ですが、特筆すべきは関西所属の牝馬の平均賞金が3,201万円と高いことです。
頭数は49頭と少ないですが、マイネサマンサ(23,895万円)、マイネアイル(21,836万円)、コスモマーベラス(21,270万円)、マイネソーサリス(11,180万円)、コスモフォーチュン(11,083万円)の5頭の1億円ホースを出しており、その後もこれから大きく飛躍しそうなマイネレーツェル(9,430万円)が続いています。
これに対して関東の牝馬はマイネヌーヴェル1頭のみ(12,540万円)、もう少しでマイネカンナが1億円に達しますが(9,690万円)、大きく差をつけられている感があります。この数字をみると関東所属牝馬に一口行くのはよっぽど気に入った場合でないとやめておいたほうがいいかもしれません。
一方、全体的な傾向として牝馬はアローワンスがあっても牡馬には敵わないので出資対象としては慎重に考えなければならないものの、ラフィアンの関西所属の牝馬はそれを差し引いても一考する価値がありそうです。
●母父サクラユタカオーを狙え
ラフィアンではサクラユタカオー産駒の募集はなかったと記憶していますが(Targetで過去20年にさかのぼっても産駒登録なし。岡田美佐子さん名義でコスモシンフォニー1頭がいるだけ)、きっと岡田前社長のお眼鏡にはかなわない種牡馬だったのでしょう。
ところが、セゾンのハナノメガミの07(母の父サクラユタカオー)を調べていたら面白いデータを見つけました。
ラフィアン所属馬で母の父にサクラユタカオーを持つ馬たちは9頭いますが、うち7頭が勝ち上がり、9頭での平均獲得賞金は3933万円と優秀な成績を収めています。
| 馬名 | 性齢 | 厩舎 | 収得賞金 | 本賞金 |
| マイネルレーニア | 牡4 | (栗)西園正都 | 2450 | 11330 |
| マイネレーツェル | 牝3 | (栗)五十嵐忠 | 3500 | 9430 |
| マイネルマクロス | 牡7 | (栗)中村均 | 1000 | 6470 |
| マイネルキーロフ | 牡4 | (栗)中村均 | 1200 | 5220 |
| マイネルアトレ | 牡3 | (栗)中村均 | 400 | 1220 |
| マイネルパイレット | 牡5 | (美)畠山重則 | 200 | 700 |
| マイネルアエラス | 牡6 | (美)加賀武見 | 200 | 645 |
| マイネルスペランザ | 牡4 | (美)矢野進 | 0 | 330 |
| マイネルアドミラル | 牡3 | (美)畠山吉宏 | 0 | 50 |
レーニアにレーツェル、マクロス、キーロフってすごくないですか。
国枝厩舎、母の父サクラユタカオーと条件がそろったハナノメガミの07はなかなかお買い得なのかもしれません。兄のコーナーストーンも走ってますしね。
●ユニオンでの基準は
ラフィアンでは、厩舎の別で傾向が見えてくるものですが、ユニオンではあまりはっきりした傾向は出てきません。ラフィアンでは抜群の国枝厩舎もユニオンではクーヴェルチュール以外ではほとんど実績を残せていませんし。
あれこれソートをかけていて思うのは、ユニオンの特徴は特定の牝系が走るということです。しかも、年によって個人馬主に産駒が流れているような馬ではなく、毎年必ずクラブに提供されるような馬。白井牧場のゲランの系統、藤原牧場のミストラルアゲンの子、槙本牧場ならダンシングエルフ、古くは富岡牧場のトミアルコといったところでしょうか。
全体でみればあまり走っていないユニオンですが、これらの馬たちを追いかけていれば、堅実な成績を残せたはずです。やはり、「売れ残り」ではない馬たちを選ぶということがまずもって大事だということなのでしょうね。
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